これまで音声なし(字幕のみ)のワンポイント動画しか作っていませんでしたが、20分くらいの尺で実況動画を試しに作ってみようと思って、調査と準備を行いました。
現在、手元にある動画編集ツールはPowerDirector というものです。
市販されている最新バージョンは2万円弱と高いです。
【最新版】PowerDirector 18 Ultimate Suite 通常版
- 出版社/メーカー: サイバーリンク
- 発売日: 2019/10/18
- メディア: DVD-ROM
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もっとも、Adobe Premiere Pro なんかと比べれば、お得ですが。
さらに安く上げたかったので、型落ちした外付けのDVDドライブを3千円位で購入して、それの付属ソフトになっていた旧バージョンを入手していました(数年前に)。
ロジテック DVDドライブ 外付け USB2.0 編集 再生 書き込み対応 サイバーリンク社製ソフト付 ブラック LDR-PMJ8U2VBK
- 出版社/メーカー: ロジテック
- 発売日: 2016/04/07
- メディア: Personal Computers
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どういうアップグレード操作をしたかは忘れましたが、ともかく手許に
- CyberLink PowerDirector 12 (64ビット)
が使える状態になっています。
画面キャプチャは、グラフィックボード GTX 1060 AERO ITX 6G OC
MSI ショート基盤採用 グラフィックスカード GEFORCE GTX 1060 AERO ITX 6G OC
- 出版社/メーカー: MSI COMPUTER
- 発売日: 2017/04/08
- メディア: 付属品
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に付属している、
- GeForce Experience
を利用しています。
- プレイ速度に悪影響を与えることなく、ボタン一発で高解像度の画面全体を記録できます。
- 常時記録をオンにしておき、過去20分まで遡って画面記録を取得するshadowplayという機能もあります。
さっそく記録して、Power Director 12 での編集を始めます。・・・できない。
Power Director 12 では、2K/4K動画はインポートできない
6つほど昔のバージョン16なのですが、どうやら2K/4K動画を取り込んで編集することができないらしく、しきりに最新バージョンを購入させようとします。
しかし、たいして使う見込みもないのに、ここで購入するほど思い切りはよくないので、この旧バージョンで頑張る方法を探すことにしました。
そもそも動画の解像度は幾つにすればいいのか?
まず、アップロード先のYouTubeでの標準的な動画の解像度は幾つか。たぶん2Kですらないはずです。しかし、いつも見ている割には全然知らなかったので、調べました。
PowerDirector 12 の設定画面と用語は違うので、関連を理解しました。
高解像度は4Kまでアップロードできますが、通常は1080pのようです。
これは画面解像度でいうと 1920×1080、つまりフルHDとのことでした。
当方はネットワークもWIMAX2なので、4Kの動画をアップロードできるほど回線容量もありません。否応なく、必然的にフルHDとなります。
あまり解像度を高くしても字が見えなくなるだけなので、これで十分でしょう。
PowerDierctor でカスタムプロファイルを作成
フレームレート、ビットレートも高解像度ではない場合の推奨値があるので、PowerDirector 12 で出力用のカスタムプロファイルを作りました。
最初は勘違いして MPEG-4 で作ってしまったのですが、H.264 AVC に変更しました。
出力されるファイルサイズが600Mから750Mに増えましたが。
GeForce Experience で解像度やフレームレートも変更
あわせて画面記録をフルHD 1080pフレームレート 30fps 設定に変更しました。
ビットレートも10Mpbsに揃えました。
これにより GeForce での画面録画で出来た動画ファイルを、そのまま動画編集 Power Directorに読み込みできるようになりました。
音声を追加する
さっそく動画編集に着手したいところでが、プレイしながら解説を収録するような器用なことはできていないので、解説はアフレコで後から追加します。
自分で喋ってもいいのですが、周りの生活音も拾いそうなので、音声合成することにします。家でスマートスピーカー Amazon Echoを使っているので、アレクサ風に喋らせることにします。
調べたところ、Amazon Polly で音声合成ができるとのことでした。Amazon Developer アカウント開設後、1年間は無料枠が利くので実質的に無料です。
解説文案を入力欄に打ち込んでボタン一発で音声合成とMP3でのダウンロードができ、音声合成の精度や読み上げもほぼ合格点です。
漢字仮名交じりで文を入力しても、概ね正しく読み上げられる点がストレス無くて便利です。Kindleで鍛えられているのかもしれません。
音声を合成したら、動画編集で音声トラックを追加して、画面と大体の同期をとれば動画は完成です。
但し最近、謎の字数制限がかかっているらしく、 エラーになる場合があるので注意です。字数を減らせば解決しました。
なお自分で喋って、ボイスチェンジャーを適用して声色を変えるという案も検討しましたが、必ず文字起こしをする作業スタイルなので、今は不要との結論に至りました。
Wimax2 だとアップロードは厳しい…
YouTubeへのアップロードは、WIMAX2だと遅いので、スマホのテザリング 4GLTEで代用しました。毎月3Gの契約ですが、月末間近なのに半分残っていますし、繰り越し分も余っているので、このさい使わなきゃ損ということで。
ですが短期間に沢山アップロードする場合には、Wimax2で頑張らないといけません。測定してみましたが、20分弱の動画1本のサイズが1.5GBくらいですね。
これをアップロードするのには2時間ちょっとかかります。2本アップロードすると3GBで4時間くらいかかります。これを毎日続けると、Wimax2の制限である3日間で10GBの容量制限を簡単に超えてしまいます。
制限を超えると18時以降、インターネットは使い物にならないほど遅くなるので、必然的に、こうなります。
- アップロード作業は、朝から行う。
- 18時以降、Wimax2 は低速になるので作業は行わない。
制限オーバにより、通常のネット利用も低速となり不便だが耐え忍ぶ。
どうしても耐えられない場合、その日はスマホのテザリングに切り替えてしのぐ。 - 動画の編集作業は、ネットが事実上使えない18時以降の時間を有効活用して行う。
なお低速インターネットでも、Pollyくらいならば、何とか使える。 - 動画が完成したら、朝の早起きに備えて早く寝る。
YouTube の字幕には無理があった。
解説を補完するために、アップロード後にYouTubeで字幕を付けようと思いましたが、ムリでした。YouTubeが自動生成してくれますが、機械音声読み上げをリバースしているだけなのに、かなり精度が悪くて使い物になりません。
そもそも視聴側が字幕オンにしないと表示されないので、あまりアテになりませんし。
Pollyに投入した解説文の文字データは OneNote にとってあるので、動画編集のさいにコピペで字幕も埋め込んでしまったほうが楽でした。