そういう、モデルなんです。

ビジネスモデル、3Dモデル、設計図、模型などの現状と動向を考察、関連書籍の紹介

アイデアは個人の頑張りで何とかなるにせよ、事業化となれば組織のほうも何とかしないと

新規ビジネスのプロジェクト成功率は、既存ビジネスのプロジェクト成功率の
3分の1位しかありません(10% vs 30%)。

また新規ビジネスのプロジェクト期間は、既存ビジネスよりも長く、
しかも大抵は、しばらく赤字です。

既存ビジネスなら3つプロジェクトを担当すれば1つは成功しますが、新規ビジネスの場合、3年くらい頑張って結局ダメでした。
ということもありがちなので、組織に理解と覚悟がないかぎり、キャリアに傷をつけたくない人は手を挙げないでしょう。

サラリーマン人生

パジェロ(三菱の車)か何かの話でもありましたが、成功したら我も我もと勝ち馬に乗ってきますが、失敗のリスクがある大部分の期間は、黙認するが支援せず。といった態度が大勢です。

そうはいっても夢や希望やアイデアだけで事業化できるわけはなく、何とかして組織を動かす必要はあるので、組織の論理を理解し、うまくスキームを作る努力をしないわけにはいかないでしょう。

また1個にかかりきりにならず、10個以上のタマをもって同時に回したいところです。

なお日本企業では新規ビジネスによる売上高が6.6%くらいしかなく、米国企業11.9%の半分強らしいです。
経営者が経営計画レベルで新ビジネスにコミットしない限り難しいですね。