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会議録画からセミナー動画を作成する場合の工数見積り

動画作成は素人同然の腕前だが、ツール PowerDirector 365 を購入したので、シーズドリブンではあるが色々と試し始めた。

会議の録画のうち、今後も使えそうな部分を教育動画化

会議の参加者数名が事例紹介として、社内実践に基づいた良い話をしたので、この部分を抽出・編集して、社内教育動画にすることにした。

作業条件

  • 良い話の話者(講演者)たちは社員たちであり、話し方も整然としていたので、話者たちの発言は編集しない
  • 画面投影していたのはプレゼンテーション用スライドであり、その内容にも問題はないので、原則として、映像は編集しない
    • 但しWeb会議の録画のさいに、右端に参加者の氏名や顔写真が入ってしまっていたので、この部分は見えないようマスキングする
  • 参加者(社外の方々)からの質問については、整然とはしていなかったので、発言内容の趣旨は変えないよう文言は変更する
  • あわせて参加者の音声は、音声合成 Amazon Polly に差し替える

実績工数

工数:6~7時間

内訳は以下のとおり:

会議の録画全体を確認して、そのうち動画化する部分を抽出する(1時間)

会議の録画は3時間だったが、うち1時間が良い話の部分だった。

会議のアジェンダで大体の時間を確認した後、録画を飛ばし飛ばし見ながら、良い話の始まりと終わりのタイミングを特定し、その部分だけトリミング(カット)で切り出した。

録画の冒頭にアジェンダがあったので、1時間位で抽出できた。

抽出した部分について、字幕を生成する(30分)

ここで環境トラブルがあって、字幕生成を完了するまでに、調査を含めて30分ほど時間がかかった。

tombi-aburage.hatenablog.jp

字幕の生成自体は数分で終わったが、字幕の精度は高くもないし低くもないというレベルだった。

動画に字幕を出すことを想定して、そのあと字幕の修正に着手した。
しかし最初の5分の字幕を修正するのに、1時間以上かかった。

話者(講演者)が話しているスピードが速いので、要約しない限りは、字幕を出した所で、追いきれない。字幕が無い方がプレゼン資料に集中できる。

結局のところ、字幕は付けないことにした。したがって実績としては30分を採用する。

画面右端の参加者の顔写真と氏名を見えなくする(30分)

ツールの標準機能で、見せたくない範囲を編集動画の外側に追い出すことができた。調査を含めて30分ほどだった。

音声の部分を中心に、動画を編集(4時間)

参加者の発言内容の修正(推敲)と、音声合成 Amazon Polly 出力への差し替えの作業となったが、参加者の発言タイミングを見極めて区切りを入れる(分割)のは切り出した動画を何回か再生しながらでないと難しかった。

発言内容を推敲するためには、前後の講演者(話者)の発言の内容を理解する必要もあり、それなりに時間がかかった。

参加者の発言内容は、音声合成が読み間違わないような感じの文章にしたので、音声合成の出力精度は高く、変換と取り込みには合計で15分以下しかかからなかった。

しかし全体としては、4時間かかった。

編集し終わった動画を流し、音声に問題が無いか確認(1時間)

映像についてはツールの出力そのままで問題ないので、画面は見ずに、音声だけを確認した。ワイヤレス・ヘッドセットで聴きながら、家事をしていたので、正味は1時間もない。