そういう、モデルなんです。

ビジネスモデル、3Dモデル、設計図、模型などの現状と動向を考察、関連書籍の紹介

顧客セグメント(CS)と価値提案(VP)の中身が薄い

最初にリソース(KR)、パートナー(KP)に自社製品/サービス名や自社パートナーが具体的に列挙されます。その後、顧客セグメント(CS)と価値提案(VP)が書かれはじめます。

しかし顧客セグメント(CS)はかなりざっくりしており(顧客の業種程度)、価値提案(VP)はカタログ・提案資料のセールストークの抜書きにとどまり、そこらへんで手が止まって膠着します。

製品事業部門や研究開発部門などで「売れていない製品/サービスをどういうビジネスモデルにすれば売れるか」といったテーマで検討を始めるとこうなります。

 

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製品/サービスが売れない原因は、ビジネスモデル創造手法で解決できるものではありません。端的に製品/サービスの顧客セグメント(CS)と価値提案(VP)をまず見直しましょう。

ビジネスモデル・ジェネレーションはビジネスモデル「世代」という意味ではなく、ビジネスモデル「創造」という意味です(たぶん)。

よってそれ以外の用途には向きません。

  • お客様を分析し、その声をききましょう。
  • 営業の現場を見ましょう。
  • 営業ツール(カタログ・提案資料)を担当者任せにせずレビューしましょう。
  • 製品/サービスは本当に差別化されているか競合と比較しましょう。

ビジネスモデルキャンバス BMC とか、リーンキャンバスとか、バリュープロポジションキャンバス VPC とか手法は関係なくて、とにかく起点は顧客の利用価値です。

顧客と直接話をすることもなく、利用者の人物像(ペルソナ)と顧客体験(カスタマージャーニー)を知るなんてことは不可能でしょう。

tombi-aburage.hatenablog.jp

図解ビジネスモデル・ジェネレーション ワークブック

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  • 作者:今津 美樹
  • 発売日: 2013/04/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)