顧客が提供価値を味わって、財布からお金を払うまでのコンテクスト、
ストーリーは、ビジネスモデル・キャンバスでは表現できません。
参加者の間では、コンテクスト、ストーリーが口頭でカバーされますが、
これは参加者以外には伝わりません。
逆にコンテクスト、ストーリーをキャンバスに書き込みだすと、
ビジネスモデルが分からなくなります。
「ビジネスモデル・ジェネレーション」にも書いてあったかと思いますが、
エピソード、ユーザー・ストーリー、ストーリー・マップ、
エンパシー・マップなど、顧客の視点に立った、顧客を主人公にして
説明できるような手法・フレームワークを活用する必要があります。
顧客だけでなく、競合・シナリオなど外部環境についても、ビジネスモデル・
キャンバスでは表現できません。コンテクスト・マップなど、外部環境を
説明するのに適した手法・フレームワークを活用する必要があります。