Youtube 動画や Geforce Experience 画面録画で再生した音声を Windows 10 のサウンドミキサーを経由して Google ドキュメントへ流し込み、自動的に文字起こしをさせるという手法を試していたのだが、なぜかサウンドミキサー経由の音声認識がされない。
ステレオミキサー経由で音声認識されず、自動文字起こしできない
USBヘッドセットのマイクで自分がしゃべった場合には、音声認識されて Google ドキュメントへの文字入力が正しく行われるのだが…
色々調べてみたところ、典型的なトラブル事例としては
事例1:そもそもステレオミキサーが存在しないパソコンだった
例えば、旧式のタブレットPCやノートPCなど。
当方のデスクトップPCは、これには該当しない。
事例2:アプリケーション設定でマイクへのアクセスが許可されていない
この場合は Google Chrome アプリや Google Document サイトへのURL
USBヘッドセットのマイクでは音声入力はできていたし、デバイスに関わりなく一律で許可されているので、これも特に問題ない。
事例3:プライバシー設定でマイクへのアクセスが許可されていない
USBヘッドセットのマイクでは音声入力はできていたので、これも特に問題ない
Windows のアクセス許可 - アプリのアクセス許可 - マイク
。
Realtek Audio のアプリやドライバは関係なかった。
Realtek Audio のアプリやドライバを疑って、まる一日切り分けと調査を行ったが、結論としては関係なかった。
事象としては、以下と同じだったようだ。
なるほど・・・
音声出力を外付けの液晶モニタ(スピーカーが内蔵されているDisplayPort / HDMI /DVI モニタ)の方に行っていたことが問題だった。
ミニプラグのマイク端子・ヘッドフォン端子に、ミニプラグ対応のヘッドセットを物理的に接続し、そちらから出力するように設定すればよいだけだった。
間違っていたサウンド出力の設定
- ミニプラグのマイク端子・ヘッドフォン端子には何も接続していない
- 液晶モニタ(スピーカーが内蔵されているDisplayPort / HDMI /DVI モニタ)が出力デバイスとなっている
ここでは ASUS PB278 が液晶モニタ。NVIDIA GeForce のグラフィックボードから DisplayPort 接続されており、モニタに内蔵されたスピーカーから音が出る。
正しいサウンド出力の設定
- ミニプラグのマイク端子・ヘッドフォン端子に、ミニプラグに対応のヘッドセットを「形だけでも」接続しておく
形だけミニプラグ対応のヘッドセットを接続 上のピンクの端子がミニプラグのマイク端子、下の鶯色の端子がミニプラグのステレオジャック
- スピーカー (Realtek (R) Audio) が出力デバイスとなっている
Realtek のオーディオチップを経由するルートになっていなかったのかもしれない。
外付けの液晶モニタへ音声出力する場合、それは NVDIAのグラフィックボード経由で行われている。
一方で、ミニプラグ端子へ音声出力する場合、それはRealtek のチップを経由しているのではないか。
ミニプラグのヘッドセットは、Web会議でトラブルが起こることが多いので、もう捨てようかと思っていたが、もうしばらくとっておこうか。
もっとも、適当なイヤホンをステレオジャックに繋ぐだけでもよさそうだが。