いろいろな企業の成功したビジネスモデル事例を集め、いいとこどりして
その上位にかぶさるように、もしくは仲介するように自社のビジネスモデルを
設定するとこうなります。
「他人のフンドシで相撲をとる」という言葉がお似合いの、
キメラの如き合成ビジネスモデルです。
頭がよい耳年増を集めると、下手に知識があるだけに、こんな結果になります。
しかし、そもそも自社が何も重要な役割を果たしておらず、
何をすべきか分かっていない状態です。
SWOT分析でいうなら「自社の強み」が無い状態です。
その人たちも「自分でやる気がない」ので、主要活動(KA)、リソース(KR)は
出さずに、できると知っているパートナーを代わりに書くのです。安直。
- まず自社が単独でやって成功するビジネスモデルを考えましょう。
自社が必死に取り組んで成功し、強みを作って顧客をつかまない限り、
パートナーも話をきいてくれません。 - いきなりパートナーに依存する発想を、最初は禁じ手にしてください。
キャンバスのKP欄を最初は閉鎖しておくのもいいでしょう。
ビッグデータが流行っているので、データ販売・転売のビジネスモデルを
考えたがる人が増えていますが、まず訊きましょう。
データに対して、自社はどのような付加価値(VP)をつけますか。
そのために自社がなすべき主要活動(KA)は何ですかと。
パートナーのデータを右から左へ流すだけでは相手にされませんよと。