年末にステラリスやマインクラフトで遊んでいたら、Surface 4 Pro の画面がわなわなと小刻みに縦揺れして震えだした。
生活音(テレビの音声)は気にしないでください。
こたつに入ってステラリスをプレイ中に激しく揺れ出したのでスマホで撮影。
1~2ミリ幅で小刻みに震える。最初は時々だったが、現在はゲーム起動後少し時間が経つとかなりの確率で発生する。
メールで問い合わせ不可
メールで問い合わせようとしたが、問い合わせ入り口はチャットボットしかないらしい。
どうやら既障害(というかリコール相当)らしく、チャットボットにより以下のページが紹介されたので、さっそくマイクロソフトのサポートに電話してみた。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4230448/surface-pro-4-screen-flicker
しかし休業日なので、営業日にかけ直せとのことだった。最後は電話で、しかも掛からないという・・・
チャットボットはスマホ故障時に ASUS のサイトでも使ったが、単に対話式になっているだけで、出てくる情報はメーカーやサービス提供者のサイトに公示されているレベルを超えていない。
正直言って Google 検索のほうが消費者目線で客観的な実例に基づく生の情報が多いので、自社扱い商品を前提とした手前味噌のチャットボットは回答がキレイにまとまりすぎており、さほど信用できない。
他社商品も含めてオススメしてくるチャットボットが登場すれば使うだろうが、その場合、技術的には別にチャットの形でなくてもよく、Amazon の関連商品レコメンドのレベルで十分な気がする。
修理申し込みしようとしたら、5万5千円取られそうになった
ときどき震えが止むこともあるが、発生すると実に困る。
電話はかからないが、サポートサイトで修理の申し込みはできるようだったので、住所等々の情報を入力していくと、無償のはずなのに最後に5万5千円を払わされそうになった。
中古品でも 5万円切っている中、どうして修理費にそれ以上払うことがあろうか、いやない。
これは払うと戻ってこないパターンだと思われたので、確定せずにキャンセルした。
とんでもない話だ。
どうやら熱暴走らしい
障害発生の事象を切り分けてみると
- ステラリス Stellaris をプレイしているときにしか発生しない。
ちなみにマインクラフトについては、ひかクラ、かずクラの動画を見た後に、そこで紹介されていた技が大抵載っている本まで買ったが、自分が3D酔いになってしまい画面が震える前にフラフラというオチ orzゲーム自体は多くの人がハマっているだけあって、箱庭系ゲームとして完成度が高い。逆にいえば終わりがない。
- いったん発生した後は、ゲームを続けている限り、震えの幅は増える一方であり治ることはない。
- 背面が熱くなっており、スタンバイにして10分くらい冷やすと治る。
どうやら熱暴走のようだ。
このノートPCには、ステラリスは荷が勝ちすぎていたようだ。
わざわざ交換するほどのこともないか。
震えが始まったら10分冷やして、また続けることにする。
長時間のプレイを防止する、健康増進のための素晴らしい機能だ。
どうしても修理せずに解決したい場合
昔から熱暴走には逆らわないようにしているので、私は諦めてデスクトップPCで負荷の高いゲームをプレイすることにしたが、
卓上扇風機と冷却台を併用すれば、10~20度くらいは下げられるらしい。
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- メディア: エレクトロニクス
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3000円くらいなので、コタツでノートにこだわる人にはいいかもしれない。
Surface Pro 4 で購入日から3年以内なら無償交換できたらしい
2021/08/29 追記:冒頭の記事を書いてから2年半が経過した。
Stellaris 以外には、例えば以下のようなゲームを使うと使用後間もなく絶賛熱暴走中になり、画面の震える度合いも小刻みの域をはるかに超えて、ありえないほどの振幅となっている。
- Minecraft
- Magic the Gathering Arena (MTGA)
熱暴走対策をさらに調査したところ、以下の記事があった。
自分は課金されそうな気配を感じて諦めてしまったが、当時はギリギリ3年目に入る直前だったので、もっとがんばれば交換できのかもしれない。
オンラインで無償修理は申し込めず、電話もつながらなかったので、マイクロソフト Microsoft には誠意をもってリコール品を回収するつもりなどは全く無かったが。
熱暴走を起こしにくいように設定をチューニングできないか?
ブログを書くくらいであれば使えるのだが、それでも背面を触るとすごく熱い。
温度を測る方法を調べたところ以下の記事があった
このとおり測定してみたら、ブログを書いているだけでも56度くらい。
テキスト編集しかしていないのに、いくらなんでも、ちょっとおかしくない?
簡易空冷の自作PCでは、ブログを書く作業では48度くらいになっている。
なお数ヶ前に退会した Smile Zemi Chromebook タブレットを初期化したものだと、ブログ編集ではかけらも本体温度が上がらないし、このタブレット本体にファンすらもない。それでも常温であり熱を持っている気配すらもない。
つまり Surface や Windows パソコンはオーバースペックだ。
外部ディスプレイに接続すれば(見かけ上)問題はない
さらに数年が経過し、動画を見たり、Excelで作業するだけでも、30分位経つとちらつくようになった。
但し、内蔵液晶モニタはちらつくが、外部ディスプレイ(画面2)を接続し、そちらだけに表示させていれば、通常どおり利用できるので、軽作業向け省電力PCとして時々そのような接続形態で利用している。
どうすれば冷却できるのか?
外付けモニタが無い利用環境の場合、冷やすことで多少は時間稼ぎはできる。
そうまでして使う価値があるかどうかは別として…
濡れティッシュを背面に張り付ける
ティッシュを十分に濡らして、背面のカメラの下~キックスタンドの間あたりに張り付ける。乾燥するとティッシュが剥がれるので、また濡らして張り付ける。
熱暴走が始まるまでの時間を少し長引かせることができる。
吸水性の高い高級ティッシュのほうが持続時間は長いと思う。
日本製紙の株主優待でもらった至高のティッシュとか。3枚重ね。
なお Surface Pro 4 の最上部や側面には穴が開いているので、濡れティッシュをカメラの上に張り付けたり、ぶらさげたりしていはいけない。水分が入ると壊れる。
ハンディ卓上扇風機で冷やす
最近は手で持てる小型扇風機がたくさん市販されている。
ものによっては立てておくための穴あきスタンドが付いているものがある。
これを背面側で回しながら使う。思った以上に効果がある印象。
電池がすぐなくなるので、エネループ Eneloop が必須となる。
濡れタオルの上に寝かせ、外部モニタに出力させる
Surface Pro 4 はタブレットPCなので、平置きすることもできる。
その下敷きとして濡れタオルを使用する。濡れティッシュの上位バージョン。
水が入ると壊れるので、タオルの大きさは本体より小さいほうがよい。
- 画面は見づらいので、miniDisplayPort - DisplayPort 変換ケーブル(別途購入要)を使用して、外部の液晶モニタに画面出力させる。
- タイプカバーでの入力もしづらいので、外部キーボードを接続する。
出力先を外部モニタのみ(ディスプレイ2)だけに設定すれば、本体側の内蔵モニタには何も出力されないので、たぶん、多少の温度低下は期待できる。
ノートパソコン用の斜めスタンドの上に起き、濡れタオルと扇風機で冷やす
平置きするのではなく、ノートパソコンを斜めにして高さを上げるだけのノートパソコン用スタンド(別途購入要)の上にタブレットを配置する。
私が使っているものは樹脂製の安物であり、低付加価値すぎて Amazon では販売されていなかったので、別の高級そうな商品でイメージだけ伝えることにする。
タイプカバーは外して、通常のノートパソコンならばキーボードが載る部分に、タブレットを載せる。
- 少しは斜めになっており高さも上がっているので、内蔵ディスプレイのままでも画面はみづらくない
- スタンドとの間に濡れタオルを挟めるので、濡れティッシュよりは運用しやすい
スタンド自体が放熱性の高いものであれば、なお効果は高い(はず)
というメリットがある。ただし
- タイプカバーでの入力ができないので、外部キーボードを接続する
必要がある。