そういう、モデルなんです。

ビジネスモデル、3Dモデル、設計図、模型などの現状と動向を考察、関連書籍の紹介

3Dモデリングは最早コモディティ

30年前はワイヤーフレームマイコン(パソコン)で動かすだけでも驚異で、レイトレーシングに至っては神の領域だった。

今や映画はCGばかりだし、Unity アセットストアで3Dモデルがタダ当然(数千円)で売られているので、「今や、そんなにも簡単に作れる時代になっているのか?」と思って Steam から Blender(無償)をインストールし、本も買ってきて試した。

最初はBlender のサイトのヘルプを見て練習しようと思ったが、ユースケースを想定しないリファレンス・ヘルプなので、練習には適さず、ちょっとわからなかった。この本では、具体例に沿って造形の操作を中心に教える内容になっていたので丁度よかった。

とりあえずプリミティブと呼ばれる基本的な立体図形を組み合わせ、ループカットや押し出しなどを使って、それらしい形を作るのは2時間くらいでできるようになった。

すごく簡単だ。小学生にでもできそうだ。

レイトレーシングメタボール?スカルプ?…もはや標準で Blender に全部入りですよ。こんなツールが今やタダかよ。習得にわずか2時間かよ。

2018年に組んだ新しめのPCで試したところ、それなりに時間はかかるが、数分待てば終わる。

tombi-aburage.hatenablog.jp

しかし、それでも自分で作るのは面倒。

3Dコンテンツ作成を教える専門学校もたくさんあり、フリーランサーや趣味の製作者が多数あふれているようなので、クラウドソーシングなどで頼んですまそう。

こんなに簡単だと、製作は小遣い稼ぎの小学生とか、単価が日本人の10分の1の外国人かもしれないので、受託製作を本業にすると国際競争で単なるワーキングプアになりそうだ。

製作を自分ではやらず、他人にタダ同然でやらせて、同時に使う可能性の高いモデルを組み合わせたセット商品をうまく仕立てプロモーションし、マス販売で儲ける

のでないと絶対食えない。

と、ここまで考えたところで、

世の中のコンテンツ販売サイトはつまり全部そういうモデルで、ある意味当たり前の結論なんだなぁと思った。

デジタルコンベックス、デジタルメジャー(巻き尺)、レーザー距離計

測定した結果を無線 Bluetooth で送信できるので、つまりはスマホタブレット、スマートウォッチなどにデータ収集ができる。

スマートテープメジャー Smart Tape Measure

クラウドファンディング Kickstarter で 2016年にプロジェクト開始。

糸尺(いとじゃく)、レーザー、ホイールの3種類の測り方ができ、無線でデータ転送できるというものだった。

www.kickstarter.com

実際に入手して検証された方の記事がこれ。

gigazine.net

しかし2019/1時点で製品販売はされていないので、今は購入できないようだ。
特許を6つほど抑えてあるらしいので、そのうちどこかから販売される可能性はありそうだが。

その後、同じベンチャーから2018年5月に Kickstarter で再掲示されたものがこれ。

www.kickstarter.com

これは製品化されていて PIEという名前らしい。
しかし金尺ではなくソフト巻き尺。産業用ではない。

www.bagel-labs.com

なお通信機能はないが、以下のような類似品が Amazon に出品されていた。
ロールモード、フレックスコード、ライトモードの3モードとのこと。

ただし出品者は正体不明の中国企業で評価よくない。製品自体についてもこれ以上、何も情報がないので購入はないな。

デジタルコンベックス Digital Convex(デジタル巻き尺)

明らかに産業用であり JIS 1級コンベックスを読み取り、Bluetooth でデータ転送するもの。転送先としてタブレット、パソコンが例示されている。

尺の長さは3種類あり、最大のものは7.5メートル。
柱と柱の間が7メートルなので、これ位あれば建築でも使えるという判断だろうか。

www.digi-tek.com

Web サイトの作りが悪くて画像サムネイルが出ないようなので引用させていただく。

http://www.digi-tek.com/images/ddm100-sys-img.png

出典:株式会社ディジ・テック http://www.digi-tek.com/products/ddm101.html

サイズは大きいし値段も安くはない(業務用なので敢えて定価は出さず、オープン価格)が、JIS 1級なので建築業界でも、いきなりダメ出しされたりはしない。

レーザー測距計

ボッシュ Bosch 社より。色々モデルはあるが、これは150メートルまで。

 スマキョリでデータ転送

とあるとおり Bluetooth 対応で、ISO 16331-1 対応を明示している。

ピタゴラス測定で傾斜測定できるとあるが、この方式についてライカ・ジオシステムからは大して使えない方式だと批評されている。

www.disto.tv

上記はライカの見解だが、水平を保って測定できる状況でない限りは使えない、という意見は建築系の他の方からも聞いているので嘘ではない。

お値段は数倍だが、3次元座標から計算する方式のハンディなレーザー距離計がコレ。

ハンディな距離計には精度の課題はあるが、手軽さで三脚付きの大がかりなレーザー測量機器を上回るので、用途の見極めと技術進化により、いずれ当たり前になっていくものとは思う。

ホロレンズ Hololens やリアルセンス RealSense

深度センサー(距離センサー)などによる空間マッピングができるので、ある程度の測定はできるが、もちろん専用品に勝る精度が出るわけがない方式。

やはりホロレンズで試している人はいた。

azure-recipe.kc-cloud.jp

ステレオスコープ方式のリアルセンス R200 については、ご丁寧にも検証報告の論文があり、誤差は5メートルで6センチということらしい。

検証報告 Intel R RealSenseTM Stereoscopic Depth Cameras 

https://arxiv.org/pdf/1705.05548.pdf

無線 Bluetooth で転送しない方法もある

デジタルコンベックスよりも精度と信頼性は落ちるが、数字がデジタル表示ではっきり表示される安価なデジタルメジャーと、最近流行りの画像認識による数字読み取りを併用するという手もある。

画像認識には精度の保証がないので、読み取りミスを作業者が補正する手段が別途必ず必要だが。

デジタルメジャー eTape16

デジタルメジャー eTape16

 

コンベックスはコンベックスで進化しており、 強力な磁石を内蔵させて一人でピッチ出しできるようにした製品もあるが、磁石と電子機器(デジタル)は相性が悪いので、こういうハイエンドなコンベックスはすぐにはデジタル化はされないだろう。

するとコンベックス本体ではなく外側から、画像認識などで読み取ったり、作業者に音声入力させたりする必要はある。

そもそもJIS1級表示に拘る必要があるのか?

コンベックスにおける JIS1級の意味合いについては、以下に平易な解説がある。

www.monotaro.com

ミツトヨのサイト デジタル製品にJISマークがついていないのは? によれば、

ミツトヨでは、技術変化の大きいハイテク製品であるデジタル製品の測定工具(ノギス、マイクロメータ等)、についてはJIS マーク表示取得を保留しております。

のだが、

>製品検査ではJISの検査基準に準拠した検査方法を取入れて

いる、とのこと。

つまりはデジタル以前の時代から測定工具を多数出荷してきた信頼できるメーカーならば、製品自体にJIS 1級表示のお墨付きがされていなくても実用上、同等の品質確保がされていると見なして構わないのではないかという考え方となっている。

検査・確認なら使えるものと、製造・施工でも使えるものとの格差

検査・確認は答え合わせであり、欲しいのはエビデンス

基本的に間違っていないはずのものを確認するだけなので、多少精度が低くても許容される。精度が低い方法でざっくり測っておかしいなら、精度の高い方法で詳しく測りなおせばよい(そして大抵は合っている)。

こういう用途であれば、極端な話スマートグラス上に目盛りをARで表示するレベルで構わないという判断がありうる。

もちろんホロレンズの場合は、この中でも最高レベルの価格なので、他の業務用途で十分に効果があって、しかも、ざっくりなら距離なども測れます(おまけとして)という話になるが。

製造・施工では、公差が小さく精度無保証は許されない

一方で製造・施工は、それに従って作りますという話なので大きな公差が許されない。

外れる恐れがあります、などとは口が裂けても言えない世界なので検査・確認とはレベルが違う。

ラインの中で作れないような大型品の製造や現場施工・加工のシーンでは、デジタルコンベックス、レーザー距離計が使われることになりそう。

BroadWimax との2年契約を機種変更して更新したら、3年縛りの契約にされた。

4年前に自宅のインターネット接続環境は Wimax にしている。 

tombi-aburage.hatenablog.jp

およそ2年前に、GMOとくとくBB から BroadWimax に乗り換えた。 

tombi-aburage.hatenablog.jp 

2019の春(数か月後)には BroadWimax との2年契約が満期を迎え、月額料金が上がってしまうので、再びリセラーをどこにするか検討しなければならなくなった。 

GMOに乗り換え直したいところだが、相変わらず

本キャンペーンはGMOとくとくBBに新規にご入会となる方が対象となります。過去にGMOとくとくBBと契約され、現在退会済みの方は対象外となります。

とハッキリ書いてあるので、選択肢から外れた。

他の Wimax リセラーについてもチェックはしたが、現行の BroadWimax と比べて大差はないという印象だった。 

2年の期限を待たずに、機種変更と契約更新の追い込み電話

BroadWimax から、先日(2019/1月上旬)に早くも契約更新の追い込み電話があった。

今使っている NEC製の WX03 には不具合はなく、不満はなかったので、WX05に機種変更する動機はなかったが、

  • 機種変更しても、端末費用の追加負担はない
  • 機種変更と契約更新をすれば「2年間月額 -324円(とくトク割)」が継続される
  • 契約更新の事務手数料はかからない

とのことだった。

要するに新規に契約したかのように、2年間の割引が適用される。

機種変更となるので、 現行機種 WX03のクレードル

UQコミュニケーションズ Speed Wi-Fi NEXT WX03 クレードル NAD33PUU

UQコミュニケーションズ Speed Wi-Fi NEXT WX03 クレードル NAD33PUU

 

 が新機種 WX05 でも利用できるのかを質問したが、残念ながらクレードルは使いまわせないとのことだった。 

UQコミュニケーションズ NAD35PUU Speed Wi-Fi NEXT WX05 クレードル

UQコミュニケーションズ NAD35PUU Speed Wi-Fi NEXT WX05 クレードル

 

機種変更と2年契約の継続は、かかってきたこの電話で承諾すれば完了、とのことであり、別途ネットやら電話やらで申し込みする手間もかけたくないので承諾した。 

クレードルも一緒に購入できる(価格も Amazon 同等)とのことだったので、購入した。

新機種への機種変更はかんたん

最初に回線切り替えの申し込み

新機種 WX05 およびクレードルと契約説明書類が入った小包が宅配ボックスに届いたので開封し、切り替え作業に着手した。

私の場合は、古い SIM を使いまわすのではなくて、新しい SIM に取り替える手順になっていた。そのため SIM (回線)を切り替えるという段取りが一番最初に必要であり、専用サイトから申し込めば、翌日の朝9:30~ 順次切り替えが行われるとのことだった。

すでに夜中だったので、切り替えの申し込みだけ行っておき、作業は翌日に行うことにして寝た。

本体とクレードルのセットアップ

翌日の夜に、切り替え作業の続きを再開した。

WX05 の裏ブタとバッテリをいったん外してスロットに SIM を嵌め、もとに戻すことで本体の準備は完了。

クレードルについては、電源が USB Type-C に変更されており旧機種 WX03 の電源ケーブル(Type-B)の使いまわしはできず、クレードルに付属していた Type-C ケーブルを嵌め直した。

何のトラブルもなく、従前どおり通信できるようになった。 

例によって、不要なオプション契約は即刻解約

慣れた人にとっては全く必要のない「オプション契約」を全て解約する。

オプション契約は、「ご契約の内容」上では

  • My Broad サポート(PC)
  • 安心サポートプラス

の2つしか書かれていないのだが、

別途、

  • モバレコ Point Club

とかいうサービスについて、提供元から別の封書にて通知がきたので、実はこのサービスにも加入させられていたことが判明した。

このモバレコというやつは、2年前にはなかったもので、リアル充実生活を送っていらっしゃる方々向けの割引(レストランとか旅行とか)サービスらしかった。

しかし自分には必要ない。

なおドコモはもっと酷いらしい。76歳の方にdキッズのオプションとか鬼か。

まずは「ご契約の内容」記載のURLより2つ解約

  • My Broad サポート(PC)
  • 安心サポートプラス

の2つを解約申請した。解約の画面の分かりにくさは、2年前からほとんど何も変わっていなかった。

tombi-aburage.hatenablog.jp

Broadサポートセンターでございます。
この度はお手続きいただきありがとうございます。

承りました内容は以下の通りです。

────────────────────────────
▼ ご申請内容
────────────────────────────
■お問い合わせの種類:オプションサービス解約
■解約するサービス:
My Broadサポート
安心サポートプラス

 

※ご契約されていないオプションサービスを選択された場合、正常に解約処理がされません。
※ご契約の商材や契約されていないオプション、誤った内容のオプションを申請された場合、解約の処理がされません。またその場合でも弊社からのご連絡はございませんので、予めご了承ください。

 別の画面でモバレコ解約

モバレコからの封書に入っていた

  • 「モバレコポイントクラブ 契約内容のお知らせ」

によると、

「モバレコ WELBOX」の「ご契約者様専用サイト」は契約翌月15日にならないとログインできないとかいう不親切な運用だった。

来月の15日まで待たないと解約できないのか(いかにも忘れそう)…と思っていたが、

別途 BroadWimax の個人ページに入り、オプション解約の画面を見ると、そこでは即日解約できるようにはなっていた。

なぜ少しづつ違う解約の画面が別々にあるのだろう…と思いつつ、即刻モバレコも解約申請をした。

Broadサポートセンターでございます。
この度はお手続きいただきありがとうございます。

承りました内容は以下の通りです。

────────────────────────────
▼ ご申請内容
────────────────────────────
■お問い合わせの種類:オプションサービス解約申請
■解除するサービス
モバレコPointClub


※ご契約されていないオプションサービスを選択された場合、正常に解約処理がされません。
※ご契約の商材や契約されていないオプション、誤った内容のオプションを申請された場合、解約の処理がされません。またその場合でも弊社からのご連絡はございませんので、予めご了承ください。

5月まで毎月チェックしよう。

上記メールは受付完了メールなので、そのとおり処理完了するとは言っておらず、全然信用ならない。しかも解約失敗しても連絡しないと言い切っているので消費者保護の姿勢などは皆無。

メール通知などは、システム的には簡単にできることなのに、わざとやらないというわけだ。

このメールに返信されてもご回答できません

予めご了承ください。

と一方的に通知されていますが「予め了承」には合意いたしませんので、予めご了承ください。

いちおう余計な月額料金がとられていないか、チェックする予定。 

2月度のチェック結果

電話では全く説明なかったが、

  • 2年間の月額割引の割引金額が従前の契約の半分程度になっている
  • 3年縛りになっている

という2つの点において欺かれたが、他はおおむね問題ないようだ。

当方としては契約満了の5月に切り替えるので構わなかったところ、電話攻勢に応じて1月に機種・契約変更をした結果、月額割引の差額分×3か月で600円分くらいを損した形。

f:id:tombi-aburage:20190209092442p:plain

  • 違約金は発生しない、事務手数料無料、端末は無料など、いいことしか説明しない
  • 分かりにくい契約書類を送りつけるとともに、わざと解約しにくくする
  • Webで分かりやすく正確な明細を見るころには、とっくにクーリングオフ期間が過ぎている

というネット通販業界おなじみの手口を使いこなすさまは最早アートといえよう。

まあ、多少の誤魔化しはあったにせよ、どの通信事業者でも似たようなものなので、仕方ないか。固定回線でないので、3年縛りでもあんまり関係ないし。

3年以内に5Gの時代になったら、ちょっと悲しいが・・・

3月度のチェック結果

 2月度と同様の利用明細だった。

Endless Legend (EL) Expansion Set

Endless Space と同様、きわめてアート重視なゲーム。

グラフィックは美しくUXは良好。システムとしては ES シリーズよりもかなり進化している。発売開始は2014年だが、驚くべきことに2018年秋、2019年に拡張が発売された。

ゲームシステムとしては、相当洗練されており模範とすべきだろう。

どういう設定のファンタジーものか?

プレイヤーは12の勢力 faction いずれかのリーダーとなり惑星オーリガ Auriga にいる他の勢力を圧倒する。

勢力 faction

f:id:tombi-aburage:20190112210139j:plain

など 12種類が用意されており、最大8勢力まで参加する。帝国 Empire ともいう。

各勢力の設定は様々であり、ファンタジーものなので色々妄想で補うことになるが、いわゆる普通の人間は Valuters、Mezari と思えばよい。

なお、いちばん左上の Kapaku という網のかかった勢力は、Expansion Set には含まれていない拡張 Inferno を別途購入しない限り使えない。

また 2019/1には次の拡張 Symbiosis が発表され、Mykara とかいう勢力も追加された。
何年も経っているのに、まだ拡張を出す姿勢は素晴らしい。しかも ES2 と同時に。

Inferno の時はみんな驚いた。まあ、コンテンツよりはAIのほうをもっと磨いてほしいけど。

小勢力 minor factions

上記の12勢力のほかに多数の小勢力がおり、村に住んでいる。手なずける pacify ことで自国の労働力を増やせる。

f:id:tombi-aburage:20190112211059j:plain

では、Expansion Set とは?

2018/8の Inferno より前に発売された、Tempest までの拡張やらアドオンやらは全部入っているセット。2019/1時点ではこのセットはもうなくて、本体込みの Collection に一本化されたようだ。

Collection とは?

2019/1に本体と、Inferno までの DLC は全部入っている Endless Legend Collection も発売された。

すでに Expansion Set を所有している状態から Inferno を差分で購入して Collection にする場合、1/25 の特売ではプラス 625円とのことだった。

f:id:tombi-aburage:20190125185628p:plain

勝利条件は?

領地拡大、資金産出量、外交、奇跡、科学研究、敵を覆滅、征服勝利(75%支配)など、4Xではありかちな勝利条件が用意されている。

第一印象

見た目

  • 人物、地形などグラフィックに手抜きがない。

  • 一定のターンが経過すると冬が来て風景が一変したりもする。

プレイスタイル

地図

f:id:tombi-aburage:20190113143507j:plain

  • 世界全体はメルカトル図法の世界地図(標準的)
  • 地図の最小単位はヘクス(標準的)
  • 多数の地域 Region に分割されている。
    1つの地域には1つの都市、1つの勢力しか存在できない点が他ノゲームとは違っている。

マウスホイールを回して縮小・拡大すると地図のモードが変わる。遠ざかるとアイコン表示となり、

f:id:tombi-aburage:20190112210448j:plain

近づくとグラフィックス表示となる。

f:id:tombi-aburage:20190112210453j:plain

都市

内政の管理単位は都市となる。

入植者 Settler を送り込むことで1つの地域の中に1つだけ都市を建設できる。都市内には色んな建物を建設できる。

f:id:tombi-aburage:20190112211149j:plain

都市の大きさは初期では周囲6ヘクスだが、行政区画 Borough Streets を増設することで、都市の占める地区 district の範囲が周りに広がっていく。

したがって成長した都市は、その地域の中でかなり目立つ大きさになる。

伝説的な建造物 Legendary Building や勢力ごとに1つ限定の建造物などもあるが、Civilliztion のように種類が沢山あるわけではない。

f:id:tombi-aburage:20190114095716j:plain

帝国

20ターンに一度、帝国レベルでの政策決定をすることができる。
貯めた影響力 influence を使ってボーナスを加算する。

f:id:tombi-aburage:20190114084855j:plain

資源

地形から算出する標準的な資源としては、食料、産業、資金、研究の4種類。特殊地形では産出量が加算される。

f:id:tombi-aburage:20190112210810j:plain

これ以外に、

  • 強力な道具や武器を作れる戦略資源(特殊金属)
  • 国家レベルのボーナスをもたらす贅沢資源

があり、自国の支配地域内であれば鉱山 Extractor を建設することで利用できるようになる。以下は戦略資源の Glasssteel を発見した例。

f:id:tombi-aburage:20190114081105j:plain

ヒーロー

軍を率いて探索、戦闘などを行う。スパイなど単独で行動することもできる。

f:id:tombi-aburage:20190114080053j:plain

同じ勢力のヒーローは、グラフィック以外の能力体系は同じであり面白味がないため、他の勢力のヒーローを雇うことが割と普通。 

この他の勢力(いわば敵)のヒーローを雇うというシステムは、直感的にはとても違和感があるが、 姉妹品の Endless Space でも同じシステムだった(下図)。

f:id:tombi-aburage:20170604091908p:plain

自分は人類の立場でありながら、アメーバのヒーローを雇ったりしていたので個人的にはもう慣れた。 

tombi-aburage.hatenablog.jp

ヒーローにはスキルツリーがあり、 レベルアップするごとにスキルポイントがもらえるので、それでスキルを選択する。

f:id:tombi-aburage:20190112212524j:plain

同じ勢力のヒーロー同士だと能力体系が全く同じだが、ポイントの使い道を変えることで、ヒーローごとに多少は違いを出すことはできる。それに飽き足らないときは、他の勢力のヒーローを雇えばよい。

f:id:tombi-aburage:20190114082203j:plain

また資源を使って装備を作り、持たせることでヒーローやユニットをガチ強化できる。

f:id:tombi-aburage:20190113142932j:plain

首都建設直後に靴(フルートだけど…)を買ってヒーローの移動力強化はお約束。

伝説的な武器

遺跡の調査をしているときに、伝説的な武器が発掘されることがある。

f:id:tombi-aburage:20190114100016j:plain

この武器は、同じものを複数のヒーローに同時に持たせることができる。

これも相当違和感があるが、「伝説的な武器を発掘して製法をリバースエンジニアリングしたので、大量生産できるようになったに違いない」と脳内変換。

エスト・ミッション

惑星オーリガには、どうやら昔、別の文明があったようである。その廃墟 Ruins を調査すると、資金や資源を貰えたり、クエスト・ミッションが発動したりする。

ヒーローで調査するものだと思いたくもなるが、実は通常ユニットで調査しても発動する。

但しヒーローのほうがハズレは引きにくいし、戦闘になったりクエストをもらったときに有利ではあるが。

f:id:tombi-aburage:20190112210550j:plain

調査のさい、すぐに褒美がもらえる場合

大抵の褒美は資金 dust である。稀に贅沢資源がもらえたりすることもある。

f:id:tombi-aburage:20190112210606j:plain

調査のさい、褒美がもらえるクエストをもらう場合

図書館を建てるという条件を満たせば、技術をくれる。

f:id:tombi-aburage:20190112211726j:plain

勢力に固有のクエス

小勢力を手なずけたら、戦略資源のグラススティールをもらえる。

f:id:tombi-aburage:20190112211503j:plain

手に余るほどのクエストをもらうことになるので、以下の管理画面で一覧することができるようになっている。

f:id:tombi-aburage:20190112211827j:plain

技術研究

3つの時代があり、9つ研究すると次の時代に進む。

f:id:tombi-aburage:20190112211254j:plain

画面でみると技術は大きく4つに分類されている…かのように見えるが、標準的な資源をブーストする技術以外は、1つ1つ効果が全然違う。

したがって4つの仕切りは見やすくするための補助線くらいに思って、1つ1つちゃんと見たほうがよい。

戦闘

世界地図のヘクスがそのまま戦闘に使われるという、かなり変わった仕様。

f:id:tombi-aburage:20190113143652j:plain

面倒くさければ省略(自動)も可能。

f:id:tombi-aburage:20190114085837j:plain

地形の高低差や段差を利用して戦う点に特徴があるが、

  • ユニットの移動力と地図の広さが釣り合っていない
  • ZOCがなく、簡単に迂回され足止めができない
  • ユニットの生産・維持コストが高く、自分もAIも多数繰り出してはこないので戦闘自体が地味

ため、開始後数ターンには肉弾戦となるため、飛び道具系・魔法系の勢力にとっては厳しい。

また戦闘結果は、どちらかの一方的な勝利(相手全滅)で終わることが多く、生き延びても負傷した敵軍を次のターンに追い打ちできることが多いので、やはり一方的な結果になりがち。 

youtu.be

なぜか上下さかさまに

船を買ったのに、海に出られない・・・

Tempest 拡張では海にも要塞、資源、遺跡などが配置されるようになった。

f:id:tombi-aburage:20190114174616j:plain

海の遺跡では陸とは異なる海向けのクエストが発動し、報酬のアイテムも異なる。

f:id:tombi-aburage:20190114174654j:plain

乗り込み船 Boarding Vessel とかいう、いかにも人が乗れそうなユニットがあって、これは傭兵市場でも買える。つい、これにヒーローを乗せて海に出れば遺跡の調査ができるものと思いがちだが、実は全く関係がない。

2番目の時代 Era の造船所 Shipyard という技術を研究すれば、船がなくても、海岸のマスから海に出られる。

ただし戦闘になった場合、ヒーロー以外の一般的な陸上ユニットは驚くほど無力。バシー海峡を渡ろうとした大日本帝国の輸送船と同じ運命になることだろう。

総評

  • AIの戦争遂行力が弱いので中盤以降は押し切りモードになりがち。
    首位をひた走るプレイヤーに試練を与える外交アクションなどにより、多少は難易度が上がるなど工夫はあるが。

    f:id:tombi-aburage:20190119162819j:plain

  • グラフィックやクエストは良く、操作性も優れているので、忘れた頃に勢力を変えて、時々やる分には楽しめる。
  • ヒーローで小勢力をかわしながら遺跡調査をしている間がいちばん幸せ。
    一度調査した遺跡を再度調査できるようにする技術が後半にある。
  • 同時には一体しか出せない単体ユニットのガーディアン Guardian を出す(出される)のは楽しい。

    f:id:tombi-aburage:20190120140304j:plain
    ダメージ 600 を超える範囲攻撃をくらわす、水のガーディアンかこいい。
    f:id:tombi-aburage:20190120144206j:plain 

Endless Legend の Wiki サイト

公式、最新の拡張の情報もいち早く載っている。

endlesslegend.gamepedia.com

その他

tombi-aburage.hatenablog.jp

Surface Pro 4 の画面がわなわなと小刻みに縦揺れして震えだした

年末にステラリスやマインクラフトで遊んでいたら、Surface 4 Pro の画面がわなわなと小刻みに縦揺れして震えだした。

youtu.be

生活音(テレビの音声)は気にしないでください。

続きを読む

Stellaris ステラリス

f:id:tombi-aburage:20181225234414p:plain

宇宙征服ものリアルタイム制シミュレーション(いわゆるSci-Fi 4X)。
RTS だがゲームエンジンEU、HoI、CK と同じでありポーズ可能。

本体の他に DLC も幾つか発売されている。

初代 Sword of the Stars、Sins of a Solar Empire ほどではないが評判は良い。

メジャーで新しいこともあってプレイヤー数は多く、Sword of the Stars II での大失態はすっかり無かったことにされた。

どういう設定の宇宙征服モノか?

プレイヤーは若干異なる特性をもった10の帝国 Empire のいずれかのリーダーとなって宇宙に進出し、いずれかの勝利条件を達成する。

なお拡張や DLC を導入すると、帝国の種類は増える。

7つの種族 Species と 10 の帝国 Empire

f:id:tombi-aburage:20181225234103j:plain

  • 人類、爬虫類、鳥類、哺乳類、菌類、その他よくわからない2つの種 species がある。
    宇宙モノでは毎度のことだが、種によって居住に適した惑星の条件が異なっている。
  • 政府 Government、支配者 Ruler その他、帝国 Empire を特徴付ける要素が幾つかある。
    ほとんどはゲーム上のパラメタへの修正値なので、無用に細かい気はするが。

f:id:tombi-aburage:20181224114140j:plain

f:id:tombi-aburage:20181225234105j:plain

勝利条件は?

ロールプレイ要素が強いわりに、勝利条件の種類は少ない。
そのうち増やされるだろうが、2.2時点ではガチ植民が条件のようだ。

  • 植民可能な惑星の一定割合に植民している

  • 自分の勢力が最後まで生き残っている(=他を滅ぼしている)

第一印象

  • 戦略シミュレーションゲームというよりは、宇宙進出のロールプレイングゲーム
    イベント、ミッション、アノマリが多く、単発で終わらないものも多い。
    同一のプレイで同じアノマリは出ないように制御されているらしいので、宇宙に進出して新たなものを次々発見しているという雰囲気は味わえる。
  • 内政が細かそう。戦闘は適当そう。
    そして敵が全然攻めて来ないので、かなり暇。
  • 細かいパラメタ修正がやたら多い。
    ツールチップを見れば、どこの何のパラメタに利いているのかは一応分かるが、ゲーム上の効果はピンと来ない。細か過ぎる気がする。

tombi-aburage.hatenablog.com

高解像度では表示できないバグがあるらしい

そのうち修正されると思うが、2.2 時点ではウインドウモード Windowed だと高解像度での表示にうまく対応できないというバグがあるようだ。

  • プレイ開始できるがディスプレイよりはるかに低解像度で表示されたり、
  • ゲーム起動はするが下の方にあるゲーム開始、ロードボタンが見えないためプレイ開始できなかったり

散々である。対処としては

  • プレイ開始前のスプラッシュ画面でウインドウモード(フルスクリーン) Windowed (Fullscreen) とするか、
    f:id:tombi-aburage:20181229063750j:plain
  • プレイ開始後であれば、設定 Setting の描画 Graphics で境界なしフルクスクリーン表示 Borderless Fullscreen に設定すれば治る。

    f:id:tombi-aburage:20181229061936j:plain

    用語すら統一できていないので、開発側も狼狽しているようだ。
  • Windows大鏡を使えば、高解像度ノートPCでも問題ない。
    [Windows]キー + [+]キー で起動させておく。f:id:tombi-aburage:20181229065720p:plain

 見た目

  • 3Dではなく、2Dにデフォルメされている。
    完全な平面ではなくて少しだけ高低差はつけてあるが、実質的に2Dと同じ。
  • 星系、惑星のグラフィックは、ひじょうに美しい。
    Endless Space と同等以上。
  • 艦船のグラフィックスは、それほどでもない。

星図 Map

全体図である銀河系星図 Galaxy Map と、星系 System ごとの星図がある。

f:id:tombi-aburage:20181224204404j:plain

ズームイン&アウト、星系選択といった操作性は普通。
右クリック&ドラッグすれば左右方向には自由に回転し(但し、すぐ戻る)、上下についても60度くらいは視点変更できる。

星系 Star System

本ゲームでの基本的な管理単位であり、星系内に宇宙基地 Starbase を建設することにより自国の支配地となる。

星系には恒星、惑星、小惑星帯などが含まれる。
下図は最も真面目に描かれている太陽系の例だが、

は、星系図に名前が表示されている。

f:id:tombi-aburage:20181224114253j:plain

ひじょうに美しいグラフィックスではあるが、戦闘時に惑星や宇宙基地の位置が多少影響するだけであり、内政の観点では Endless Space 程度の抽象度のほうが扱いやすい。

惑星 Planet および衛星

とりあえず太陽系(特に地球)は力が入っており、特別にグラフィックが用意されている。

f:id:tombi-aburage:20190923214336j:plain

下図は木星の例だが、衛星の軌道は4本あり、
第1衛星イオ、第2衛星エウロパも一応存在している。

f:id:tombi-aburage:20181225231552j:plain

なお木星自体は、水素やヘリウムが豊富なガス・ジャイアントという扱いとなっているが、資源は無いという扱いになっている。

f:id:tombi-aburage:20181225232215j:plain

但し資源がない衛星なので、名前が星系図上には表示されていない。

なお太陽系以外は、一般的なグラフィックスの使いまわしである。

操作性

  • 1つ1つの操作は難しくないが、そもそも管理対象がものすごくたくさんあるので、操作量は多い。
  • ターン制ではないので区切りがつけづらく、マイクロマネジメントを始めたら色々と気になってしまいキリが無い。

支配者と、指揮官がいる。

同じ帝国であってもプレイの都度、違う性格と顔グラの支配者 Ruler が出てくる。

帝国内には野党の派閥 Factions もあるので、支配者はプレイの最中に選挙などにより交代することもありうる。

支配者は2つ以上の特徴を持っており、在任中は帝国内に効果が適用される。

f:id:tombi-aburage:20190923214729j:plain

f:id:tombi-aburage:20190923214733j:plain

特に選挙公約を満たせなかった場合、交替となることが多い。

f:id:tombi-aburage:20190923214746j:plain

指揮官 Leaders は、

  • 大臣 Governors
    帝国の政府要人として主に国政に従事
  • 科学者 Scientists
    科学船 Science Ship の船長として主に調査や技術研究に従事
  • 提督 Admirals
  • 将軍 Generals

の4種類を雇用できる。もちろん個人単位で異なる特徴 Traits をもっている。

特徴に合った適切な任務に割り当てれば効果はあるが、少しぐらい効率化されたところで差が感じられないくらいに退屈期が長く、時間に追われることがないため、あまり実感は湧かない。

探検と植民 explore、expand、exploit

ハイパーレーンという航路沿いに、科学船で銀河系内の星系をくまなく探索 explore していく。

科学船には燃料、食料、ホームシックといった制約は一切無いので、他の帝国やヤバい宇宙生物にハイパーレーンの通過を阻止されない限り、果てしなく探索を続けることができる。

f:id:tombi-aburage:20190102161511j:plain

プロモーション動画のようにゲームをプレイ中にクローズアップで見ることは金輪際ないと思うが、人類の科学船の見た目としては、このような感じだ。

f:id:tombi-aburage:20190923214117j:plain

つい今しがたFTL技術を入手した分際の割には機関トラブルなどは一切起こらず、他の帝国と遭遇しても何故か戦闘にはならないので、かなり高速に探索ができる。

f:id:tombi-aburage:20190102162951j:plain

ハイパーレーン沿いの探索 explore 以外に、星系内をくまなく調べていく調査 survey という命令がある。

f:id:tombi-aburage:20181230004338j:plain

調査を行うと、その星系に存在する資源の種類が詳細に分かるほか、宇宙ゲーお約束のアノマリが発見されることがある。

f:id:tombi-aburage:20181230005436j:plain

探索の過程で発見した居住可能な惑星が存在する星系には、植民船を送り込むことで植民を行える。

f:id:tombi-aburage:20190101083225j:plain

但し植民の前に、幾つか済ませておかなければならないことがあり、これがけっこう面倒くさい。

  • 探索しただけでは星系に居住可能な惑星が存在したかどうかの記録が残らないというバカな仕様なので、手許にメモしておく
  • 科学船で星系内にある惑星、小惑星帯、衛星、恒星を「全て」調査 survey
  • 建設船で宇宙基地 starbase を建設

建設船についても、プレイ中にクローズアップして見ることは金輪際ないと思うが、このような姿をしている。

f:id:tombi-aburage:20190923214122j:plain

植民船の建造自体には大した時間はかからず、出発地の人口への影響もない。
植民船 Colony Ship は使い捨てで、入植すれば消滅する。

植民地の開発 Colony Development

入植開始から完了までには一定の時間を要するが、この待ち時間の意味はよく分からない。植民完了後の惑星に対しては、

  • 一次資源を算出する地区 district を開墾したり、
  • 建物 buildings を建てたり(人口 pop が5の倍数に達するごとに1つ)、

する開発を行うことができ、人口 pop や一次・二次資源の生産力を高めることができる。

f:id:tombi-aburage:20181229230426j:plain

居住可能な惑星がない星系には植民はできないものの、

  • 建設船で宇宙基地 starbase を建設
  • 建設船で採掘基地 mining station、研究基地 research station を建設

することでエネルギー通貨、鉱物、戦略物資等々の一次資源を回収できる。

なお一部の適格な惑星に対しては、技術と資金が揃えばテラフォーミングすることもできる。

f:id:tombi-aburage:20190107194146j:plain

戦闘 exterminate

系図上で、艦隊が機動して、くんずほぐれつの戦闘をする。細かくてよく見えないが…

動いている最中の戦闘艦艇はとても目が追いつかないので、泊っている姿を示すと以下のとおり。

f:id:tombi-aburage:20190923214214j:plain


惑星は軌道爆撃で弱体化した後、地上部隊を送り込んで制圧する。

武装や防御の差による影響は、あるのは間違いないが、よく分からない。

艦船設計 Ship Design

艦船は武装・装甲・動力・制御コンピュータなどがモジュール化されているので、それを入れ替えて設計することができる。

f:id:tombi-aburage:20190925233246j:plain

序盤で敵と接触しおらず軍艦もコルベットしかいないなど、面倒くさい場合は、自動設計のままにしておけば勝手に装備は更新される。

外交 Diplomacy

一応、共同研究、不可侵条約、ライバル指定などはできるが、今一つ。

技術研究 technology research

物理、社会、工学の3系統のそれぞれに科学者を割り当てて研究させる。

f:id:tombi-aburage:20181230002337j:plain

次の開発案件の選択肢は、最近流行のランダムなのだが、肝心の技術ツリーは見えないのでいま自分が何をやっているのか分からなくなりがち。Stellaris 2.2.2 (5b48) など外部サイトで参照するとよい。 

航空宇宙学への招待

航空宇宙学への招待

 

巨大宇宙生物リヴァイアサン

同名のDLCを導入すると、星系に陣取る巨大宇宙生物が適当数、登場するようになる。

恒星を喰らう奴とか。

f:id:tombi-aburage:20190923231343j:plain

f:id:tombi-aburage:20190923231623j:plain

 

War for the Overworld (WFTO)

f:id:tombi-aburage:20181222201949j:plain

どういうゲームか?

自分はダンジョンの主となり、各所に罠を仕掛け、モンスター(ミニオン)を率いて、ダンジョンに攻めて来る人間たちのヒーローを撃退する。いわゆるタワー・ディフェンス

通常はプレイヤーが正義のヒーローとなってダンジョンを攻めたり、モンスターを倒すわけだが、真逆なところが面白い。

昔ヒットした ダンジョンキーパー - Wikipedia を懐かしむファンによるクラウドファンディング Kickstarter の資金で開発された後継作であり、基本的なゲームデザインは維持されている。

別の(正統な)後継作としてダンジョンキーパー3 Dungeon Keeper 3 があるが 、WFTO とは別の版元による、別のディストリビューションである。よく似ているが。

英語 Wiki にレファレンスがある。

warfortheoverworld.wikia.com

勝利条件

心臓部であるダンジョン・コア Dungeon Core を破壊されないように守り切ること。
最終的には、敵のダンジョン・コアに相当する封印 Inhibitor だとか地上からの入り口 Overworld Gateway だとかを破壊しにいくことになる。

f:id:tombi-aburage:20181216163218j:plain

f:id:tombi-aburage:20181223163843j:plain

キャンペーン

標準では3つのキャンペーンが用意されている。

f:id:tombi-aburage:20181223141453j:plain

キャンペーン用の地図はきれいなグラッフィックだが、一本道である。

1つめの地上への戦い War for the Overworld キャンペーンの前半は、チュートリアルも兼ねている。

f:id:tombi-aburage:20181223141342j:plain

モンスター(ミニオン)たち Minions

某ディズニーのように可愛らしくはなく、キモカワである。

労働者 Worker は、ダンジョンの壁を掘ったり、資金や重傷者を運んだりする。
戦闘力はほぼ無いが、こいつらがいないと何もできない。

f:id:tombi-aburage:20181216155217j:plain
通常ならば4体までだが、魔法を使って水増しすることもできる。

f:id:tombi-aburage:20181223112011j:plain

より効率的に働かせる技術などもある。

f:id:tombi-aburage:20181223154914j:plain

白兵戦系のモンスターの1種、ナーリング Gnarling。
兵舎 Barracks があると、引き寄せられてくる。

f:id:tombi-aburage:20181216155215j:plain

僧侶系の1つ、カルティスト Cultist。
図書館 Archive があると、引き寄せられてくる。
図書館で技術研究開発者として働いている間、技術ポイントに相当する罪 Sins を生み出す。

f:id:tombi-aburage:20181216163123j:plain

この罪が貯まると上位の技術がアンロックされ、

などが使えるようになっていく。最初は罪0ポイントなので下図のように何も使えないが、罪ポイントが貯まると枠内に使える建物・施設、魔法、ポーション、儀式その他の品揃えが表示される。

f:id:tombi-aburage:20181223094414j:plain

これはチュートリアルの例なので、貯めた罪ポイント以上にアンロックされているが、下の方の枠内に表示されているる。

f:id:tombi-aburage:20181223142352j:plain

このほかに工房 Foundry で罠の部品を鍛造するミニオンなどもいる。

f:id:tombi-aburage:20181223111917j:plain
間に合わないときは魔法で鍛造 Forge する

f:id:tombi-aburage:20181223163924j:plain

Beast に分類される知性のないミニオンもいる。

f:id:tombi-aburage:20181223154944j:plain

彼らはヒューマノイドではないので、死んでも労働者に運んでもらえず復活はしないが、獣の住処 Beast Den に生まれてくる。

f:id:tombi-aburage:20181223154859j:plain

ミニオンにはレベルがあり、平時の訓練・活動や戦闘によって経験値が貯まるとレベルアップする。

ヒーローたち

自分が悪の親玉なので、この場では相手はヒーローだということにしておく。

基本的に人類かドワーフなので顔グラはミニオンよりインパクト薄いが、キモカワなテイストで統一されている。

攻める側も守る側もやることは同じなので、モンスター(ミニオン)と同じような役割別のユニット構成となっている。

穴掘りドワーフ Sapper。

f:id:tombi-aburage:20181216163215j:plain

白兵戦系のテンプル騎士団 Templar。

f:id:tombi-aburage:20181216163126j:plain

そのまんま僧侶 Priestess。

f:id:tombi-aburage:20181216163124j:plain

弓兵 Huntress。

f:id:tombi-aburage:20181223112002j:plain

いろいろ種類はあるが、いったん攻め寄せてきたら、誰であろうとあまり関係ない。
ただ倒すのみ。

地図および地形

ダンジョンの敷地内のほとんどの区画は、労働者が掘ることで開削できる。

たまに掘れないくらい固い岩盤や、特殊な地形がある。

飛行できないミニオンは通れない谷間 Chasm とか、

f:id:tombi-aburage:20181223111927j:plain

橋 Bridge を架けないと通れない水 Water とか、

f:id:tombi-aburage:20181223154935j:plain

f:id:tombi-aburage:20181223154911j:plain

聖められてしまっているため、支配 claim できない地形とか。

f:id:tombi-aburage:20181223111928j:plain

f:id:tombi-aburage:20181223111939j:plain

強化 [Fortified] された地形は、労働者には掘れない。
爆薬 Underminer を作って起爆すれば吹き飛ばせる。

f:id:tombi-aburage:20181223154928j:plain

f:id:tombi-aburage:20181223154921j:plain

掘るよりも面倒くさいが、埋め戻すこともできる。

f:id:tombi-aburage:20181223163845j:plain

建物・施設

重要な建物・施設はダンジョンの地図上に初期配置されているのを見つける必要がある。

ミニオンを地獄(?)から連れてくる Underworld Gateway は、多分ダンジョン・コアの次くらいに重要な建物である。

f:id:tombi-aburage:20181216155226j:plain

自分で作れるので Underworld Gateway ほど貴重ではないが、Beast Den というのもある。

f:id:tombi-aburage:20181223154859j:plain

鈴木土下座衛門が連れてこられた。ヒマなときは偵察するらしい。

f:id:tombi-aburage:20181223143730j:plain

f:id:tombi-aburage:20181223154939j:plain

ペースは遅いが無限に金を採掘できる金塊の神殿 Gold Shirine も外せない。
中央部をクリックすると採掘が有効になり、労働者が張り付いて掘る。

f:id:tombi-aburage:20181223112018j:plain

周りを偵察できるだけの、大して役に立たない神殿とかもある。

f:id:tombi-aburage:20181216163125j:plain

初期配置されていないものは、自分で労働者に建設させねばならず、当然ながら資金・時間・場所を要する。

採掘した金(資金)は最初はダンジョンコアの周りに置かれるが、足りなくなった場合や採掘場所がコアから遠すぎるときには、金庫 Vault を作る。

f:id:tombi-aburage:20181216155219j:plain

白兵戦系のミニオンを呼ぶ兵舎 Barracks とか、

f:id:tombi-aburage:20181216155205j:plain

僧侶系ミニオンを呼び、技術ポイントを生み出す図書館 Archive とか、

f:id:tombi-aburage:20181216163127j:plain

罠に必要となる部品をチャンダーに作らせる工房 Foundry とか、

f:id:tombi-aburage:20181223111916j:plain

建物・施設と、それに惹かれて呼び出されるミニオンには対応関係があるので、バランスよく建設しなければならない。

これら以外に、防衛施設となる多数の罠が建設可能である。

また、ミニオンの健康で文化的な最低限度の生活のためには、

  • 寝床 Lair
    敵にやられて気絶したミニオンが休息・回復する。

    f:id:tombi-aburage:20181216155211j:plain

  • 餌場 Slaughterpen(設置面積3×3以上)

    f:id:tombi-aburage:20181216155209j:plain

  • 酒場 Tavern(設置面積3×5以上)
    レベルの高いミニオンは、餌場では満足しない。

    f:id:tombi-aburage:20181216200153j:plain

なども建設してやらねばならない。
作らないと、ブーブー文句を言って、働かなくなるので。

建物・施設の周りには壁や柵があったほうが、生産性は高くなる。

f:id:tombi-aburage:20181223163947j:plain

指揮命令

プレイヤーはゲーム地図上には登場せず、マウスカーソルがわりに表示されている「手」が自分である。この「手」を使って指揮命令する。

  • 労働者に、掘削や建設その他の指示をする。
    プレイ時間の大半は、労働者を酷使することに費やされる。
  • ヒーローが攻めこんできたら、地図に旗を立てミニオンに集合 Rally をかける。
    集合かけている間は、一切の生産活動が止まるので、できる限り罠で撃退するのが望ましい。

    f:id:tombi-aburage:20181216155245j:plain

  • 直接魔法で支援する
    マナ Mana が貯まったら発動できる。あくまで緊急手段なので、使わないで済むように罠を張り巡らせるのがやはり望ましい。
    回復 Heal (範囲魔法)とか、
    f:id:tombi-aburage:20181216163129j:plain
    戦隊 Warband の一括呼び戻し Recall (単体魔法)とか、

    f:id:tombi-aburage:20181216155238j:plain

    電撃 Lightning (単体魔法)とか、
    f:id:tombi-aburage:20181216163212j:plain
    ミニオンに乗り移って少し戦闘力を強化する憑依 Posession とか。

    f:id:tombi-aburage:20181216155236j:plain
    攻撃魔法は、自分の支配地内でないと使えない場合が多い。

  • 「手」でつまむ。
    ミニオンや資金などをつまんで移動させたりすることができる。

指揮命令されていない間は、ミニオンたちは建物・施設で所定の行動をしている。

  • 白兵戦系ミニオンは兵舎でひたすら訓練してレベルアップ
  • 僧侶系ミニオンは図書館で(ry

労働者 Worker については、たまに意図したとおりに動かないこともあるので、

  • 優先すべき場所を教える Worker Rally を使ったり、f:id:tombi-aburage:20181223111925j:plain
  • 近づくべきでない場所を教える Impasse を使ったり、

    f:id:tombi-aburage:20181223111958j:plain

  • 技術開発(罪の蓄積)でアンロックできる超過労働 Work-A-Lot ポーションを使ったり、
    f:id:tombi-aburage:20181223163844j:plain

  • それでもダメなら「手」で直接労働者をつまんで、直接落としたりするマイクロ・マネジメントも行う。 

えげつない罠(防衛施設)をたくさん作る

木の扉。すぐ破壊されるので、防衛に使うというよりは、自分の部下が敵地に深入りしないように規制するのに使う。

f:id:tombi-aburage:20181223111950j:plain
回転する刃物で切り刻む Blade Lotus。
一応、普段は隠しておくことができる。稼働中は道を塞ぐ。

f:id:tombi-aburage:20181223111918j:plain

砲台 Bombard。
使いやすいが、かなり数を揃えておかないと各個撃破される。

f:id:tombi-aburage:20181223112009j:plain

Bone Chiller などを使って砲台の前で足止めするとよい。

f:id:tombi-aburage:20181223163820j:plain

f:id:tombi-aburage:20181223163931j:plain

これは敵方が使ってくる砲台相当のもの。
火薬が無いのか、単なるバリスタ

f:id:tombi-aburage:20181223111926j:plain

アイテム

自分 Underlord やミニオンに装着させる個人アイテムのようなものはない。

聖遺物 Artefact

全体魔法のような効果を発揮する聖遺物 Artefact (Artifact ではないらしい)が時々地図中に落ちている。拾ってカルティストに研究させると使えるようになる。

いろいろあるが、使うタイミング難しいものが多い。

f:id:tombi-aburage:20181223111941j:plain

f:id:tombi-aburage:20181223112006j:plain

f:id:tombi-aburage:20181223154910j:plainf:id:tombi-aburage:20181223163854j:plain 

明らかに役立つのは、

f:id:tombi-aburage:20181223154931j:plain

f:id:tombi-aburage:20181223163913j:plain

ポーション Potions

錬金術研究所を建設すると、

f:id:tombi-aburage:20181223163920j:plain

えせ錬金術師の Crackpot が登場して、

f:id:tombi-aburage:20181223163941j:plain

怪しげな薬を製造してくれる。
一度で終わりの聖遺物 Artefact とは違って気軽に使える。

 f:id:tombi-aburage:20181223163844j:plain

f:id:tombi-aburage:20181223163949j:plain

f:id:tombi-aburage:20181223163933j:plain