そういう、モデルなんです。

ビジネスモデル、3Dモデル、設計図、模型などの現状と動向を考察、関連書籍の紹介

〔関連書籍〕 ソーシャルストリーム・ビジネス

これからはSystems of Record (SoR)ではなく、Systems of Engagement (SoE)の時代になっていきそうです。(Geoffrey Mooreなる方のレポートからの用語

ソーシャルメディアを利用したビジネス手法の本ですが、
BtoCビジネスにおける換金化(マネタイズ)手段についての解説もあります。
書いてあることは普通ですが、簡潔にまとまっているので参考になります。

いきなりネットで関与度の高いファン層を形成するのは難しい。
本書では、ファン層を形成していく様々な手法を紹介しており総合的。

Chapter 2 ソーシャルメディアは人を集める力を持っている

  • 質の高い投稿を初期に確保してサイトの質を高めるためには、最初はネットではなく、むしろリアルな場所からコアユーザーを獲得すべきなど、最初のファン集団を形成するコツを解説
    O2Oマーケティング、プロダクトローンチなどにも通じる手法
  • 6段階の関与モデルを紹介。ユーザーが登れる関与の梯子を作り、関与の段階ごとに適切な機能を用意すべきことを説明
    いわゆるラダー・オブ・エンゲージメント

Chapter 3 どうすれば人に行動を促すことができるのか

ソーシャルストリームを捉えてビジネスに活かす手法の説明がある。

Chapter 4 換金化手段の実装でビジネスを実現する

BtoCビジネスにおける換金化(マネタイズ)手段についての解説がある。
書いてあることは普通だが、簡潔にまとまっているので参考になった。

  • 銀行振込、コンピニ決済、クレジットカード決済、携帯キャリア課金、プリペイドカード式電子マネーEdyなどのチャージ式電子マネーPayPalの7つの手段について各1ページ程度で特徴を解説
  • 月額課金、ポイント経由課金、都度課金、物販など課金単位の特徴を簡単に説明
  • 個人課金における顧客生涯価値(LTV)を高めるために、商品単価、継続月数を高めること、CPAを下げることの重要性を説明。
  • 特に継続月数を高める方法については、コツを5点ほど紹介。
  • CPAを下げる施策については、無料集客について3点、有料集客について3点の解説がある。

    tombi-aburage.hatenablog.jp

 Chapter 7 将来に向けたデバイス&ソーシャルストリーム戦略

3つのサービス類型を例示し、簡単に説明。

  • コンテンツが成長していくサービス
  • コンテンツをフックに利用するサービス
  • 知識ナビゲート形サービス