顔写真を入力すると顔面のテクスチャを差し替えてくれる顔面転送 Face Transfer を試した。西洋風の青い瞳となり、丸坊主だったが顔の外形や眉毛などテクスチャは正確に反映された。髪の毛は後から追加した。
顔面転送 Face Transfer の使い方
顔写真を人体モデルの顔面に相当するテクスチャ部分に複写することにより、簡単に特定の人物を模写することができる。
まず画面右下のペインに Face Transfer タブを表示させる
メニューより Window - Panes (Tab) - Face Transfer を選択すると、画面右下のペインに Face Transfer タブが追加される。
Face Transfer タブで顔写真を指定して人体モデルを生成する
転送したい顔写真を元画像 Souce Image に指定し、性別 Gender を選び、生成 Generate ボタンを押す。すると顔写真が張り付いた状態で Gen 8 の人体モデル*1が生成される。
髪を流す方向を逆向きにしたい
顔写真の取り込みは成功したが、前髪の髪の毛の一部も顔写真からテクスチャに取り込まれてしまった。ツールーズ Toulouse の髪をかぶせると、前髪の流れが逆になってしまい不自然になった。
隠し変数 X Scale を表示させ、マイナス100%を設定
ツールーズ Toulouse の髪の流れを変数などで調整することが簡単にできなかったので、調査したところ、髪全体を左右反転させる方法が分かった。
- 画面右下のペインで変数 Parameters のタブを選択
- タブ群の左上付近にあるハンバーガーメニューアイコンをクリック
- Preferences - Show Hidden Properties メニューを選択
- X Scale の値をマイナス100%に設定
これで髪が左右反転して、結果的に髪の流れの方向は揃った。
瞳を黒にする
顔写真の目の部分が暗く写っていたせいか、西洋風の青い瞳になってしまった。
黒か濃茶あたりに変更したい。
まず表面選択 Surface Selection ツールに切り替える
ぐっと拡大して、瞳の部分をクリックする
検索窓に eye と入力する
スマートコンテント Smart Content タブのペインで、コンテクストによる絞り込み Fileter By Context をオフにしてから、検索窓に eye と入力する。
眼球に当てはめられるマテリアルの候補が表示された。
好みの色を選んで、瞳にドラッグ&ドロップすると適用される。
カラーコンタクトレンズのように差し替えることができた。