決して併用したいワケではないが、お客様・パートナー・自社内なのに文化が違う他部門wのITルールやスキルの都合により、オンライン会議はZoom、Teams、WebEXを併用することとなっている。
Zoom
3年位前に北米との仕事で米人が好んで利用していたので、コロナ直後にオンライン会議でトラブルが多発したさいに思い出し、すぐに契約した。
全般的な性能と、音声接続のトラブルの少なさでピカイチ。
他のオンライン会議環境でトラブルになった場合の救世主となっている。
余計なメニューがなく、全般的に操作性がよい。
いまのところ唯一の不満点は、会議のレコーディングか。
保存先としてクラウドとローカルが選べるが、実務的にはクラウドレコーディングしか使えない。というのもローカルは、Zoomのホストのパソコンで事後処理がされる仕組みらしく、例えば会議終了後にすぐノートパソコンを畳んで撤収すると記録が失われるからだ。
Teams
Microsoft系が社内標準なので最も多く利用している。
Microsoftのせいなのか、VPNのせいなのか、性能が安定しない場合がある。
お客様がMicrosoft系でない場合、(多分)ブラウザ版でご利用されることになり、音声が繋がらないということがかなりよく発生する。急遽、Zoomに切り替えざるを得ない。
Microsoft ホワイトボードという一見便利そうな機能があるが、これは現時点では、社内(自社のActive Directoryで管理されたアカウント)の範囲でしか利用できない。
したがってゲストであるお客様と、Microsoft ホワイトボードで議論することはできない。
会社アカウントから個人アカウントに案内を転送し、個人持ちのPCやタブレットを使って個人アカウントで参加している社員がいる場合には、その社員はゲスト扱いなので、社内の会議においても、Microsoft ホワイトボードで議論することはできない。
皆がホワイトボードで議論しているのに、自分だけ締め出される悲しさよ。
Skype
性能・音声・画面ともにトラブルが多い。
オワコンのはずなのだが、なぜかTeamsではなくSkypeで会議案内を送ってくるケースがまだある。
仮想デスクトップを利用させられている部門からの会議案内がSkypeのことが多いのでおそらくだが、
- Teamsのデスクトップアプリが仮想環境では事実上、利用できない
- Teamsのブラウザ接続での音声トラブルがとても多い
- 故に、Skypeの方がまだマシである。もはや仕様変更もないから、昔覚えた慣れた操作で確実だし
というロジックになっていると推測される。
- 仮想デスクトップなんて利用しないよ派
- 会社のPCなんて利用したくないよ派
の者たちが、「なんで未だにSkypeなんですか!」とよってたかって責めても、次の会議案内もヤッパリSkypeだという orz
そして案の定、「音声がブツ切れです」「音声が昭和のロボット音声になっています」とかいう悲鳴があがり、「入り直します」「音声だけスマホで入ります」といった間抜けな風景が。
会議の生産性もクソもない低レベルの動物園になる。
…誰か助けてあげて!
最近、パソコンの売り上げが倍増の倍増というニュースがあったが、シンクライアント(仮想環境)のトラブルの多さ、不便さに辟易してファットクライアントに回帰しているのではないかと思う。
- オフィスのマルチコピー機が使えないので自宅でスキャン
- 会社PC(VPN)と自宅PCが同一ネットワークに接続できないのでUSBメモリ
- オンライン会議のためにJABRA、外部モニタが必須
となるワケだが、外部接続の機器がまともに繋がらないのでは生産性は上がらない。
ファットといいつつ十分に軽量な2番目くらいに軽いPC
WebEX
昔からあるソフトなので、これを社内標準としているお客様・パートナーは一定数存在する。CISCOのテレビ会議(超高級)を昔から使っていて金銭感覚がマヒしている高付加価値産業のお客様・パートナーからの案内がWebExであることが多い。
性能・画面のトラブルは少ないが、音声トラブルは Teams と同じようにある。
ブラウザ版で利用している場合にトラブルが多いようではある。
また音声接続されるまでに時間がかかるので、あらかじめ余裕をもってログインし、画面表示や音声のチェックを行っておく必要がある。