地物の LOD が CityGML や Plateu などで定義されていたので、人物モデルについても勝手に定義してみた。どこかに国際標準があるかもしれないが調べていない。
単純な 2.5D人物モデルが LOD1、3D人物モデルが LOD5
- まずは棒のみで表現できる2.5Dモデルを LOD1 とした
2Dに影が付いただけともいう... - 順番に詳細度を上げる図案を考えた結果、3Dモデルは LOD5 となった
LOD 2.0 のイメージ
グラフィックレコーディングなどで、感情(表情)込みで人をスケッチするときのようなイメージで考えた。
LOD 2.1 を定義するとしたら、身体と影の形状を曲線にしたものだとか?
LOD1との差分を表情としたが、身体と影の形状には色々派生があるかも。
LOD 3.0 のイメージ
LOD2 までは、輪郭は2ストロークで描ける線人間、まち針人間にとどめておくことにしたが、画数が増えても姿勢を表現できるように、いわゆる棒人間を LOD 3とした。
服や髪型で性別を区別するのをアリにするか、しないかは迷ったが、面的なものを足すのはこの詳細度ではやらないこととした。
LOD 4.0 のイメージ
LOD3 までは顔面以外、面は無しとしていた。ここでは面や基本立体の組み合わせ程度をアリとする。
もう壊れてしまったが、デリーターモデルのようなもの。
LOD 4.1 のイメージ
無色の LOD 4.0 にざっくりと着色したもので、寺田模型の紙人間モデルのようなもの。
2.5D ですらない 2D は LOD0 とした
地理情報の地物のLOD定義では、2次元のGISが起点(LOD0)となっていたので、影のない状態や点は LOD0 であるということにした。
地理情報では LOD-1はメッシュ2D統計、LOD-2は3Dグラフのようになっているので、マイナスは集計して粗くする側の次元であるらしい。
LOD5 を作るべきかも迷うところ
地物(建物、道路など)の方は LOD4 の BIM/CADモデルが最大値となっている中で、LOD5を作るのがいいのかどうか。
建物と違って人間はもともと面にかなり近い立体なので、とくに LOD4.1と5.0 を区別する必要がないかもしれない。