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そういう、ビジネスモデルです。

ビジネスモデル、設計図、模型などの現状と動向を考察、関連書籍の紹介

紋切り型の図書館ではもう来館者は増えない。先進的な事例や刷新の方法について提言。

ビジネスモデル

ほとんどの公共図書館は*退屈*な場所ですが、民間の知恵が入るとがぜん面白くなる図書館。なぜ*退屈*な図書館ばかりになってしまうのでしょうか。
また先進的な図書館ではどういう工夫がされているのでしょうか。


スタバ併設、私語OK 「市立TSUTAYA図書館」の集客力 :日本経済新聞

顧客セグメント(CS)

  • 近隣住民、近隣通勤者
    図書館がある地域に居住する者、図書館がある地域へ通勤/通学する者。
    図書貸出カード発券の条件として想定されている伝統的な顧客。
    制限がない/弱い運用となっている場合もある。

利用者登録が必要です。東京23区内に在住の方、または通勤・通学されている方は利用者登録ができます。
登録後「図書館カード」を発行します。

利用登録は区外にお住まいの方も可能です。ただし、旅行・出張等短期滞在の方、貸出期間内に再来館できない方は除きます。

  • イベント参加客
    図書館の中または近辺で開催されるイベントに参加し、ついでに図書館に立ち寄る者。イベントに関連する書籍を図書館で借りようとするかもしれない。
    読み聞かせ会、閉架本の処分会程度なら図書館運営者の独断でも開催できる。
    カルチャースクール、フリーマーケット、コンサートなど図書館のリソースだけでできないイベントは難しい。

児童サービス

各図書館では、子どもたちを対象にお話会を行っています。また、工作会・映画会など各種行事を開催しています。 →詳しくはこちら

  • 地域ビジネス企画者
    その地域でのビジネスに特別の関心を持ち、図書館等に歴史や地域資源等を調べに来る者。
    旅行代理店/旅行雑誌社、地域ビジネスを展開する企業などがありうる。
  • 旅行者
    旅行中に図書館に立ち寄るようなヒマな旅行者はまれだと思われるが、どうしてもそこでしか読めない図書、史料、資料があるならCSになりうる。
    たぶんオタクか専門家なので、見つけたらすぐに複写し、個人でなければ著作権処理もしたいはずなのでその辺もまとめてサービスしてくれると。
    但しマーケットとしては相当ニッチなので下調査が必要。
    道路資料漁り - 詳細表示 - Yahoo!ブログ 道徒然話 - Yahoo!ブログ

主要リソース(KR)

  • 図書館ネットワーク
    個々の図書館にあまり工夫は無いが、全体として数はある。本館+分館の関係を超えた全体集合として再編するビジネスモデルを作る条件のもとではKRになりうる。
    日本にある図書館の数 - その他(読書) - 教えて!goo
  • 他の図書館やネット書店で入手できない/しにくい図書、史料、資料
    古くさい郷土資料を欲する来館者はほとんどいないので、地域ビジネス企画者などにヒットするものや、コレクターにヒットするものなどを揃えたらどうか。
    部外者から見ると、地域のキーマンが分かる議会や委員会の議事録などのようなものでも揃っていれば役に立つわけで。
  • 移動図書館
    運用がマンネリ化しているが、工夫すれば面白くなる可能性あり。
    民間の事例を参考にしてはどうだろうか。
    日本政策金融公庫 調査月報: 移動販売車を活用したビジネス -小さな需要に応え活躍の場を広げる-

主要パートナー(KP)

  • 異業種の指定管理者
    運営を民間の指定管理者(図書館流通センターなど)に業務委託することも多いが、既存の指定管理者には館内サービス/相互貸借ネットワークを越えて付加価値をつける能力はない。
    図書館を利用して自己のビジネスを伸ばせる異業種の企業なら、発注予算を増やさずとも自己補完できるので、自治体は発注条件を変えればよいのではないか。
  • イベント主催者
    図書館のリソースだけでできないイベントを開催できるなら差別化できる。
    既存の指定管理者や司書に、イベント主催/運営能力があるハズもないので、場所を提供するなどしてイベント主催者は探してくる。
  • 近隣施設
    図書館のリソースだけでできないサービスを提供できるなら差別化できる。
    そりゃあ所蔵本は大事かもしれないが、飲食も会話も禁止というのも思考停止と言わざるを得ない。
    汚したら弁償させればいいくらいの割り切りで。今やAmazonで1円(発送料入れても数百円)で中古本が買えるのだから。
  • 近隣の有名人
    イベントと似ているが、近隣の有名人(だった方)が時々司書をやっていたりすると、その有名人の職業に特化した相談などができて面白いかもしれない。
未来の図書館、はじめませんか?

未来の図書館、はじめませんか?

 

第1章 図面から生まれる図書館は正しいのか

もはや行政内だけで図書館の新設は企画できない。

  • 設計事務所に丸投げされると、紋切り型の図書館しかつくられない。
  • 正規職員の司書は自治体によってはほぼ存在しない
  • 博物館/美術館の学芸員も同様。ノウハウ継承できない
  • 佐賀県伊万里市民図書館は住民参加型でつくられた。

第2章 図書館の「周辺」にある、進化のチャンス

図書館は本を貸し借りするだけの空間ではない。

  • 図書館法では「レクリエーション」が目的の1つに掲げられている。
  • 読書会からのディスカッション、ビブリオバトルなども良い
  • 静寂さを極端に重視する日本の図書館は、世界的にみてもユニーク。
  • 「六本木ライブラリー」コワーキングオフィスとして使われている。

第4章 「足で見る」図書館

とにかく数を見る。本館と分館の両方を見る。

  • LRG(ライブラリー・リソース・ガイド)の「図書館百連発」
    全国の図書館の工夫を「図書館百連発」で紹介している。
    Amazonでは見つかりませんでしたがFujisan.co.jpで買えます。

ライブラリー・リソース・ガイド(LRG) 定期購読 1年

第5章 「まち」から生まれる図書館、図書館から生まれる「まち」

  • 都市総合計画で地域の課題を知ること。

第7章 「発信型図書館」のためのアイデアのつくり方

地域/市民を巻き込んだ検討の手法。

第8章 図書館の拡張

先進的な取り組み事例。

  • 本と名刺の交換会「ブクブク交換」
  • スポーツ感覚の書評会「ビブリオバトル
  • 佐賀市の図書館では、全国の自治体のガイドブックや自治体が配布のパンフレットを完備
  • 図書館はオープンデータの守護神になりうるか
    事例)東寺百合文書WEB、せとうちデジタルフォトマップ