VLCメディアプレイヤーは、プレイヤーという名前なのだが、実は動画や音声ファイルのファイル形式を変換することができる。
自分のプレゼンを動画で保存してみたら1.3GBになってしまったのだが、スライドと自分が喋っている音声を分離したら全体の容量は減るはずだ、と思って実験した。
ユースケース
- 用意したスライドを、前から順にプレゼン(説明)しているだけ
スライドは事前配布しているので聴講者は自分でページをめくることもできる - プレゼンの尺は21分4秒だった
したがって動画の長さも同じである - NVIDIA GeForce Experience にて、下記の設定値で画面と音声を全部録画した
同じ内容を2度話すのは嫌いだから保存しておく
NVIDIA GeForce Experience により記録された動画
- 当然ながら、動画として記録されており、サイズは 1.3GB
- 記録された動画ファイル mp4 Video Filke (VLC) のパラメタ値は下記の通り
s
VLCメディアプレイヤーを使って抽出した音声
- サイズは 0.12GB
- 抽出された音声ファイル TS ファイル のパラメタ値は下記の通り
TS ファイルが何かは分からないが「映画 & テレビ」というアプリで再生された
VLCメディアプレイヤーで音声を抽出するさいの留意点
- [ メディア ] - [ 変換 / 保存 ] - [プロファイル] の画面で「Audio - MP3」を選択しただけでは変換がうまくいかず、音声がブツ切れ(飛び飛び)になってしまった。
- 「Audio - MP3」の横の工具(レンチ)ボタンを押した後に表示される [ プロファイルのエディション ] - [ カプセル化 ] の画面で、「MP3」ではなく、「MPEG-TS」という設定を選択する必要があった。
- [ オーディオコーデック ] の設定も、動画ファイルのパラメタ値と完全に合わせておいた。
TSファイルとは、いったい何者だったのか?
- [ プロファイルのエディション ] - [ カプセル化 ] の画面の「機能・特徴」を見ると、正確には音声ではなく動画のようだった。
- TSファイルは、M2TSといった拡張子と同じ意味らしい。
- どこかで見覚えがあると思って、自分のパtソコンの中を調べた。
最初は Zoom の音声ファイルと同じか?と思って確認したが違った(。.m4a) - 昔、YouTube に動画アップロードしたときのファイル形式が .m2ts だった。
これと同じ、つまり動画であることが自分の中でも確定した。 - つまり、音声を抽出したのではなく、映像を切り捨てた、という方が表現としては正しいのかもしれない。