テラデータ teradata の役員が書いた書籍を以前に読んで、今後の動向のようなものがよく分かったので、teradata のセミナーに参加してみた。
データからビジネス成果を獲得するデータ活用戦略の組み立て方
初歩的な内容だった。
ソースは言わなかったが、おそらく DMBOKの11の知識領域を多すぎるからという理由で3つのCSFにまとめて、そこから再び展開していた。
- データの供給管理(IT部門)、需要管理(事業部門)をマッチさせる仕組み
- リファレンスインフォメーションアーキテクチャ(データアーキテクチャ)
Industry Data Model (iDM) というER図が業種ごとに用意されていて、9割くらいはこれでいけるという話だった。 - ガバナンスの利かせ方、集権/分権、その混合
などの説明があった。
上記の書籍では実装レベルの話はなかったので、その点は参考になった。
Industry Data Model は各社が出しているが、中身は非公開となっているようだ。
マーケティング投資と運用を最適化する:Marketing Impactサービスの概要と展望
マーケティングの効果はベースの売上から計算されるという理屈になっているが、実際にはマーケティングのないベースの状態というものはない。
メディア露出の要因を機械学習を活用したMMM分析で逆算して求めて、上積みしたマーケティング施策それぞれの効果を評価するという話。
MMM(トップダウン)とMTA(ボトムアップ)の両方が必要ですよ。
そのサービスが Marketing Imapact なんです(ちなみダッシュボードはこんなの)と紹介があった。
事例に学ぶ製造業DX:”ものづくり”を向上させるためのデータ活用とは?
セッションの順番がAGENDAと違っていたが、とりあえず全部見ていたので見れた。
製造業の話なのだが、データ販売が目的の典型例として第一に説明された。
本当なのか?その後、よくある事例が説明されたが一般論であり、テラデータらしさはよく分からなかった。
データ活用のリーダーに聞く
Zホールディングスの話を聞いた。全然違う社風の2グループの合併なので、それぞれ異なる戦略をとっているといった話があり面白かった。
事例に学ぶカスタマーエクスペリエンスを向上させるためのデータ活用術
典型的なCXの話だった。
次回はテクノロジー・ブレイクアウトセッションを聞いてみよう
今回はビジネス・ブレイクアウトセッションを聞いたのだが、あまりレベルは高くなかった。海外でのユースケース・事例の多さが武器のはずなのだが、スピーカーの話の内容がジャパナイズされすぎているのか、先進性がなく参考にならない。