そういう、モデルなんです。

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AutomationAnywhere 手書きの帳票も、フォーマットが可変の帳票も- IQ Bot で手が届く、紙業務の自動化

たぶん2年位前のソフトバンク主催のセミナーで話を聞いた後、しばらくRPAのことは忘却の彼方だったが、最近、書籍が出ていたので一通り読んだ。

当時のセミナーでは IQ Bot とかいう機能がウリらしかったのだが、あまり細かい話はなかった、もしくは自分が最前列なのに半分寝ていたらしく覚えていなかったので、オンライン・セミナーに参加して詳しい話を聞いてみた。

同じ業務なのだが異なる相手先フォーマット(例では注文書)で事務処理するケースで、情報項目の読み取り設定を相手先フォーマットごとに定義するという面倒くさい準備作業のところを、かなり AI (IQ Bot ) が支援してくれるようだった。

但し、OCRのIT基盤の統合はされていないようで、Tegaki サーバだけは Linux で、これはクラウドでは使えないらしい。これによって生じる機能差異が何かはよく分からなかった。オンプレで使うのが安全そうだ。

質疑は、他の RPA や OCR との違いに集中していて、かなり参考になった。
というかメインディッシュはこちらだった。

  • 実際に日本のお客様に適用して、読み取り成績が良かった帳票の種類
  • 逆にうまくいかなかった例

を説明していて、何でもできますみたいな胡散臭い話ではなかったので、信用できる内容だった。

  • 対応しているOCRは5種類のうち3つが日本語OK(うち1つがTagaki)

という判断のようだった。Tegaki 以外は、クラウドもOKとのこと。
Tagaki も未定といっていたが、まあ時間の問題だろうとは思うが。

読み取り精度は明言しなかったが、必ず聞かれるからということで、色々前提については念押しの上でサンプルは出していた。