MSI RAMDISK ユーティリティ
マザーボードに RAMDISK ユーティリティが付属しており、Google Chrome キャッシュを RAMDISK に置くように設定ができるとのことなので試した。
- Ramdisk ドライブは最初から作られていたので、ドライブ名やドライブレターはそのまま
- ディスク容量を2GB(2048MB)、ディスクフォーマットをNTFSに変更
- オプション「Chromeキャッシュ」にチェック
- バックアップはHDD(Eドライブ)に変更
設定が反映されないような...
これで何度か設定を試したけれど、なかなか反映されずに困った。
- どうやら管理者ユーザーで作業しないと反映されないらしい。
- 真ん中にある「適用」ボタン(?)を押さないと設定は反映されない。
反映された場合、成功した旨を告げるダイアログがポップアップする。
「適用」ボタン、分かりにくいぞ。
ダイアログの指示どおり再起動したら、2GBの RAMDISK に容量が変更されていた。
中には「Cache-Chrome」という空のフォルダができている。
キャッシュが RAMDISK に移っていないような...
しかし、Chrome を使っていても、一向にキャッシュフォルダ内にファイルが増えない。もしや、機能していないのでは?
やはり同じ目にあっている人がいた。
フリーソフトのラムディスクツールのほうがマシだとか、けなされている。
結論としては、Chrome 側の設定も、作成されたフォルダを使うように変更しないといけない。
To get RAMDisk working for Google cache I corrected the the launch ICON and menu entry to with a corrected Target entry of '"C:Program Files (x86)GoogleChromeApplicationchrome.exe" --disk-cache-dir="R:CacheChrome"' you will need to change R: to your drive assignment for the RAMDisk.
Chrome 側の設定変更の仕方は、他の ramdisk ツールでも FAQ らしく、ネットでぐぐればたくさんでてきた(略)。
2つ方法があるが、シンボリックリンクを RAMDISK に振り向ける方法でチャレンジ。
管理者ユーザーでコマンドプロンプトを起動し、
mklink /d "%USERPROFILE%¥AppData¥Local¥Google¥Chrome¥User Data¥Default¥Cache" "B:¥Cache-Chrome"
のような感じで入力。しかし
既に存在するファイルを作成することはできません。
とのこと。どうやら元のキャッシュフォルダを消し忘れていたようだ。
- バックグラウンドで実行されているものも含めてChromeを終了
これをやらないと、次の手順で Chrome の現在のキャッシュフォルダを削除できない。 - Chrome の現在のキャッシュフォルダを削除
%USERPROFILE%¥AppData¥Local¥Google¥Chrome¥User Data¥Default¥Cache
フォルダを削除するかリネームするかして、もとのフォルダが無いのと等しい状態にする。
これをやらないと「既に存在するファイル」があるものとみなされ、シンボリックリンクが作成できない。
削除してから再度実行したら、今度は成功した。
C:¥Users¥管理者ユーザー名¥AppData¥Local¥Google¥Chrome¥User Data¥Default¥Cache <<===>> B:¥Cache-Chrome のシンボリック リンクが 作成されました
非管理者ユーザーの場合は絶対パス指定
非管理者ユーザーでは %userprofile% の指定のままだと、管理者ユーザーのパスに差し替わってしまうので、非管理者ユーザーのキャッシュフォルダを調べて絶対パスで記述するようにすることで成功した。
「起動時に復元」チェックボックス
チェックするとPC終了時のキャッシュを保存して、PC起動時に復元する意味かと思っていたのだが、再起動してみると、どうやらそういう挙動ではなく、そこに置いたファイルは Chrome キャッシュ以外のファイルも含めて、すべてクリアされていた。
ただし「Cache-Chrome」というフォルダだけは復元しているので、多分 MSI RAMDISK の「管理」に登録されたファイル(例えば Cache-Chrome)は復元する(ただしフォルダの中身は復元しない)という意味なんだろうと邪推しているが、仕様は定かではない。
自動バックアップを10分とかに設定すればいいのかもしれないが、10分ごとにHDDに保存するのも余計に性能ダウンになりそうだからやらない。
折衷案として2時間おきに保存に設定
キャッシュに貯まったものを再び見返したいと思うとしたら、2時間くらいかけて調べ物をした後に限られるだろうと考えて、2時間おきにバックアップ保存する設定とした。
いちおう過去のキャッシュのバックアップもそのまま残っているので、バックアップ・復元は正しく機能しているようだ。(ただし2時間経過した場合のみ)