Steam の欲しいものリストで監視していたゲームの1つ。
ほとんど全く値引き販売されていなかったのだが、Distant Worlds 2 (DW2) が発表されて9割引になったので入手した。DW2は2022/3/11にリリースされるようだ。
宇宙征服ものポーズ可能リアルタイム・シミュレーションゲーム(Sci-Fi 4X)。
戦闘はリアルタイム。ほとんどの操作が自動化できる。プレイヤーがやるべきことについて顧問 Advisor が何もかも提案してくれるのでその通りボタン押すだけでも進む。
Steamで全ての拡張をバンドルした Universe を購入するとよい。
またMODはBacon MOD+RetreatUE+DasChromeBlueが良いかと思われるが、設定するのは多少手間がかかる。
どういう設定の宇宙征服モノか?
プレイヤーは通常の帝国か海賊勢力のリーダーとなって宇宙に進出し、他の勢力を倒す。
- 通常の帝国は、惑星に入植して勢力を拡大する
- 海賊勢力は、原則として入植はできないので、通常の帝国から依頼される海賊の任務などをこなして勢力を拡大する
- いくつかストーリー(シナリオ)もあるので、それに従ったプレイも可
およそ20種類の勢力
- 通常の帝国としては、居住地の好みや知性などの特徴が異なる人類、両生類、爬虫類、昆虫などの種族・勢力が用意されている。
機械人間系が無いのは珍しいかも。但しオープニング画面に出てくる青仮面、古代の守護者 Ancient Guardians は機械文明らしい。
- 海賊賊勢力は種族ではなく、プレイスタイルを4種類の中から1つ選択する形となっている。
勝利条件は?
- 通常の帝国としては、銀河全体の一定割合の領域、人口または経済を支配するか、種族固有の勝利条件を達成すること
- 海賊勢力の場合、植民地支配のシェア、他の海賊を潰した数、プレイスタイルごとに期待されている任務を沢山成功させるなど
- ストーリーでのプレイの場合、ストーリーの勝利条件
見た目
- 背景は星図画面であり2D
星図 Map
星系内の惑星に植民すると、その周囲に影響が及び領土になるので、概ね管理単位は星系 System となる。
星系 Star System
星系内には惑星・衛星・小惑星などがある。
第一印象
ポーズ可能リアルタイム制だが、ほとんどの操作が自動化されており、正直すごい。
自動化したくない操作を手動に戻すという感じの自動化率となっている。
船体設計は、自由度は高いもののビジュアルは今一つ
設計も既定では当然のように自動で、20種類位ある役割(用途)を選択するだけで艦艇や基地を建造できるが、もちろん手動で設計もできる。
Endless Space、Sword of the Stars など多くの宇宙ゲーでは、設計画面に艦艇各部の見た目イメージが表示されるが、本作ではそのようなビジュアルはなく、部材の一覧に追加・削除するだけとなっている。
- 造船技術に応じて、建造できる艦艇や基地の大きさの上限が決まり、上限の範囲内で様々な部材を追加することで設計を行う。
- 船体や砲架といった概念はなく、必須部材(指揮所とか生命維持装置とか)の要件さえ満たせば、大きさの範囲内で、何でも幾つでも部材は足し込める。
なお2022/3発売予定のDW2では、船体設計のビジュアルは他の宇宙ゲー並みに改良されている。
MODを入れないと見づらい
暗すぎる銀河、銀河に馴染み過ぎて見えない艦艇、見づらく字も小さい独自のフォント。画面全体が薄暗く目に優しくない。しかもゲーム内の設定では、見た目を変更する方法が全くない。
YouTube動画もバニラのものはほぼ黒画面にしか見えず映えない。少々面倒臭いが、UI系のMODを入れたほうがいい。
なおDW2では改良されているようだ。
大臣はいないが指揮官はいる
無能で怠慢な奴が多く、しょっちゅう罷免されるのだが指揮官はいる。
別に採用活動とかしなくても、どんどん増えていく。
顔グラは全く同じなので、区別がつかない。
Endless Space みたいに他の種族の指揮官を雇うことはできないようだ。
技術開発は比較的シンプル
研究開発領域は、武器、エネルギー、先端技術の3つに大別される。
それぞれごとにはいわゆる技術ツリーが用意されており、研究力を貯めて研究開発を進めていく、標準的なものとなっている。
ときどき宇宙生物に遭遇する
開始1分で採掘基地を襲ってきた砂ナメクジ Sand Slug。
逃げるが勝ち。
とりあえず何をすればよいか?
適切な役割(用途)の艦艇を建造すると、それらは大抵自動に設定されているので、何もかも自動で進むが、もちろん手動で操作もできる。
探索 exploration
- 植民船/建設船より先に探索船を4隻ほど作る。ネビュラが近い場合には長距離スキャナと大量の燃料、エネルギー収集装置を備えた探索船を1隻は作ること。ネビュラでは制限地域が見つかることが多い。
- 探検船には最良の長距離兵器・2つ以上のシールド・5つの装甲を備えさせ、最大船速は巨大カルトア虫(宇宙生物の中で最高速)並みの35、回頭は20以上。FTL速度を最大に保つには2つ目の反応炉が必要かもしれない。
- 長距離スキャナ付き探査船を作るのものよい。移動させるときはスキャナの範囲の2倍の距離を移動させ、発見物が無いかよくチェックすること。
燃料と往復時間の無駄なので基本は母星には戻さない。最後は海賊の根拠地探しにでも使って使い捨て。 - 独立植民地を発見したら、一旦そこで燃料補給すること。
- 艦艇の巡航速度は最大船速の凡そ半分であり、ネビュラでは両方とも半減
- 諜報員で他国の銀河地図を盗む方が自分で探索するより早い
資源や植民地の候補を探す
- 魅力的な植民地候補の惑星(質が70%以上は欲しい)
- 大規模な独立植民地 Independent colony
- 超贅沢品 Loros Fruit, Korobbian Spice, Zentabia Fluid
それぞれ2か所ずつある。それぞれ$300K/年もの収入がもたらされ、母星や大規模植民地に購入されて倉庫に蓄積された場合には30%の文化開発レベルボーナス。複数種類在庫していても累積はしない。 - 星系を探検する命令の代わりに未知の惑星に移動する命令を与えること。
探検命令だとまず恒星に向い、内側の軌道から順番に探索するので効率は良くない。星系の最も外環の惑星を指定して移動させ、星系内の探索はキューを活用しながら最短経路で行わせることが望ましい。 - ガス星雲には惑星も小惑星もないので探索は後回しにする。
ブラックホールに移動したら死ぬのでそこは探検命令にしておく。
銀河の名勝を見つける
- 帝国図書館 The Imperial Archive
古代のやり方 Way of the Ancients という政体を採用できる。 - Nexus of the Red Claw
超兵器 Devastator Pulse 技術、艦艇や基地の大きさ上限を大きくする技術、造船速度を加速する技術などが与えられる。2つ存在することもある。 - 永遠の闇の寺院、永遠の暗黒の寺院(両方のことも)
闇のやり方 Way of Darkness という政体を採用できる。この政体を昆虫に利用されると厄介なのでかなり重要。もちろん自分が昆虫の場合は尚更。 - 隠された要塞 Hidden Fortress
超兵器 Death Ray 技術が与えられる。2つある。 - アルカディアの庭 The Garden of Arcadia、大商品取引所 Great Mercantile Exchange、統合広場 Unity Forum
植民しないと効果は発現しない。 - トーラクの要塞 The Fortress of Torak
要塞を植民地にすると2倍強力な陸軍を2倍速で徴兵できる。
ボスカラ Boskara にとられないように。 - テクノネクサス Techno Nexus (先端技術), カリダ兵器廠 Carida Armaments Installation (武器), エネルギー開発施設 Energy Engineering Facility (エネルギー), アクリア工廠 Akurian Industrial Workshop
対応する領域の研究開発に100%のボーナス。
掘り出し物を探す
- 世界殲滅兵器 World Destroyer
- World Destroyer, World Annihilator, Devastation Moon の3隻がある。
- 全て故障しており、修理するためには Dilithium, Krypton, Tyderios その他の戦略資源が必要。修理にはかなり時間がかかり、修理完了以前にゲームの決着がつくことも多い。
- 宇宙ナメクジ Space Slug が守っており、これまで何隻を喰ったかによって強さは異なる(最初は28)。
- デブリ溜まり Debris Field の難破船
- 12~24隻の難破船、その数倍の難破船のいずれか。修理中は研究開発ボーナス、退役させると技術、中盤までは修理すれば戦闘にも使える。
放棄された艦船や基地の修理状況を確認したい場合には武器を備えた艦艇を選択し、艦艇/基地を拡大してマウスをかざす。照準円が現れ右クリックで攻撃と表示される場合にはその艦艇/基地は壊れている。 - 星系画面の時に右下にある拡張 EXPANDED 画面を確認して、小惑星帯や艦艇のアイコン△が星系内にないか確認すること。掘り出し物 Debris Field が見つかるかもしれない。
- 12~24隻の難破船、その数倍の難破船のいずれか。修理中は研究開発ボーナス、退役させると技術、中盤までは修理すれば戦闘にも使える。
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大航路標識 Great Beacons
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制限地域 Restricted Zones
- 遺棄された宇宙港・艦艇・港・鉱山(とくにガス採掘基地)
宇宙生物を殺してから調査すること。 -
カルトア虫だらけの Dead Zone
基地が見え次第、ゲーム速度を最低にして、右クリック調査を細かく繰り返す。 - その他の遺跡 Ruin
探索船など艦艇を選択して [Ctrl] 右クリックしポップアップを表示して遺跡を探索すること。遺跡アイコンをクリックして探索することもできる。 -
失われた植民地 Lost Colony、航路標識 Ship beacons、技術、地図や資金、海賊との対話、カルトア虫の解放など
6~7年後、すべての星系の名前が判明した後で、ガス星雲なども探索していく。
地図も買う。全部わかるのは10年後位。
殖民 expansion
- 植民船を建造して、居住可能な惑星に送る。
- 居住不能な惑星であっても先住民が居る独立植民地には入植できる。
- 医療と娯楽センターのある宇宙港を建てろ
- 宇宙港、リゾート基地(部屋1つ)、資源採掘装置が有益。
開発 exploit
- 収入に余裕があるなら税率はゼロに
- 贅沢資源の種類を増やすこと
- 研究開発は3つの領域の技術ツリーで次々と技術開放していく。普通。
- 戦略資源が足りなくなるので、旧技術の部材も活用すること。
戦闘 exterminate
- 惑星を占領するには、陸軍を惑星に送り込み陸戦に勝つ必要がある。
外交 diplomacy
他の帝国や海賊勢力に遭遇したら、外交を行える。
海賊とは仲良くできる(せざるを得ない)
- 海賊勢力とも外交・取引することができ、海賊に海賊任務(他の帝国を攻撃させるとか)を依頼することができる。依頼に対して海賊が入札してくるという、ある意味画期的な仕組みとなっている。
- 海賊の艦艇や基地を退治して評判上げると、幸福度上がる
銀河の歴史イベントを進める
- 銀河の歴史イベントの残りを進めるために cultural archive base から技術・地図・資金を得る。
- 遺跡・制限地域・艦艇の修理により加速する。
- 信号妨害基地
- ポツダク試験場のDevastator
- DeadZoneの研究基地カルトア虫多数
- ネビュラの奥深くにある2つめの信号妨害位置
そこで銀河の歴史を獲得後は遺跡・艦艇修理・制限地域の艦艇/基地を探索することでより歴史が明らかになり
- 最後は図書館Archive。