ファイラーと生成AIを併用して、個人の作業環境の範囲でナレッジを整理する。
- 電子書籍 Kindle、電子データのクセに横断検索できない
- 情報源も色々あるので、けっきょく整理は必要
- 書籍や白書の獲れ高は低いので、まずは量をこなす
- 専門誌とか論文は?
- 電子化しても探せないと意味ないので…
電子書籍 Kindle、電子データのクセに横断検索できない
いまさらだが、どうやら電子書籍の横断検索はできないものらしいと最近気づいた。
ChartGPT (Copilot) に聞いてみた
はい、Kindleでは電子書籍の内容を検索することが可能です。具体的な手順は以下の通りです1:
- Kindle本を開いた状態で、画面中央あたりを軽くタップしてメニューを表示します。
- 画面上部の虫眼鏡のアイコンをタップし、検索窓を表示します。
以下略するが、本を開いた状態で、その本の中身を検索できるのは当然だろうと思った。専用端末 Kindle white paper では横断検索できるらしいが、画面が大きなパソコンで出来ないとありがたみがない。
情報源も色々あるので、けっきょく整理は必要
ネットで調べると疲れるので、一般書籍で概要をつかんでから、専門誌で詳細を深堀し、だいたい分かってしまったら新聞/雑誌でアップデートする流れとしている。
- 書籍/白書 読み物になっており、終わりがあるので概要の理解に向く
- 専門誌/論文 職業的に深堀りするのに適している
- 新聞/雑誌 最新や最近の動向など差分をアップデート
書籍や白書の獲れ高は低いので、まずは量をこなす
一般書籍は、一般ウケを狙っているので、同じテーマであれば大体同じ内容となっている。しかし、そのテーマのトピックの概要を広くとらえて、章立てしてまとめてあるので効率はよい。
知っている部分は読み飛ばしながら、気になる部分はクリップしておく。
プッチンクリップが最強
書籍に傷をつけることなく、必要であれば数ページまとめてクリップできるブックマーカーとしては、プッチンクリップが最強である。
特に参考になった部分や、分かりやすい感じの図表を見つけたらクリップしておいて、全部読み終わったら、クリップした部分を電子化する。
後で調べるときに役立つ部分だけを記録する
検索キーワードや出典さえ抑えれば、ネット検索で詳細はいつでも入手できるので、ローカルに記録するのは最低限とする。
- 特に中身が濃いページだけは、ページごとスキャン
- 数行しか濃い部分がないページは、後で調べるのに必要なキーワードだけを抽出してメモ用紙に手書きで書きだしてから、メモ用紙をスキャン
- 出典が記載されていて、それを引用や要約しているだけの場合、出典の電子データ(大抵PDF)があればそれを保存。なければスキャン
手書きメモのスキャンは、字が汚いと OCR が利かないという諸刃の剣。
専門誌とか論文は?
一般書籍と異なり中身が濃いので、読み飛ばすのは難しいが、かといって理解が浅い状態でスキャンしだすと全部になりかねない。
後で探しやすいよう、目次だけスキャンしておいて、気になった記事の目次部分だけ、PDF上で目次に黄色マーカーを引き、後で記事本文を見つけやすいようにはしておく。
出版者のサイトやOPACで、目次や書誌がちゃんと掲載されていて、ネットで検索できるのであれば読書記録(書名)だけブックログに残しておけば十分なのだが、目次が間引かれている場合も多いので、スキャンしておいたほうが安心は安心。
索引が優秀な場合には、索引のほうをスキャンする場合もある。
中身が欲しければ記事を指定して購入すればよい。
- 配管技術 PDF版 | 日本工業出版(株)
PDF版も印刷版も同価格なのはいまいち - ご注文方法 - 建築技術 技術者が育て 技術者を養う 建築技術
記事単位で買えるがメールで依頼、支払も銀行振込だけという手順はいまいち
電子化しても探せないと意味ないので…
FenrirFS というファイラーを使っている
複数のパソコンから参照したいので、スキャンしたメモ・書籍やダウンロードした白書などを Google Drive に入れている。
FenrirFS のデータベースも Google Drive 上に配置し、各パソコンでは、なるべく同じドライブ名を割り当てるようにしている。
Kindle と同様、中身は検索されないようだが、分類が複数付与できて、後から変更できるだけでも御の字。
他にもあるとは思うが慣れちゃったし、移行するの面倒なので。
最近 Gemini の Google Drive 連携でPDF検索ができるらしいと気づいた
数年間、ファイラーでの分類整理だけでしのいできたのだが、最近 Gemini を試していたら、少なくもPDFは検索できるらしいことに気づいた。
つまり併用すれば、網羅率100%ではないが、気の利いた横断検索ができる。
手書きメモは、字が汚すぎるせいなのか、日本語OCR対応が未なせいなのか分からないが、今のところ検索されない。しかし、時間の問題だろう。