そういう、モデルなんです。

ビジネスモデル、3Dモデル、設計図、模型などの現状と動向を考察、関連書籍の紹介

Character Creator 人物モデルの販売価格調査は無駄だった

Reallusion の Content Store で販売されている人物モデル(3Dアバター)について、1体あたりの相場を調べた。

調査方法

  1. Character Creator の人物 ACTOR とスキン SKIN の商品 Product を1つ1つ確認
  2. 主製品(人物モデル)と、それ以外の副製品(衣服など)に仕分け
  3. 製品価格を、主製品(人物モデル)の入り数で割って1体あたり単価を産出

人物 ACTOR の相場

見た目でジャンルを分けてみた。

  • とてもリアルなアバター
    • 販売者は Reallusion のみ
    • 全身スキャンのものは60ドル、そうでないものは15ドル
  • そこそこリアルなアバター
    • サードパーティの販売者が数社(数名)あり
    • 18~36ドル、個人の販売者では3ドルも
  • アニメ調アバター
    • 25~30ドル、5~6体のセット販売で149ドル
  • SF調アバター
    • 15~18ドル、42ドルもあった
  •  ファンタジー調アバター
    • 4~15ドル

肌 SKIN

顔面に対して出血・傷・ゾンビなどの特殊効果を加えるものが出品されている。
テクスチャ1種類あたり、2.5~3.1ドルくらい。入り数24個で75ドルといった値付け。

肌については刺青・ゾンビなどのテクスチャを足すものがあり、0.1~0.7ドルくらい。
安いものは入り数168個で16ドルといった値付け。

考察

  • とてもリアルなアバター・そこそこリアルなアバターは、そもそも Reallusion  の本体やオプション製品で自作できるからなのか出品はほぼない
  • アニメ調アバターは Reallusion が 5体 149ドルで販売しているのがリファレンス価格となっているようで、サードパーティの出品では入り数と価格を合わせている
  • SF調アバターは、素体は普通の人物であり衣服が違うだけなので、人物モデルのジャンルでの出品はほぼないようだ(衣服を出品すれば済む)
  •  ファンタジー調アバターは、素体がエルフ(耳がとんがっているだけ)、ドワーフ(背が低いだけ)だからか、出品されていても安値のようだ

人物モデルの作成について製品本体が高い能力を持っているので、ストアの人物モデルのカテゴリを調査したところで(出品されることもないので)大した意味はなかったなと後悔した。

衣服・靴など製品本体で作りづらそうで出品が多いジャンルを調べるべきだった。

後日、調査方法も不十分であったと気付いた

上記のとおり Content Store で Character Creator 向けの人物 ACTOR のモデルを調査しいていたのだが、人物モデルに特化した販売サイトとして actorcore が別にあることに気づいた。そこでは人物モデルだけが大量に陳列販売されていた。

但し actorcore のモデルは亜人間 Humanoid であり、服を剥がしたりはできないという点で違いはあるので、目的に応じて使い分ける必要がある。

tombi-aburage.hatenablog.jp