Unity の練習中に出来合いの 3Dキャラクター(モデル)を使っていたのだが、こういうものを自分で Blender で作るとしたら、どうやればいいのか気になったので調べた。
細かいことは分からないが、少なくともモデルを作って、アニメーションさせる必要はあるだろうと思って、それらについて書かれた本を探した。
Blender 2.8 での 3Dモデリングについて
何冊か読み比べたが、下記の本が大判・フルカラーで網羅的に説明されており分かりやすかった。
Blender の画面操作は、慣れるまでは分かりにくい、かなりクセがあるものだが、細かい画面操作含めてたくさん実物の画面イメージが示されていたので迷うところが少なかった。
アニメーションについて
3Dモデルの作り方は大体分かったので、アニメーションについて学ぶことにした。
そもそも最近のアニメーションって、どのように作っているのかすらも分からなかったので、図書館でそれらしいテーマの雑誌を見つけて読んでみた。
Blender で 3DCG 作画といった記事もあったので、Blender で作ることは普通のことでもないが、異常なことでもないということは分かった。
しかし、どちらかというと背景のほうを Blender で作っているという話であって、人物のほうを作っているわけではなかった。
キャラクター(人物)のアニメーションについて
ツールとは関係なく、3DCGというのは一般にこうだよ、という概念とか理論の部分は、以下の書籍が最も分かりやすかった。
ツールを Blender に特定した場合のテクニックや手順については、以下の書籍が分かりやすかった。モデリングの説明は巻末に少しあるだけで、ほぼ全編がアニメーションのやり方となっているので、モデリングが分かっている段階では、余計な説明がない。
上記の3冊を習得しておけば、Blender で出来ることは(品質はともかくとして)ほとんど出来るようになる。
Unity への取り込み方について
モデルにアーマチュアを適用してアニメーションが出来るようになったが、Blender の中で動いているだけであり、Unity に取り込む方法は分からなかった。
作法を守って作る必要はあるが、取り込むこと自体には問題はなさそうだ。
王侯貴族は 3ds Max を使っているらしい
色々調べているうちに、お金持ちの方々は Blender ではなくて 3ds Max とかいう代物を使っているらしいと分かってきた。
冒頭の Blender 2.8 3DCG スーパーテクニック とカバーしているトピックはほとんど同じだが、ツールが 3ds Max の場合の解説本がこちら。
操作方法が違うだけで、機能については Blender との違いは分からなかった。
お金かかるの嫌だから Blender でいいや。
3ds Max を使いこなして高度なモデリングをするテクニックについてはこちら。
すごくフォトリアルなモデルを作るためのテクニックが書いてあるようだったが、自分のレベルが低すぎる(箱人間レベル)ため、ちょっと今は関係なかった。
質感を出すには、3Dペインティングの専用ソフトを使うといいらしい
人間のモデリングはともかく、物体についてはフォトリアルに作りたいと思って、色々試していたのだが、その過程でテクスチャとかマテリアルとか3Dペイントを使いこなさないとダメらししいと分かった。
金がかかるのでやらないが、 3Dペイントについては Substace Painter というソフトが高品質なマテリアルやペイントができる定番商品になりつつあるらしかった。
Blender では
- マテリアルの標準テンプレートがほとんどない
- テクスチャを適用するための手順が複雑
色々なマップを別々に用意しておいてシェーダに複合処理させるフローを自分で構築しないといけない - 表現を実現するために必要な設定がどれで、どこにあるかが分かりにくい。
設定方法も統一されていないので直観的には分からない
などの分かりにくさがあるが、Substance Painter はテンプレートも多いし、適用する手順もほぼ同じ(塗るメタファーのみ)なので分かりやすそうだった。