同じフォトリアル路線だがコンテンツは皆無の MakeHuman に疲れてしまい、久しぶりに Daz Central を覗いたら Daz Studio 4.21 向けに新たな人体モデル Genesis 9 が登場していた。
- 男の方がマイケル MICHAEL [9] HD
- 女の方はビクトリア VICTORIA [9] HD
彼らは無料ではなく、いずれも単品 $41.99 (-30%) とのこと。
Daz が標榜する GENESIS 9 の特長
Daz3D はほとんど利用しておらず、時間と根気以外に別に失うものはないのでいきなり Gen 9 を試すつもりだが、公式サイトに少しだけ説明があったので予習はした。
ジオメトリ(メッシュ)構造を刷新した統合フィギュアに刷新
男女のフィギュアの区別が無くなり、単一のスライダー*1で、男っぽさ Masculine ⇔ 女っぽさ Feminine をモーフで表現することとなった。
これにより GENESIS 9 に無料で含まれるフィギュア Figure のモデルは、男女の区別のない Genesis 9 一本となった。
なお Dev Load はモーフその他のコンテンツ開発を行う場合に使うもので、通のコンテンツ・クリエイターの方々向けの素体である。
- 他の3Dモデリングツールにエクスポートするさいにはむしろ邪魔な歯 teeth、まつげ eyelashes、テクスチャマップ maps などは省略
- エクスポート事故防止のため、様々な設定をゼロにリセット
細かい説明はないが、その他の改良5点
左右非対称のモーフ、メッシュ密度2倍、ポーズとアニメーション改良、歯と目玉のジオメトリ分離*2、解像度8Kのマテリアルマップ、顔面動作実装システム FACS 拡張など
Daz を極めてないので差はよく分からないが、人体比率の改良
おでこ、左右の目の間、解像度8Kのマテリアルマップ、顎の補正、首の高さ
などが実際の人体により近いものとなったとのこと。
GENESIS 初代/2/3/8 Starter Essentials の 5つとなった
Daz Central や Daz Studio の全製品 All Product に含まれる無料の人体モデル素体(フィギュア)は5世代となった。
4~7までの番号が飛んでいるが経緯は以下のとおり。
- GENESIS 初代(右端の番号ナシ)の前に、Genesis 世代と互換性が無い旧世代 Version 1~4 が存在していた
- Genesis 初代提供後も旧世代のバージョン Version 番号はしばらく使われ続け、そのために Version 5 = Genesis 初代、Ver 6 = Gen 2、Ver 7 = Gen 3 という二重番号体系となった
- Genesis 8 リリースのさいに、4~7 を飛ばして Version 番号と同じに揃えた
衣服やら髪やら外回り品は自動フィットという名前のかなり手動操作の多い移行機能で多分 Gen 9 にも使いまわせるはずなので、とりあえずもう一度全部再インストールし直した。
数カ月前に Gen 8 で試したときの印象では、全部集めても無償の範囲では物足りなかったので、週1回ストアで提供される無料コンテンツでも渉猟して集めてみることにする。