そういう、モデルなんです。

ビジネスモデル、設計図、模型などの現状と動向を考察、関連書籍の紹介

いわゆる IoT ボタン について

工場などでは、何か不具合が出たら通報(重大性によってはライン停止)したいという要件があり、作業者が手許で簡単に押せる無線接続型のボタンみたいなものはないのか?と時々いわれる。

アマゾン謹製 AWS IoTを汎用化した IoTボタン

ボタン押すだけで商品が届く Amazon Dash Button を汎用化したボタン。

を汎用化したボタン。買っちまった…

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プログラマブルだが電池の持ちが悪く、再充電や交換ができない。

様々なアクションをボタンのクリックに関連付けられます。約2,000 回クリックできます

Q.バッテリーはどれほどの長さ使用できますか?

第 2 世代の AWS IoT ボタンのバッテリーは約 2,000 クリック分持続します。デバイスのバッテリー残量がなくなった場合、バッテリーの再充電や交換はできません。

異常時の通知など頻度が少ない場合には使えそうだが、正常品の計数カウントなど正常系で使うと、たちまち電池切れになりそうだ。1クリック、1円強だな。

エッジ側のインタフェースは Wifi で、サーバ側は AWS が前提のようだ。

IoTボタンで AWS Iot 1-Click と連携させる方法については、以下の雑誌に説明があったので参照しながら試してみた。スマホへSMSメッセージを送信する疎通テストは、だいたい1時間くらいで完了した。

エレキジャックIoT No.1

エレキジャックIoT No.1

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: CQ出版
  • 発売日: 2019/11/29
  • メディア: 雑誌
 

実際に試した感じでは、

  • ペアリングさせたWiFiルータとの距離がほんの2メートル位離れただけで、送信エラーになることもあり信頼性に欠ける。
  • 送信した後のフィードバックが利用者側には無いので、送信したという感じがしない。
    緑のLEDが点灯するだけ。
  • WiFi接続するまでのペイロード時間も長い。
    緑が点灯する前に3秒くらい、白の点滅(接続中)が続き、その後初めて、正常送信(緑)だったのかエラー(赤)だったのかが判明するので、レスポンスが悪いデバイスだとの印象を受ける。

...といったところなので、

ボタンを押したらすぐに、このボタン標準のLED表示以外の方法で、利用者に対して明らかなフィードバックを返すようなシステム設計にでもしておかないと、利用者は何度もボタンを押してしまうことになるだろうな・・・と思った。

ソラコム製 LTE-M 内蔵ボタンデバイス

SORACOM LTE-M Button powered by AWS

SORACOM LTE-M Button powered by AWS

 

KDDI に吸収されたソラコムから出ている AWS Iot 1-Click 互換のデバイス

ゴツいが、電池式のため継続利用・使いまわしがきく。
インタフェースは LTEなので屋外でも使えるが、本体だけでなく通信費用もかかるので安上がりとはいえない。 blog.soracom.jp

MESH ボタンタグ

ソニーから販売されている電子工作キットの中に、IoTボタンもある。
多端末の接続など、業務で使えるレベルとは思えないが、数個ならいけるだろう。

meshprj.com 

イデアブックみたいな書籍が出ているので読んだが、ボタンの種類も中々いろいろあって夏休みの工作にも良さそう…

MESHではじめるIoTプログラミング: 〈うれしい〉〈たのしい〉〈おもしろい〉を創作しよう

MESHではじめるIoTプログラミング: 〈うれしい〉〈たのしい〉〈おもしろい〉を創作しよう

 

しかし価格は相当高い。充電できるのは魅力だが、Switchのソフトが1本買えるぞ。

富士通製?株主総会用 発言請求ボタン

株主総会に行った人しか知らないだろうが、「富士通 株主総会 ボタン」でぐぐると IoT ボタンの写真が出てくる。議長に質問したいときに押すボタンだ。

子会社の FDK がいまだに電池を作っているので、たぶん自作で電池内蔵。
インタフェースは WiFi だが詳細仕様は不明で、非売品。

クランドファンディング由来 既存のボタンを押すデバイス

工場の技術者でもボタン時のアクションの修正などができるように Scratch と IoT ボタンの組み合わせの例がないか調べていたら、もうやっている方がいらっしゃった。

以下の金沢工業大学生の論文で MicrobotPush なるものが言及されていた

https://www.kitnet.org/laboratory/_src/790/scratch_murata.pdf

のでボタンかと思って調べてみたら、「ボタンを押すだけの装置」だった。
Kickstarter か何かで資金を集めて実用化したものらしい。

作業者がボタンを押す用途で使うものではないが、これはこれで、使い道はあるかもしれない。

スマートスピーカーと連動してスイッチを押すボタン

アレクサ Alexa、グーグルホーム Google Home を経由してスイッチをオンオフ。

専門業者製 飲食店などにある呼び出しボタン

別に洗練された IoT ボタンでなくてもいいじゃない…という意見もあろうかと。

www.kk-takenaka.co.jp

「工場アンドン人気アイテム」などと煽り文句がある。

業務用だけあって、デバイスの価格はケタ違いに高いし、プログラマブルでもなさそうだが、反面 IoT ボタンとは違って新規システム構築などは必要ないだろう。