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そういう、ビジネスモデルです。

ビジネスモデル、設計図、模型などの現状と動向を考察、関連書籍の紹介

コナミの e-AMUSEMENTカードとセガの Aime(アイミー)カード

ゲーム機メーカーが利用者(ゲーマー)とのCRを高めるつもりで用意したICカード

最近ラウンドワンに通い詰めていたら、一部のゲームで、ゲーム用のICカードみたいなものが使えるようになっているのに気がついた。

というものがあり、店内の販売機で300円で売っているようだった。

多分ゲームの記録をしてお金と時間をかけた分だけ俺ツェーを楽しめたり、ポイントが貯まったり、何か利用者にお得なことがあるのかと思って買ってみた。

いきなり間違ってしまった

300円で購入したカードを近くのゲーム機に置いてみた。

反応がない...ただのしかばねのようだ。それもそのはず、コナミのゲーム機に

を置いていたのだった。

どちらも券売機もカードもとても似ていて、本当はコナミのカードを買うつもりが、セガのカードを買ってしまったらしい。まずここで、いきなり損をした。

まあセガのゲームもあるだろうから、いいやと思ってとりあえず持っておくことにした。

登録するのが、簡単ではない

販売機はICカードを発券するだけで、どちらもWebサイトでカードに印字されたIDを入力して利用者登録をする必要があるが、ゲーム会社がデザインしたサイトにしては誰でも簡単に理解して登録ができるデザインにはなっていない。

ゲームは子供から老人まで誰でも使えるようになっているのに、登録サイトはかなりいい加減で、分かりにくい。

このカードを使うと、いったいどのゲームで何ができるのかも、わかりづらい。

セガメダルゲーム「ホルカ×トルカ」に置いてみた

パチンコのように、ピンがたくさん立てられた盤の上を、ボールが上から下へ落ちていく。落ちていく過程で、落下方向に穴が掘られていく(盤の裏側が液晶画面になっていて、ボールが通過したところの土が消える)。

土が消えて、宝が露出したら、その宝に書いてある数字と同じだけのメダルがもらえるというゲーム。

図:公式サイトより

http://horukatoruka.sega.jp/s/game/img/ball_hassha.jpg

このゲーム、プレイしていると露骨にボールが操作されているのが分かる。
電磁石か何かが仕込まれていて、ほとんど自由自在にボールをコントロールできるようになっているらしい。

ボールは液晶画面に表示されず、物理的なボールが盤上を物理的に落下しているように見えるので、プレイヤーはさも自分の腕で勝負しているように誤解するが、実際にはボールのように転がされているというわけだ。

それを知った上で、コントロールが難しいところにボールを落として、コントロールミスをするのを楽しむことはできるけれど。

Aime カードを置いたが別に何もメリットはない

カードの話にもどると、Aime カードを置く場所があったので、置いてみた。

反応がない...ただのしかばねのようだ。

それもそのはず、肝心のゲーム機の筐体自体がネットに繋がっていないらしかった。ラウンドワンの店内では、スマートフォンでフリーWifiが利用できるのだが、何故か筐体をネットに繋げずに外していてスタンドアロンらしかった。意味わかんない。

なお仮にネットに繋がっていたとしても、できることといえば店内の所定の場所に設置されているメダル貸出機のところまでわざわざ行かなくても、その場で自動的にメダルを引き出せるというだけで、他には別に何のメリットもないらしかった。

図:公式サイトより

http://horukatoruka.sega.jp/img/medalbank.jpg

単にメダルを衝動的に購入させて使わせるためだけの、メダル版デビットカードという感じだ。得をするのは店だけか。まずここでゲンナリしてしまった。

このゲーム自体が古めのゲームだからなのかもしれないが、カードを使うメリットはなさそうだった。

コナミメダルゲーム「アニマロッタ」「ツナガロッタ」に置いてみた

これらのゲーム機では、何種類かのミニゲームをすることができる。

6人から8人くらいのプレイヤーが、数字の書かれた穴が沢山開いているルーレット(物理的にボールが転がり、物理的に穴にボールが入る)を囲んでプレイするようになっている。

ルーレットは物理的なものだが、ミニゲームのほうは電子的なもので、ルーレットで数字が出ると、液晶画面では何かが起きるという仕組みで連動している。

例えば、ビンゴカードが表示されていて、ルーレットで投入されたボールが落ちた穴の番号がヒットしていき、列がそろえば勝ちといった感じになっている。

図:公式サイトより

https://www.konami.com/amusement/s/products/am_animalotta3/images/pop02_pic_03.jpg

 

もちろんミニゲームに表示される数字は、機械によって操作されているので、平均的には勝てないようになっている。

ゲームをプレイし続けてリンゴを7個貯めると、ワンダーチャンスとかいう特別なゲームができるようになっていて、基本的にそこでしか得はしない。

もちろん7個を自分で貯めると損しやすいので、5個くらい貯まった状態で放置されている台に後から座り、自分は2個しか貯めずにワンダーチャンスをプレイするという、いわゆる「ハイエナ」が流行る。

e-AMUSEMENT カードを置いたら一応連動した

カードの話にもどると、このゲームでは、アニマとかいう動物を模したキャラクターを作ることができる。カードを持っていなければ、ゲストユーザとなるが、持っていれば、自分の作ったアニマのユーザ扱いとなる。

自分のアニマには、メダルを払って、ゲーム中にちょっとしたことをやらせることができる。

その見返りとして、そのゲーム中で役に立つアイテム(リンゴの形をしている)のようなものを入手することができ、ゲーム中で使うことができる。

結局メダルを払っているのでタダではないのだが、リンゴを貯めないとワンダーチャンスには到達できない仕組みであり、そこに掛けるプレイ時間が短くはなるので、少しはメリットがありそうに思える。

コナミメダルゲーム「釣りスピリット Fishing Spirits」では失望した

この魚釣りのゲームでは、いろいろな種類の魚を釣ると、ゲーム画面上のお魚図鑑に釣った魚の種類が記録されていき、4種類以上になると、それなりのメダルがもらえる。図鑑が完成すると、かなり多くのメダルがもらえる。という仕様であるらしい。

図:公式サイトより

https://bandainamcoent.co.jp/am/mg/spirits/img/player12/img04.jpg

今こそ、このICカードに図鑑を記録するとき!いざ!

と思ってカードをかざしてログインし、3種類ほど釣ったあとにログアウト。
再度ログインしてみたが、図鑑はまっさらに。さっきの3種類はどこいったんよ。

カードに引き継がれるのかと固く信じていたのだが、何も記録されることはなかった。 

しかも時間(数分)が経過して釣り場のステージが変わると、図鑑自体も変わってしまい、どのみちクリアされるらしい。ひどいな。

総じて大して特なことはない

メダルゲームをやっている限り、どちらのカードも大したメリットを感じなかった。

三国志対戦とか現金払いのアーケードゲームでは、そもそもプレイヤーの手持ちカードのデータの記録をする必要があるなどの理由からどうしても必要らしいが、メダルゲームは別に必然性がないようだった。

カードなしでやっていても、ありでやっていても大差はないので、常連を除き、ほとんどの来客はカードなしでやっているようだった。

しかもすぐに置き忘れそうになる

一応、忘れないでねという警告はゲーム画面に出るが、プレイヤーが意思を持って置いたときに出るだけなので、警告の意味がほぼない。

置き忘れて離席したこと自体、検知できないので警告は出せないし、よしんば検知できるようにセンサーをゲーム機につけたとしても、もはや画面を見ていないプレイヤーに対して、画面に警告を出す形で知らせても気付きようもない。