そういう、モデルなんです。

ビジネスモデル、3Dモデル、設計図、模型などの現状と動向を考察、関連書籍の紹介

黒い液晶モニター ASUS ProArt PA247CV の寸法ゲージを見やすくする

液晶モニター ASUS ProArt  PA247CV には、画面表示部分の下側に寸法ゲージがあり、目星をつけるのに便利なのだが、本体が黒いため、見づらい。

この寸法ゲージを見やすくする。

白い水性ペンで着色する

商品画像を拡大したものを見ると、地味だが液晶パネルの下部に定規の目盛りのようなものがあることが分かる。地味だ。実に地味だ。

白くして見やすくする。

手口は以前に別の黒物家電(パソコン、スキャナ)で実施した時と同じ。
見やすくはなるが綺麗ではないので、実用重視の方向けの方法だ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tombi-aburage/20210220/20210220102529.jpg

tombi-aburage.hatenablog.jp

今回は、液晶画面のはめ込み部分にインクが入らないように特に注意して作業した。
インクが薄いので、5cm置きの数値部分には厚めに流し込んだ。

このモニタの真ん中は一体どこなのか?

着手した結果、このゲージはさほど正確ではないことに気づいた。

  • 左端から5ミリ位まで、液晶画面には表示はされないが、ゲージは本体左端から無思慮に引かれている
  • 画面右端も、53.5 cm までゲージが引かれているが、右端4mmくらいは表示されていない
  • したがって中央がどこなのか、ゲージでは判定できない

このモニタでは、QuickFit という本体機能で定規 Ruler を表示できるので対比してみた。

  • やはり、左端5mmは表示範囲の外である
  • 右端は、どこが端か分かりにくいが、23マスと少しまでは表示範囲の内である

QuickFit の定規の単位は、いったい何を意味しているのか謎

モニタの解像度を変更しても、この定規の表示は変更されないので、何かについての物理的な寸法を意味しているようだ。

よくみると 23.8 マスあるようにみえる。

モニタの大きさである 23.8インチに合わせたつもりなのかもしれないが、モニタの 23.8 インチは横幅ではなく、斜めの差し渡しの長さなので、どちらにしても変な感じだ。

A版、B版の用紙の版型サイズにも該当する数値のものはない。

仕様書でパネルサイズを確認すると...

23.8"(16:9、60.47 cm)ワイド画面

とのことだったので、三平方の定理を用いて、縦横の長さを計算した。

16 x 16 + 9 x 9 = 337、こいつの平方根が 18.3576

ということは 60.47 / 18.3576 x  3.294

出ました、横幅 :52.7 cm、縦幅:29.6 cm

目算どおり、ゲージは左右に8ミリほど余計に長い。
おそらくは表示範囲(パネスサイズ)に対して、左5mm、右3mmだけ長い。

ゲージ上での中央は 26.85 cm の位置

ゲージの数値は5ミリぶん、過大ということになる。
本当のサイズが 52.7cmなので、本当の中央は 26.35 なのだが、ゲージでは 26.85 となる。この位置をゲージ上で特定すると...

ゲージの下に印字されてある ASUS ロゴの S と U の間が中央

なんとなく、そんな気はしていたが、やっぱりそうだった。
糸でも垂らしておこうか。