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ビジネスモデル、3Dモデル、設計図、模型などの現状と動向を考察、関連書籍の紹介

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アプロモーレ Apromore Take a Quick Tour

アプロモアだと思っていたのだが、アプロモーレと呼んでいるっぽい。

apromore.org

エンタープライズ・エディションの説明との前置き。
画面は字が小さいので、最大画面にしないと到底見えない。

イベントログ Event logs、プロセスモデル Process Model が並びで表示されている。

プロセスモデルは、いわゆる BPM のモデルであり、業務フローのようなフロー図になっていて見た目は分かりやすそうだったが、説明はすっとばされて用途はよく分からなかった。

イベントログの方は、それ自体の説明はなく、平行するフォルダにあったテスト用のフォルダを開いて、イベントログからプロセスを発見するプロセス探索 Process Discoverer の説明が急に始まった。

プロセス探索の画面では、イベントログを読み取り、プロセスマップと称するモデルの原型になるものを表示させているようだった。

マップはグラフとなっており、

  • ノードがセンサー・アクティビティ
  • アークの数値は、「次のノードのアクティビティの直前に、前のノードのアクティビティが何回発生していたか」を示す

とのこと。

  • ノード内の数値は発生頻度で、左上の頻度 Frequncy のプルダウンからケース単位・全体などを切り替え

できるとのこと。

  • アーク、ノードの表示は画面上のバーで精度(縮尺)を変更

できるとのこと。関係の見通しをよくするには数字を減らせばいいようだ。

  • 左上の鳥瞰 Perspective というところでは、何を見たいかを切り替えられる。

ここまでの例では、アクティビティ Activity 中心に見ていたようだが、これをリソース Resource 中心に見ることもできる。

たぶんアクティビティはトランザクション(この例では加工処理)、リソースはマスタ(この例では機番)と同じような意味だと思う。

Worker ID に切り替えていたのは、多分、関係する工程の作業者(マシンオペレータ)という意味だと思う。作業者を番号で呼ぶのは囚人みたいで気持ち悪いが、実際の運用ではたぶん実名にすればいいんだろう。

  • アーク、ノードに表示させる情報は、最初は頻度 Frequency となっていたが、左上の期間 Duration を押して時間表示に切り替える

ことができる。時間表示は平均・最小など統計値を切り替えることができる。

  • プロセスマップとBPMNモデルを切り替えると、判断ポイントが追加表示される

とのこと。

どうやらここで、プロセスモデルとイベントがつながってくるようだ。

見通しをよくして分析をしやすくする別の方法として、フィルタがあり、一定の条件に該当するイベントにデータを限定して、プロセスマップを再表示させることができる。

フィルタをかけた状態で保存しておけば、複数の分析データを保存しておくことができる。

これら複数の分析データ同士で比較をするには、パフォーマンス・ダッシュボード Perfomance Dashboard を使う。それらのフィルタをかけられたデータ同士を対比して分析できる。

プロセスモデルの中を業務がアリンコのように流れていくようなアニメーションを表示させることもできる。

 プロセスモデルを選択してから、保存したプロセスマップを選択し、アニメーション表示をさせればよい。

エディションごとの違い

イベントの自動収集の仕方などは分からなかったが、分析の仕方については大体分かった。もしかしてコミュニティエディション(CE版)ではそもそも自動化ができないのでは?と思えたので調べてみた。

  • データの自動取り込みは、エンタープライズエディションの機能のようだった。
  • よくよく見ると、パフォーマンスダッシュボード、高度なフィルタすらもコミュニティ版からは省かれていた

apromore.org

コミュニティ版で出来る範囲としては、ログがそろっている前提で、そこからモデルを逆生成して見えるようにするところまでのようだ。

このツールでは操作ログをとることができないようなので、苦労してインストールしたばかりなのだが、さよならすることにした。

アンインストールするのも面倒なので、Dockerの自動起動をオフにし、ハイパーバイザーを無効に戻しておいた。

アプロモア Apromore のコミュニティ版 Community Edition をセットアップした。

tombi-aburage.hatenablog.jp

にて、Apromore とかいうオープンソースのプロセスマイニングツールがあると知ったので、これを試してみることにした。

セミナー中に調べてみたところ、ソースコードからコンパイルするか、Docker 上で動くものをダウンロードするかの二択。

Docker 版の方がマシだろうと判断して環境構築から始めることにした。

Apromore Docker版をダウンロード

github.com

とりあえずダウンロードはしておくが、Docker がまだない状況。

  • ApromoreDocker-release-v7.15.0.zip

がダウンロードされた。

Docker Desktop 3.5.1 をダウンロード

https://hub.docker.com/editions/community/docker-ce-desktop-windows

537MBの Docker Desktop Installer を起動すると、数分かけて大量のファイルが展開された。Windowsの再起動が必要なようだ。

再起動した後、画面右下のツールバーにクジラが追加された。

f:id:tombi-aburage:20210704065123p:plain

デスクトップにも Docker Desktop というクジラが追加されたので、これを起動すると、さっそくエラーとなったw

Microsoft .NET Framework のエラー

  • アプリケーションのコンポーネントで、ハンドルされていない例外が発生しました。
  • オブジェクト参照がオブジェクトインスタンスに設定されていません。
  • ぬるぽ例外
    場所 Docker.Core.Features.Freatures<IsEnabled>d_16.MoveNext()

f:id:tombi-aburage:20210704065145p:plain

類例をググって調べたら、Hyper-V 周りでどうこうという記事があった。

Windows ハイパーバイザー プラットフォームとやらを起動

そういえば、そもそも Hyper-V 自体のサービスがオンになっていないのかもしれない。

「ここに入力して検索」欄に hy と入力すると、「Windows の機能の有効化または無効化」が表示された。

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Windows ハイパーバイザー プラットフォーム」とやらをオンにした。

何かファイルを探しにいったあと、再起動を促されたので、すぐに再起動。

なぜか Linux Kernel の更新が必要らしい

再起動後、以下のようなダイアログが表示されて、タスクバーのクジラは死んでいた。

  • アプリケーションのコンポーネントで、ハンドルされていない例外が発生しました。
  • 種類 'Docker.ApiServices.WSL2.WslKernelUpdateNotInstalledException'
  • WSL 2 installation is incomplete

f:id:tombi-aburage:20210704070433p:plain

リンクをクリックして Linux kernel を導入しろとのこと。
何かいい感じにはまってきたぞw

Linux サブシステムを導入

リンクをクリックすると

手順 4 - Linux カーネル更新プログラム パッケージをダウンロードする

という手順ページに飛ばされた。

を使用して更新プログラムを導入して、手順通りに作業を続ける。
ファイルサイズは16MBくらいだった。

wsl --set-default-version 2
WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください

コマンドに対する応答に違和感があるが、コピペで実行したので間違いはなかろう...

次の手順では、Microsoft Store で Linuxディストリビューションの種類を選べとのこと。

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Apromore のシステム要件を見たところ、Linux の場合は Ubuntu だとのこと。

Linux Ubuntu 18.04 (We do not support newer versions as it may lead to dependency issues), Windows 10/WS2016/WS2019, Mac OSX 10.8 or newer

こちとら Windows のつもりなのだが、念のため Ubuntu に合わせておく。
ファイルサイズは 453.7MB だった。

導入後、起動したら UNIX のアカウントを適当に作れと言われた。
何のアカウントなのかは参照先URLに書いてあった。やっぱり管理者か...

下手に考えると分からなくなりそうなので、とりあえず apromore にでもしておく。
どうせ使わないつもりだし。

起動時のエラーは消え、クジラが復活し、初期画面が表示された。

だいたい2分以内の簡単なステップで Docker を使えるようになるらしい。
...とりあえずここまで来るのに、1時間かかったけどな。

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チュートリアルの説明を読まされた。

  1. レポジトリをクローンしなさい
  2. イメージをビルドしなさい
  3. 最初のコンテナを走らせなさい
  4. イメージを保存して共有しなさい

使う場合の手順ではなくて、作る場合の手順らしかった。要らん。

とりあえず以下の状態にはなったので、Apromore を入れて走らせればいいらしい。

No containers running

Apromore Docker版をロード

Docker の画面を日本語にする方法が不明なので、英語のままで作業する。

  • ApromoreDocker-release-v7.15.0.zip

 が手許にあるが、たぶん ZIP のままではダメだろうと思うのでいったん展開する。

たぶん Images というところで LOCAL からファイル指定するのだろうと思うが、展開したファイルがあるフォルダを指定できない...

f:id:tombi-aburage:20210704074957p:plain

指定できないということは、どこか所定の場所に置く必要があるのだろう。

Docker image 置き場

で検索したら、/var/lib/docker 配下らしいが意味がわからん。

ダウンロードしたファイルの中に README.md があったので、そちらを読んでみた。

README.md を読む

## Start Apromore Docker

* For Windows, execute `start.bat` command in the command prompt or double click the `start.bat` file.

**Note:** Make sure the local directory of the docker folder is added in the Docker Desktop app so that it can mounted into Docker containers. This can be done by navigating to `Settings>Resources>File Sharing` in the Docker Deskop App.

  • Settings>Resources>File Sharing から、この Docker フォルダのローカルディレクトリを Docker Desktop に追加して Docker コンテナにマウントされるようにしておけ
  • Start.bat を起動しろ

File Sharing が見当たらないのですが orz

Settings>Resources までは見つかったが、File Sharing は見つからなかった。

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docker filesharing ない 

 で検索したら、以下のマニュアルに漂着した。

matsuand.github.io

このマニュアルでは File sharing が ADCANCED と PROXIES の間にあるような画面例が記載されていたが、自分の環境では表示されていない。

説明を読むと

 File sharing(ファイル共有)を利用すると、Windows 内のローカルディレクトリを Linux コンテナー間で共有できるようになります。

とのことなので、Windows コンテナーの場合は、そもそも関係なさそうだった。 

ということで、Start.bat をそのまま起動することにした。

README.md の注意書き Note の意図は分からずじまいだったが、無いものは無いので、そのまま Start.bat で起動してみることにした。

apromoresql、apromore などを pull する処理が走り始めた。
pull complete がたくさん表示されているので、多分正常に動作しているのだろう...

Docker の Containers / Apps に Apromore が追加された

  • apromoredocker-release-v7150

が追加された。

start.bat のログ出力の最後の2行は

  • <DE0005I> Started plan 'org.apromore.core' version '1.1.0'.
  • <DE0005I> Started plan 'org.apromore.community' version '1.1.0'.

となり、ここで出力が止まったので、多分これで起動したってことなんだろう。

f:id:tombi-aburage:20210704082203p:plain

README.md の続きを読む

さて、これで Docker は起動したようなのだが、利用者向けの画面は全く表示されていない。どうすればいいんだ?

READMEの続きを読むことにした。

Once Apromore Docker is started the logs will print the following messages:
>`Started plan 'org.apromore.community' version '1.1.0'`

The logs will indicate that your application is running.

Open Apromore Web UI: http://localhost:80(http://localhost:80).
Use credentials `admin/password` to login.

さっきのログが出力されておいれば起動は完了という説明がちゃんとあった。

Apromore の Web UI はたんに localhost の Webサーバとなっているらしい。

アプロモア apromore のログイン画面が表示された。

ポート番号80のままなので、何かとカチ合っていたらやばいなと思っていたのだが、とくに使っていなかったようで、無事に画面が表示された。

f:id:tombi-aburage:20210704083034p:plain

admin/password という安直なユーザ名とパスワードに Google Chrome が驚愕して、パスワードを変更しろ!とメッセージを出してきたが、ローカルホストなので無視することにする。

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コマンドプロンプト側にはログインされた旨のログがたくさんダンプされ、ブラウザにはポータル画面が表示された。

アプロモア apromore のポータル画面が表示された。

しかし、何をすればよいのか分からない...

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apromore のサイトにクイックツアーがあったので参照することにした。

Quick Tour - Apromore 

tombi-aburage.hatenablog.jp 

プロセスマイニングコンファレンス 2021LIVE

academy.impress.co.jp

すでに 

は読み終わっているが、プロセスマイニングだけのセミナーが開催されたので、聴講してみた。

プロセスマイニングから始まるDXジャーニー ─「ビジネスプロセスの見直しと進化」の本質と目的、そして未来

教祖からのプレゼン

2007年ごろから商用化が進み、今やツールは30以上あるらしい。

主な話は、作業の8割を占めているというデータ抽出の課題から。

  • いまSAPからプロセスイベントのデータをプロセスマイニング向けに抜き取るには、SQLで170行かかってしまうとか…ケースIDとイベントの関係が明瞭ではないため。
  • 伝統的プロセスマイニングツールでは、イベントとケース・アクティビティ・タイムスタンプ・オブジェクトの関係が1:1のシングルケースになるよう(特定の見方で)読み込むさいに決めてしまうことが前提なので、業務フロー全体で横ぐしに分析しようとすると、必ず収束や発散が起きておかしくなる。
    1:1で関係する業務データモデルなんてないから。

そりゃそうだよな。

  • そこで、イベントとオブジェクトの関係をはじめから1:Nで捉えてイベントログを保存するのを当然の前提とする OCEL という標準を策定したので、早く商用ベンダは採用しやがれとのこと。

標準を読まないと分からないが、リレーションのあるオブジェクトを含めて保存するようなものなのだろうと想像はできる。早く採用しやがれ。

プロセスマイニング協会理事

同じスライドを一部、流用しながら捕捉説明。

  • ベンダー以外の会員(ユーザー)を今後、募集するとのこと。
  • 最大手 celonis が 2011年創業、35社でも少なくて100以上あるらしい。
  • ペトリネット以外の探索機能、本当のデジタルツインも研究されている

ほか、

  • イベントデータは業務トランザクションから簡単に合成できる
  • ケースは一意なものなら何でもいい
  • 別に全体のパターンを分析しなくても、川上の時間・手間がかかっているアクティビティを特定して(IE的に)課題解決するだけでも十分に効果はある

といった適用ポイントの説明や、デロイトの調査資料 Deloitte Global Process Mining Survey をベースとして、適用業務・提供価値などの解説があった。

www2.deloitte.com

MeeCapが実現する定型業務とバックオフィスのDX ─データドリブンかつ継続的な生産性向上にむけて─(MeeCap)

バックオフィス業務の生産性可視化ツール。導入実績100社ほど。

www.mee-cap.com

利用アプリ、ファイル、ウインドウ名、画面操作、キーボード入力などのワークログをひたすら細かくとって、業務ごとに分類し、可視化するもの。

あほな繰り返し作業はコピぺを検出すれば分かるだろう、という発想で、利用者が行っているコピー&ベーストの回数やコンテクストを記録して分析するという機能は実に役に立ちそうだと思った。

具体的に泥臭く説明されていて、分かりやすかった。価格体系は不明。

事例から探るプロセスマイニング導入アプローチと展開(ABBYY)

アセスメントからしっかり有償サービスにしているあたりは外資系らしい。

事例としては、

  • ヘルプデスク業務の対応のばらつき
    アプリケーション利用ログ、PCログを使っているように見えた
  • 造作家具メーカーでのリードタイム分析
  • 保全業務の作業時間のばらつき分析
    巡回点検なので携帯からのログを活用とのこと

製品としては ABBYY Timeline というものらしい。MeeCapのように、利用者の画面操作をこまごま分析する用途のものではなさそうだった 。

IHIグループが推進する、データを活用した事業変革─プロセスマイニングによる業務可視化の実際

高マネからの発表。これもプロジェクト Change の取り組みの1つとのこと。

会社紹介などが10分くらいと長かった。

  • タスクマイニングのPoBは実施済み、プロセスマイニングに進んでいる
    RPAは2018年、チャットボットは2019年にグループ展開済み。
  • コンサルを使うのではなく、ツールを使って分析。調達(間材の購買)など。
    HeartCore、myInvenio はツール名?説明はなかった。
  • 品目・単価によって過剰な審査ステップ省略すべき
    分かります…わが社でもありました…価格交渉の余地がない新刊書籍購入で何故か3週間もかかるとか、もうAmazon自腹で買うから調達担当者を解放してあげて!
  • 業務の理解がないと、ツールの使いこなしはできないといった当たり前ではあるが生々しい苦労話があった。

データドリブン経営のモニタリング面を支えるものとしてプロセスマイニングを使うとのことのようだった。

ズバリ見せます!日本国内プロセスマイニング事例<サプライズも同時公開>(ハートコア)

IHIの発表で出てきた HeartCore がここで登場。伏線だったのかあれは。

この発表の中で、myInvenio も登場。IBMに買収されたらしい。ハートコアは総代理店だったらしいが権利喪失とのこと。

これはこれで扱いは続けるが、新たに Apromoreなるオープンソースを扱うことにした(日本語化して)とのこと。

www.process-mining.jp

IBMが myInvenio の価格破壊戦略をとってきたので、オープンソースでやり返す策に出たらしい。これが<サプライズ>の発表のようだった。

コミュニティ版をダウンロードしようとして

Editions and Pricing - Apromore に行ったら、自分でソースからコンパイルするか、Docker 上で動くコンパイル済みイメージをダウンロードしなさいとのことだった。

これ以降、プロセスマイニングとBPRの事例、タスクマイニングの事例を紹介。

業務ログを吐かない基幹システムは多いので、利用者側の操作からタスクマイニングするという代替手段をとるというのはいいと思った。

 

最新の Bluetooth ヘッドセット の射程距離は8年前のモデルと比較にならないほどだった。

 つい先日、タカショーのプレミアム優待クラブの貯めたポイントを使って、最新型の Bluetooth ヘッドセットを入手した。

これまで主に利用していたのは、PLANTRONICS 社が 2013年頃(8年前)に発売した PLT_M25-M29 という識別名のヘッドセット。

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もはや販売はされていないが、以下の記事に説明があった。

myheadset.jp

ここでは

使用半径約10m ※環境により異なる場合がございます。

と書かれており、当時の通信規格は

Bluetooth Ver 3.0

もしかすると当初はそれくらいの射程があったのかもしれないが、8年経過した今となっては2メートルは離れただけで音がかすれて、3メートルだと何も聞こえなくなる。

最新のヘッドセット(HACRAY W1)だとどうなのだろう?と思って、比較をしてみた。

居間のパソコンから離れていって、廊下を曲がって、さらに家の玄関まで5メートルほド進んだが、全くかすれることもなく明瞭に聞こえている。

いまや、Bluetoothのバージョンは5になっており、圧倒的な差を体感する結果となった。

JBpress DX Week 2021<夏>

組織で取り組むDX イノベーションを起こす「学習する組織」のススメ

Stockmarkという会社からの発表。

話の流れは最近の理論どおりで、話のピッチも早いし、ファクトも多かったので密度は濃かった。

豊田通商三菱ケミカルなどのDX組織の説明などがあった。

A News というソリューション(?)の方はよく分からずじまい。
全体としては一番良かった。

IHIの「プロジェクトChange」を加速するDX戦略

IHIの高マネ統括本部長からの発表。

  • アナログの壁、モノ売りの壁、ユニット・プロセスの壁
  • 18のSBUの業務システムがバラバラ

ライフサイクルビジネスの専門チーム50名強を立ち上げたとのこと。

かなり前にILIPSで基盤を標準化していたはずで、もう少し進んでいると思っていたが…

事業部門側はこれからというところらしい。

  • データ活用基盤の整備
  • 製造・建設プロセス改革
  • サービスBOM(S-BOM)を活用した提案
  • 量産系事業のターンアラウンドタイム削減

話していたことは組立製造では普通のことだった。エンジ業は時間の流れが遅いのか…

EPC傾倒を事業戦略にして、株価が一切戻らない日揮よりはましか。

三菱マテリアル DXへの挑戦

社長自らの発表。内容はほとんど中計計画。

Sの次がCというあたり悲哀を感じた。

具体例としては超硬工具事業のサービス化のジャーニーマップが示され、コンセプト動画が流された。

DX推進本部は基本バーチャル組織だが、コーポレート系からは異動をさせて40名位とのこと。

経営改革としてのDX(三菱マテリアル

CDOからの発表。日産・資生堂という経歴の方。自己紹介長かった。

MMDXの5つの改革の説明あり。

ものづくり、人事制度、事業構造、コーポレートの改革...あれ4つしかないぞ?
真ん中のDXもカウントしているのか…?

21個のテーマもタイトルは普通で、中身は非公開でよくわからず。
人を育てる施策だけ、ちょっと中身の説明があった。

冷そうめん始めました、という位の内容だった。
特別講演があったので喋ることがなくなったのかもしれないが。

あの不祥事以来、麻痺していたが、去年始めただけましか。 

 

「DX人材マップ」から描くDXプロジェクトの見取図(アウトソーシング

先日、AR匠の話を聞いたアウトソーシングテクノロジー

関連事業の図、前に見たのとよく似ているような気がした。
コンサルも検討中とか言っていたが、もう人材事業のサービス外販は初めたらしい。

IPAの人材像を引いた話で、提案している内容は普通だったが、この会社(アウトソーシング)は元々の事業内容が人材派遣なので、人は大勢手配できるし、どちらにしてもお客様側はあらゆるレベルで人手不足には違いないので、それでいいのかもしれない。

DXが実現するグリーン社会と社会課題に立ち向かうCDO

CDOの団体を紹介されたが、活動内容がよく分からなかった。

 

 

 

ダッソー DASSAULT 3D EXPERIENCE CONFERENCE JAPAN

現在、ダッソーがイチオシしている設計エンジニアリング基盤の 3D Experience を中心としたオンライン・カンファレンス。

大まかに業種別に分類され、それぞれについてダッソー、パートナー、一部はユーザ企業の講演セッションがあった。

産業機械

産業機械業界でのリカバリ、レジエンス、およびサステイナビリティの実現

外人さんによる字幕付きの講演。

産業機械の業務フローに沿って、どこでどのようなバーチャルツインが必要となるか(合計5つ)などを解説していた。

まずは産業機械業界ではダッソーが他社を抑えて一番であるとの自慢から。
ARC Advisory Group という調査会社の資料を根拠としていた。

  • ダッソーにおける産業機械業界のセグメンテーション
  • ユーザー企業、日本企業はそれほど多くはなかった。
  • バリュードライバーの捉え方
  • ソリューションポートフォリオ

なども解説があった。

部品情報仮想統合と類似形状検索による標準化推進と再利用促進

部品標準化の費用対効果の話が面白かった。

製造プロセス・テクノロジーの標準化と変革-グローバル自動車Tier1の事例(DELMIA Apriso)(タタコンサル)

これも自動車だったが、効果の数字や説明があり、そこは面白かった。

PLM/DM情報のビックデータを知見化しDXを推進

NETVIBESソリューションというインデックスエンジン・アナリティックスエンジンの説明。ダッソーの他のソリューションと組み合わせると色々なBI/BAが実現できるというもの。

3DEXPERIENCEプラットフォームによるSOLIDWORKSデータ有効活用

営業から保全まですべてが乗るデータプラットフォームという説明だった。
観念的には、もちろんそうあって欲しいが、それを成し遂げた事例の説明はなかったので、理論モデルのように感じた。

積層造形されたラティス構造に起こり得る幾何学的欠陥を考慮したロバスト設計

6年間もラティス構造での積層造形を研究し続けているシンガポールの学術機関の発表。こんなことはプロに任せるに限るな。

グループ設計統合化の取り組み(タダノ)

タダノ(LE建機・油圧リフト)での設計環境統合の話。

  • 課題、統合ステップ、今後の取り組みは参考になった。
  • ダッソーのパートナーのクボタシステムズが導入支援をしたようだ。

最後のダッソーへの要望、特にサポート期間は、全くそうだと思った。

DELMIA Aprisoで実現する製造現場の課題解決事例(b-en-g)

MESの効果の数字や説明があり、そこは面白かった。でもなぜMESの話をここで?

3DEXPERIENCEプラットフォームでの品質管理プロセスの標準化の実現

品質マネジメントのソリューションを紹介していた。普通だ。

3DEXPERIENCE SOLIDWORKSで始める!エンジニアリングプロセスのお手軽DX

SOLIDWORKSと3DEXPERIENCEを併用すると、設計作業中のコラボレーションが色々と便利になるという話をデモを交えてしていた。

3Dダッシュボードという、設計者向けのポータル画面のようなところで、3D-CAD(SOLIDWORKS)を使いながら、社内SNSでの会話や、タスク依頼や問題点管理などのプロジェクトタスクを協働で行えるとのこと。普通だ。

産業機械分野向け3DEXPERIENCE CATIA最新ソリューションのご紹介

産業機械向けといいつつも、絵が完全に自動車だった。普通だ。

部品標準化にも効く。事例もあります!カタチで見つける部品検索(ファソテック)

 

部品形状検索の話。普通だ。

消費財・食品・小売業

デジタルが切り開く次世代の研究開発 ~ BIOVIAによる R&D の革新 ~

データとデータサイエンスを活用して、場当たり的な研究開発を止めましょうという話。面白かった。

SDGs実現に向けたパッケージ開発の取り組み(CTC)

SDGsの要件の整理から初めて、事例、実装までを話していて筋が通っており面白かった。

ArlaでのPLMと3DEXPERIENCEの導入

ペルソナを定義して変革に向けた教育をした点は面白かった。

L'Occitaneの異例な経験 : DELMIA APRISO project 

かなり大規模なプロジェクトだったようで、その苦労話。

食品・日雑製造業におけるDX推進(NRI

課題認識の部分は食品っぽく見えたが、その後のECM、SCM、レジリエンスなどの説明は製造業の一般的なBPRのモデルと同じだった。

DXで実現!消費財業界における働き方改革

同じような話だが、商品企画・研究開発業務に寄せた説明となっていた。