Surface Pro 4 から miniDisplayPort-HDMI ケーブルでセカンドディスプレイに出力できない
- 本体は Surface Pro 4
- OS は Windows 10
- 外部ディスプレイは ASUS PB 278Q
- ケーブルは3年前に購入したミヨシDPC-4KHD30
PB278Qへの接続については、これまでは MiniDisplayPort - DisplayPort 変換ケーブルで接続していて問題はなかったので、過去にHDMI接続は試したことすらもなかったかもしれない。
Surface Pro 4 から miniDisplayPort-HDMI ケーブルでの接続の場合には、セカンドモニタ(ディスプレイ2)は認識されているのだが、アクティブにはなっていない
HDMIで接続した場合、外部ディスプレイ PB278Q は、認識はされているようなのだが、
ディスプレイ 2がアクティブではありません。
となっており表示はされない。
なおスクリーンショットは省略するが、外部モニタ(ディスプレイ 2)をレグザC310Xや、REGZA 32R1BDP にした場合も事象としては同じだった。
同じモニタを別のパソコンから DisplayPort 接続した場合にはアクティブになっており実際に出力もできているので、モニタのDisplayPort 接続端子に問題はない
別のデスクトップPCからDisplayPort接続する場合にはアクティブになっている。
Surface Pro 4 本体のメインディスプレイ(ディスプレイ1)は当然ながら認識されておりアクティブであり、もちろん画面は表示されている
メインディスプレイ、つまり Surface 本体の内部ディスプレイは
となっており、そもそも詳細設定に表示される情報の量がセカンドモニタ(ディスプレイ2)とは全く異なっている。
Surface Pro 4 本体の内蔵グラフィックチップ Intel HD Graphics 520 のデバイスドライバは2018/10のものだが、これが最新である
デバイスマネージャーで内蔵グラフィックドライバのバージョンを確認したところ、2018/10/11で更新が止まっているようだ。ドライバーの更新をしようとしたが、これ以上新しいものはないとのことだった。
念のため Surface Pro 4 の全てのアップデート情報が記載されている Microsoft のサイトも確認したが、これ以降のグラフィックドライバ更新は無いようだった。
Intel® Driver & Support Assistant (Intel® DSA)で更新できないか試したが、更新は拒否された
Intel のドライバー更新ユーティリティをダウンロードしてインストールした。
自作PCでは役に立ったツールだったのだが、Surface Pro 4 では使えなかった。
お使いのシステムでは、サポートされているドライバーやソフトウェアのアップデートはご利用できません。
製造元 Microsoft がわで魔改造されているので、そちらから入手しなさい(意訳)とのこと。もちろん、ドライバーは自動更新されなかった。2018年のままだった。
ハードウェアを正確に診断することはできるが、それ以上は役に立たないようだ。
それなら Microsoft から最新ドライバ(一式)をダウンロードしてみよう
何らかの理由で Windows Update による自動更新がされない場合には、手動で更新することもできるらしいと分かったので、手動で対応してみることにした。
プルダウンから Surface Pro を選んでサポートページに移動した。
Download Surface Pro 4 Drivers and Firmware from Official Microsoft Download Center
日付の違うファイルがいくつもあったので、とりあえず最新のものをダウンロードした。350MB弱のサイズで、なかなか大きい。
- SurfacePro4_Win10_18362_21.061.12819.0.msi
200MBを超えたあたりからダウンロードの加減速が激しく、残り2分になったり2時間になったり。インストールして再起動したが、これもまた効果はなかった。
Productwindows releasewindows ビルド番号バージョン番号 (通常はゼロ) のバージョン番号。
とのことなので、OSビルド番号と一致するものをダウンロードして適用すべきなのだが、OSビルド番号:18362 はバージョン:1903 (May 2019 Update) なので、すでに3世代前の過去のバージョン向けのものであるようだ。
同時接続されているメインPCの電源をオフ
このあたりから神頼みが始まった。
現在、PB278Qには、メインの自作デスクトップPCからDisplayPortで接続されている。
変な信号が送られているのかもしれないと疑心暗鬼になり、メインPCの主電源をオフにしてみたが、効果はなかった。
モニタの電源プラグを抜いて1分間待つ
以前、PB278Qの入力切替がうまくいかなかったときに、電源プラグを抜いて1分間、念仏を唱えてから接続したら切り替えがうまくいったことがある、ような曖昧な記憶があった。
電源プラグを抜き、念仏を唱えたが、やはり効果はなかった。
解決策 6: ディスプレイ キャッシュをクリアする
これで治ったという報告も多数あったので、いけるかと思ったのだが...これもまた効果はなかった。
HDMI接続は諦めて、DisplayPort 接続に切り戻し
そろそろ、万策尽きてきた。
色々調べていると Windows 10 が 1709 に上がったさいに外部出力が皆殺しになったことがあるらしいとのことだった。そのうち治るかもしれないので、PB278Qとの HDMI接続は諦めて、DisplayPort に戻すことにした。
- miniDisplayPort-HDMI ケーブルでは、外部液晶モニタ PB278Qに出力できない
- miniDisplayPort - DisplayPort 変換ケーブルでは、問題なく外部液晶モニタ PB278Q に出力できている
ことから、Surface Pro 4 の miniDisplayPort 端子にも大きな問題はないといえる。
ミヨシのケーブルも疑いは晴れていない
ケーブルも怪しいことは怪しいのだが、過去に投影できたという証拠が自分自身でもあるし、通販サイトの商品レビューにも映ったという報告があるので、ケーブルが悪いとも言い切れない。
- 2017年12月には Surface Pro 4 からレグザC310Xに接続して投影できた実績はあるが、2020年4月の時点ではC310Xに映らなくなっている。
- その間はほとんど使用していないので、2018年~2020年4月のどのタイミングで映らなくなったのかは定かではない。
- このケーブルは4K 対応なのだが、リフレッシュレート30Hz であり60Hzではない。Mac対応とは書いてあるが、Surface対応とは書いていない。
- Surface の miniDisplayPort 端子との接触が悪かったいうレビューもあり、実際ケーブルがぐらぐらしている。ケーブルがバカになったのかもしれない。
ヤマダ電機の店頭で市販されていた変換アダプタは4Kには非対応だった
レグザ C310X には DisplayPort 入力がないので、これに投影したいのであれば、別の miniDisplayPort - HDMI ケーブルやアダプタを買い直す必要がある。
ヤマダ電機を下見したところ、Surface 対応が明記された変換アダプタを店頭で見つけたが、出力が 4K ではなくて Full HD 止まりだったので、わざわざ購入するほどの価値はなかった。
もし Surface Pro 4 から WQHD(本稿ではPB278Q)や4K モニタ(本稿ではレグザC310X)に確実に最高解像度で出力できるようなケーブルやアダプタを発見したら購入するかもしれないが、少なくとも過去4年間、レグザ(4K)に出力する要件はなかったし、PB278(WQHD)への出力は前述のとおりDPで行えているのでマストのアイテムではない。値段で判断したいと思う。