ビュー
見た目で判定する。
2.5D(クォータービュー)
プレイヤーが移動指示できるのは水平方向だけだが、天体・艦船等のグラフィックスは立体となっているもの。位置把握がしやすく、現在主流のマウス・キーでの操作がしやすい。
戦略級では主流となっている。
- 天体の配置に高低を付ける
- 一部の天体の天軸・地軸を傾ける
- グラフィックスを美麗にする
などの立体感を出すための工夫がされていることが多い。
3D(3次元)
戦術級では主流。位置把握、操作のしやすさを実現するため、インタフェースでは様々な工夫がされている。
移動できる方向や見た目は全方向(3D)の場合でも、星図(銀河地図・マップ)は2Dになっている場合が多い。つまり宇宙全体のモデルは2Dなのだが、戦術級の多くはプレイヤー視点なので、局所的に3Dになっているといえる。
しかし自機の操作方法の標準化はされていないので、自分好みにマウス・キー割り当てを変更するための設定画面が大抵の場合には用意されている。
戦略級での採用は稀だが、Sword of the Stars (SoTS) が採用していた。
2D
現在では上記のいずれかであり、ほぼ絶滅した。
Distant World (DW) はベタの2Dだったが、MODを導入しない限り艦艇や基地の判別は難しかった。
広さと境界
プレイヤーが到達・管理できる範囲を意味する星図(マップ)全体の広さで判定する。
地球から見える天体の多くは恒星・銀河・銀河団であり、それらに著名な名称が付いている。ゲーム的には親近感を出すために、天体の種類や実際の位置などは一切気にせずに、単に著名な名称だけを借用することが多く、星図上にはその名前が記載される。
分類なし
全体の広さ(境界)を別に気にしておらず、星図上にある天体や物体の種類も混ぜこぜで、天体の名称なども適当に付けられていることが多い。
銀河級
分類なし以外の大半は銀河級。
星図のグラフィックスの見た目が銀河であり、到達・管理できる天体が星系・星雲・恒星・惑星となっているもの。形状は渦巻型が主流。
星図の見た目は天の川銀河風でありながら、その中の天体の名称は、天の川銀河の外にある著名な天体のものを借用していたりとテキトーになっている場合も多い。
星図上には、星系・星雲または恒星レベルの天体が配置されていることが多いが、居住可能な惑星に星系を代表させているような場合もある。
星区・星域とは
多数の星系が分布している星図(銀河地図・マップ)において座標を分かり易くするために、星区・星域を識別する緯度経度番号が付与されている場合がある。複数の星系をグルーピングして自分で行政管区を定義できる場合もある。
メルピー行政府が担当している第八星区で、ヒューマノイド居住惑星は今のところ十六しか発見されていない。(笠井 潔, ウェスターマーク教団の女)
星系級
小説やアニメでは太陽系が舞台のものも多いが、ゲームとしては範囲が狭すぎて、ほとんどない。Starpoint Gemini とか。
惑星級
地球が住めなくなった等の理由で、通常だと住めない惑星上を頑張って住めるようにするというゲームが幾つかある。Alpha Centauri、Offworld Trading Company など
大気・水が無いなどの違いはあるが、基本的には地球を舞台としたものと同じ。
SFには惑星系(惑星モノ)はかなり多いが、戦略級(ストラテジー)ゲームは基本的にスぺオペ系に対応。
指揮できる艦隊の規模
宇宙軍(海軍)
戦略級の場合の主流。複数の艦隊を指揮する。
艦隊
戦術級・RPG・アドベンチャーの場合の主流。
自艦以外を制御できるレベルによってゲーム性は異なる。
単艦(艦隊ですらない)
シューティングの場合の主流。
指揮官・士官
- 行政官 / 植民地総督
スぺオペ系のどんなSFにも出てくるだろうが、司政官とか嫁
この方々は偉いので、通常は艦艇には座乗せず、高級官僚として勢力全体または勢力の一部(行政区・星区)にボーナスやペナルティを与えたり、下級官僚として母星や植民地(開拓星)に割り当てられボーナスやペナルティをさらにブーストしたりする。
- 科学者、もしくは惑星調査官(鑑定士)
惑星系のどんなSFにも出てくるだろうが、ラノベ系SF?のキー・ラーゴとか嫁
まず惑星を外部から調査し、その後、惑星に降り立って調査する。
戦略級ゲームでは惑星にある資源・アノマリーの発見成功率を高めたり、時間を短縮したり、発見の効果を良い方向に変化させたりする。 - 海軍提督 / 陸軍将軍
スぺオペ系のどんなSFにも出てくるだろうが、戦ばっかりしている銀英伝とか嫁戦略級ゲームでは、この方々は艦隊・旗艦(単艦)・陸軍部隊に配置され、艦艇や陸軍の戦闘力を向上させる。
- 宇宙開拓家(探検家)
外人が RODAN と書いていたら、それは宇宙英雄ローダン Space Hero Rodan
科学者、もしくは惑星調査官(鑑定士)と大差はない。
種族または勢力
る居住可能な惑星の種類にほぼ対応する形で、下記のような分類で種族や勢力が用意されている。昔はパソコンの能力が足りなかったので種族と勢力が1:1にデフォルメされていたが、最近は同じ種族に複数の勢力がある1:Nが普通となっている。
同じ種族の異なる勢力同士は、同じ種類の居住可能な惑星を狙うので、少なくとも植民においては競合関係にある。
- 人間型 humanoid(ヒューマノイド)
- 爬虫類型 reptilian(レピタリアン)
- 植物型 plantoid(プラントイド)
- 昆虫型 insectoid (インセクトイド)
- 鉱物型 siliconoid (シリコノイド)
- 両生類型 amphibian(アンフィビアン)
- 魚類型
人間型は、航海・航空・宇宙熱に浮かされてフロンティアを拡大し、自種族内で戦争と宥和を繰り返しながら統合進めてきた我々人類と同じイメージ、つまり攻撃的だが外交的で、連合 federation を形成しやすい種族という設定となっていることだろう。
爬虫類型は恐竜のイメージから、ほとんどの場合、人間型と似ているが頑強で獰猛な攻撃的な種族という設定になっていることだろう。
昆虫型・鉱物型は、ほとんどの場合、SFに登場する地球外知的生命体の設定としては大人気の集合意識・真社会性を有する生命体という設定になっていることだろう。
昆虫型は砂漠バッタ大発生などの印象などから、繁殖力が高いという設定になっていることが多い。鉱物型は寿命が長い、地殻内・地中に住んでいる、金属なので防御は固いという設定となっていることが多い。
植物型・魚類型・鉱物型などは、欲得まみれの動物型(人間型・爬虫類型)とは違って、無我の境地に達している存在で、静かに拡大して根絶が難しく、動物型とは共存できる孤立的な種族という設定になっていることだろう。
魚類型は柔らかいが移動が速い、海中に住んでいる、といった設定になっていることが多い。