玄関のドアが閉まりにくくなった。
普通に閉めると、引っかかって、完全には閉まらない。
力づくで扉を押すと、ゴスっと押し込まれて一応閉まりはするが不便だ。
非常勤の管理員は話、通じず。
マンションの管理員が階段の欄干(手すり)の拭き掃除をしていたので声をかけてみたが、土曜日だったからか、認知の怪しい非常勤の高齢おじいちゃんで、まるで話が通じなかった。
平日の管理員に相談しろとのこと。
拭き掃除しかできねぇのかよ!
来たるべき超高齢化社会の末路をここに見た気がした。
というか、これで管理料を取らないでくれよ、〇〇〇(管理会社)。
平日の管理員に相談したら、電話がかかってきた。
平日の常勤管理員に相談した。
まあ、この人も現役リタイアしたらしい高齢者なんだけど…
この2年くらいで、もう3回くらいチェンジされているので、延長雇用の対象者たちなのかもしれない。
話をしたら、そのうち担当者から電話がかかってくるとのことだった。
担当者から電話。
〇〇〇(管理会社)の工務だか工事だかの部門担当者から電話がかかってきた。
- ドアの蝶番(家と繋がっている扉の根元がわ)のネジが緩んでいるせいかもしれないので締め直してみて
確認すると確かに、4つくらいある蝶番のネジ(各4本)は緩んでいた。
ドライバーで、全部閉め直した。
ドアクローザー(扉の上にある、つっかい棒みたいな装置)にもネジがあったので、全部閉め直した。
- 扉との間のネジは緩んでおらず、回らなかった(問題なしと判断)
- 油圧装置の調整用ネジ(?)らしきものは回ったので、締めてみた
これで治ったかなと思って確認すると…
大きな音を立てて思い切り閉まるように。
まるでドアクローザーなど無いかのように、勢いよく閉まるようになってしまった。
蝶番のネジ、ドアクローザーの調整ネジ(?)を緩めてみたり試したが、
- 正しい状態に治るわけでもなく
- かといって元の閉まりにくい状態に戻るわけでもなく
この状態で固定されてしまったようだった。
担当者に電話したら、2週間後くらいに業者が見に来るということになった。
「油圧を交換」と言ってくださいとのこと。
業者が直して、普通の状態に戻った。
次回、同じ事象になったら「油圧を交換」と言えばよいとのこと。
後日、マンション全戸のポストに業者のチラシが。
数日後、マンションのポストにチラシが入っていた。
- ドアが大きな音を立てて閉まるので見て欲しいという問い合わせが多い
- そのほとんどが、ドアクローザーが寿命を過ぎ、正常に機能していないことが原因
- 耐久年数の目安は、一般の家庭では15年くらい
この業者では、
- 地域ごとにドアクローザー交換集中工事のキャンペーンを行っている
- 同一地域集中工事なので出張費を値引けるからお得
とのロジックでの売り込みになっていた。
通常価格:28,000円のところ、特別価格:20,000円とのことだった。
自分の場合には管理会社に依頼した結果、特に費用がかからなかった(多分、マンションの修繕費でカバーされた)ので、これが安いか高いかは分からない。
しかしチラシには「ご希望の方は、直接電話ください」と書いてあるので、きっと20,000円でも十分に高値の設定なのだろうと推測している。
なおドアクローザーの価格は安いものでは4000円前後、高くても1万円くらいなので、工事費は1万円以上ということになる。
業者が勝手にチラシを撒いたのか、修繕費を自己負担させたい〇〇〇(管理会社)が仕組んだ話なのか、どちらかは分からないが後者ではないかと思っている。
マンションのどこかの住戸で何か修繕があるたびに、タイムリーに他の住戸にもチラシが入るので実に疑わしい。
業者よりも先に管理会社に連絡を。
そもそもドアクローザーの修理費は誰が払うべきなのか?
業務管理主任者の資格を取得したときに、マンションの共用部分と専用部分の境界はどこかについて勉強したような気がしたので、調べてみた。
おおまかにいうと住戸の内側にあるもの(住人が触れるもの)が専用部分、外側にあるもの(触りようもないもの)が共用部分だったハズなので、扉の内側に設置されているドアクローザーの立ち位置は、けっこう微妙だ。
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- 玄関ドアは共用部分なので、管理組合の修繕費で負担
- 鍵についても同様
- ドアクローザーは規約による(規約がなければ解釈・運用による)
ということらしかった。
住人(区分所有者)の立場としては、いきなり業者に個別で依頼するより、管理組合か管理委託先会社に連絡した方がよいということになりますね。
その他の部位の修理負担
中古マンションのため、精確な築年数は知らないが
- たぶん15年め位に壊れてしまったガス給湯器は、専用部分として自己負担
これは高かった・・・ - たぶん20年め位で誤報を繰り返すようになった、インターホン兼火災警報パネルの中継器は、共用部分として管理組合負担
自動火災報知設備とインターホン設備を一体化できる、集合住宅向け自動火災警報受信機「一体盤」をフルモデルチェンジ|新着情報|アイホン株式会社
のような装置のこと。操作パネルやインタホン受話器は室内にあるが、火災警報の中継器という装置は、実は各住戸の玄関のプッシュボタン付きインタホンの内部にある。その中継器のさらに先に、マンション全体の火災警報装置があるらしい。
我が家のケースでは、誤報の原因はパネルではなく、中継器と判断され、交換になった。