読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

そういう、ビジネスモデルです。

ビジネスモデル、設計図、模型などの現状と動向を考察、関連書籍の紹介

〔関連書籍〕 ソーシャルメディア進化論

ビジネスモデル

フラット・オープンを重んじるインターネットと調和した企業コミュニティの作法やコツがいろいろ分かる。

ソーシャルメディア進化論

ソーシャルメディア進化論

 

第2章までは、インターネットやソーシャルメディアの発祥と発展の歴史と文化が説明されている。
FOOL(フラット・オープン・オンリー・ロングターム)を尊重する文化の中で成長してきたインターネット上で、その空気を全く読めずに殿様よろしく市民を舐めた不作法を働き、失敗(炎上)している企業もいまだに多いが、2章までの説明で、そうなる理由が大体理解できるだろう。

第3章 ソーシャルメディアの地図

第3章は、現在では多様化が進み、種類も規模も増大しているソーシャルメディアを、2軸・4象限に分類し、それぞれの軸・象限について利点、問題をかなり丁寧に解説している。
ソーシャルメディアのマトリクス分類は、書籍によって色々なパターンがあるが、本書では、

  • 縦軸を人々が繋がる「拠りどころ」とし、価値観 - 現実生活を両極に置いた。
  • 横軸を人々が繋がりの場に「求めるもの」とし、情報交換 - 関係構築を両極に置いている。

第4章 企業コミュニティへの招待

第4章では、利点・問題・過去の失敗例などを分析した結果、消去法で残る

価値観&関係構築の領域(象限)が、実のところ企業にとって最も相性の良い領域だと主張し、うまく運営できている企業コミュニティを例示しながら、その理由について解説している。

  • 交流の場をサークルととらえ、公式サークルのまわりにサポーターとなるユーザーが中心とした多数のユーザーサークルの取り巻き・ロングテールの構造がある「ハレとケ」構造を作る
  • 役割・報酬を設定する
  • サポーター・モデレーターを育てる

などのベストプラクティスが語られており参考になる。

関係構築(エンゲージメント)の考え方については以下の書籍がとっつきやすい。

生活者(顧客)に「共感」をもたらす3つの要素として、

  • コンセプト(全体像)
  • ストーリー(物語)
  • デザイン

を挙げ、それぞれについて簡単な解説と事例紹介を行っている。
それぞれについて、もしくは、このような考え方全体について、深堀りしたマーケティング専門家の書籍は多数あるが、本書はそれらより軽く平易な内容なので、それらを読む前に本書を読むと後々頭に入りやすいだろう。

当たり前のことではあるが、Facebookページのようなエンゲージメント重視のサイトで、この3つのどれか1つでもブレた運営をする(投稿コンテンツに事欠いて、つい運営者のつぶやきのような記事を投稿してしまうとか)とエンゲージメント率がガックリ下がるので、よく理解しておく必要があることは確か。

これらは概念/考察を重視した書籍ですが、実用性を重視するなら

〔関連書籍〕 ソーシャルストリーム・ビジネス - そういう、ビジネスモデルです。