人は易きに流れます。ビジネスモデリングもまた同じ。
誰もが知っていることを書く。誰もが成功と認めるビジネスモデルを劣化
コピーする。誰もがうなずく。予習も復習も日常の努力も必要無い。
出来合いを流用してきれいなPowerPointはできました。経営層に見せました。
「だから何?」(激怒)
経営層は経営レベルの情報収集・勉強は十分やっているので、劣化コピーを
見せたりすれば即、見破られます。
ビジネスモデルの各論に入る前に、不確実な未来について、いくつか仮説の
戦略シナリオを作ったほうがよいでしょう。
そもそも差別化されていないビジネスを周回遅れで後から始めたところで
勝てるわけがありません。差別化できる領域(ホワイトスペース)を
見つけましょう。
新ビジネスは、仮説をマネジメントするのが仕事といわれています。
既存ビジネスは、決まったサービスを最善の手順で執行するように
マネジメントするのが仕事なので、まったく考え方が異なります。
とくにビジネスモデルの需要サイド、価値提案(VP)、顧客との関係(CR)、
チャネル(CH)、収入の流れ(R$)の仮説検証を急ぐ必要があります。