そういう、モデルなんです。

ビジネスモデル、3Dモデル、設計図、模型などの現状と動向を考察、関連書籍の紹介

Armada 2526 Gold Edition

宇宙征服ものターン制・シミュレーションゲーム(いわゆるSci-Fi 4X)。古いゲームにしてはWindowsタブレットでもまともに遊べ、操作も簡単で進行も早い。リアルタイム戦闘は一応可能だが大抵は自動解決で済ませる。淡々と拡張・征服していくタイプ。

Armada 2525の続編とのことである。
18年ぶりに新作を出すのに、1年しか年を足さないというプロモーションセンスはナゾ。Armada 2526 - Wikipedia

ではGold Editionとは?

はっきりそうとは書いていないが、Supernovaという最新版のこと。
最新版といっても数年前のゲームなのだが。

どういう設定の宇宙征服モノか?

光速を超える星間航法の技術を、宇宙の遍歴商人が宇宙の様々な種族へ同時に売りさばいてしまったので、そいつらが同時に宇宙に進出しはじめて覇権を争うことになった、という設定らしい。

最初に技術をバラまいた宇宙の遍歴商人のことをプロメシアン(プロメテウス)と呼んでいる。

勝利条件は?

プレイヤーは18種類のいずれかの種族のリーダーとなって宇宙に進出し、他の種族に勝つことを目指す。

  • 勝利ポイントが多い種族が勝ち。勝利ポイントが付く基準は種族ごとに異なっている。
    人間の場合は住民の幸福度だが、戦闘系の種族の場合は破壊した敵の数だったりする。

Klurgu Leader

これが戦闘系の種族:Klurguのリーダー。
スタートレックでいうとクリンゴン

勝利条件は敵を殺すこと EnemyKilled。
ほかにもスタートレックでいうとボーグっぽいHoon Yonとか種族はたくさんある。

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Unn Leader

こちらは海賊系の種族(?):Unnのリーダー。

プレイ開始時点で本星がないので人口はゼロだが、
海賊1億人(?)を乗せた移動自在な海賊基地船 Pirate Base Ship、殖民船、戦闘艦3隻のセットを3つ持って開始する。

特技と勝利条件は略奪 Booty。

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ガチ戦略シミュレーションとしては、種族により戦略が異なる点が面白い点だと思うが、その魅力は伝えづらく、プロモーションビデオ、マニュアルでも一切説明されない。

  • 海賊基地船でどこにでも移動でき、人口が勝利得点にほとんど関係せず戦利品 Booty 次第である海賊 Unn の場合には、人間とはまったく異なる序盤戦略になる。
  • 同様に、普通は住めない寒冷な星系 Icy Planet を好むマンモス君 The Cryokon Federation や配当金が勝利得点になる銭ゲバ君 The Silq Combine の場合も多少異なる戦略になる。

ゲーム中でも勝利得点の比較グラフは出るが、勝利得点の内訳は分からないので、特殊な種族で勝つにはかなり修練が必要になる。

Windows 10 タブレットで遊べるか?

古いゲームだがタブレットでも遊べる。ダブルクリック操作が少々難しいが、画面左下のFinderをうまく使えばほぼ問題ない。
最初は解像度が自動調整されず、画面からはみ出して遊べなかったが、色々いじっていたら、いつの間にか治っていた。
タブレットモード、フルウインドウでも遊べるが、外交画面で数値入力ができないので、以下のような設定にしている。

  • Windowsタブレットモードではなく、デスクトップモードにする。
  • Armadaをフルウインドウではなく、ウインドウモードにする。
    一時的にBlootooth キーボードをつなげて、Alt + Enterで切り替えた。
  • タスクバーは下から上に移動させる。

なお手動での戦闘は操作面で厳しいので、戦闘は自動解決にすることが多い。

第一印象

操作性と進行

  • ゲームシステムが単純で、操作を覚えるのはきわめて簡単。
  • シナリオ、ミッション、イベントといったプレイヤーを誘導する仕組みはほとんど無い。
    キャンペーンとかも特に無く、ガチの戦略シミュレーション。
  • 黙々と定石どおりに殖民、建設、生産を進める。運にあまり左右されない硬派な進行。

見た目

星図

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  • 星系や艦隊はフリー座標ではない。左図では非表示にしているので境界は見えないが、ヘクスマップの各ヘクスに星系や艦隊が配置されている。
  • キーボードショートカットはあるが、操作はマウスで行うのが基本。

黒が基調であり、コントラストが弱いのでやや見づらいが、白にするのもアレなので仕方なし。トラベラー(RPG)の星図のような感じだと見やすいのだが.

www.travellermap.com

トラベラー(TRPG)の星図は、紙なので完全に平面だが、メリハリのついた色使いや図記号で見やすかった。その意味を覚える必要があったのは同じだが

  • 星系ごとに固有の特徴があり、それが星図上ではアニメーションや文章で表現されているが、マニュアルに解説がないので覚えなければならない(後述)。

星系

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とても豊か Very Rich な恒星系 Irradiated Planets でオールトの雲 Oort Cloud を持っており、自然遺産 Natural Wonders があるということを文章とアニメーションで表現しているつもりだが慣れないとわかるまい。

星系の特徴(例)

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小惑星帯 Asteroid Belt、オールトの雲 Oort Cloud をもち豊かさは普通 Normal である理想的な星系 Ideal Planets 。
際立った特徴として、航海の難所 Navigation Hazards があり降り注ぐ流星で表現されている。原住民 Primitives は小さな茶色の球で表現されている。他に2つの特徴があるが、それらは外観からわからない特徴という扱いなのでここではなく、星系の画面に表示されている。

建物、艦船のアイコンが中途半端に精密なドット絵になっており、やや分かりづらい。
デフォルメしたアイコンにでも変えてもらった方が呑み込みやすい気がする。
もっとも宇宙の建物、艦船は実在しないので、プレイヤーのイメージはスタートレックスターウォーズ銀河英雄伝説やらバラバラと思われるので、何が最適とは判断しづらいが。
MODを探してみたが、うまく見つけられていない。

マニュアル

PDFファイルで用意されているが、無用な装飾のせいで異常に重く開くのがつらい。
印刷したほうがいいだろう。
なお細かい説明は無いので、ヒントやツールチップを見て覚えること。

戦略はターン制、戦闘はリアルタイム制または自動解決

  • 殖民、建設、生産など戦略はターン制だが、戦闘が発生した場合にはリアルタイム制(ポーズ自由)で自ら艦船を操作するか完全に自動解決するかを選べる。
  • レビュー記事では、カッコよさげな3D戦闘画面が紹介されているが、個人的にはリアルタイム操作が面倒で完全に自動解決してもらいたい派なので、あまり興味がない。

 自分で操作するのはHomeworld2くらいの艦隊規模が限界だ...

地上戦

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突撃艇 Assault Ship から揚陸ポッド Landing Pod を降下させ、海兵隊 Marine を地上に下ろすと、地上で待ち受けている民兵 Militia その他陸軍との撃ち合いになる。
地上攻撃 Ground Attack をもつ艦艇での支援も可能。

  • ターン数はシナリオによるが500ターン位が初期設定。版図が広がっていくと、プレイヤーの思考時間が長くなるので、そこそこ時間はかかる。
  • AIは今のパソコン性能だとすぐ終わる。

オリジナル艦の設計とかは無い

RPGではないのでオリジナルの艦を設計する、武装強化するといった艦を育成する要素はない。
基本的に技術は取引されるので大差はつきにくく、戦いはおおむね数で決するが、技術開発をすれば新型艦を使えたり、効果が増したりするようになっていく仕組み。
また戦略物資の反物質、ニュートロニウムを持っていれば特別な艦が作れる。

指揮官や大臣はいない

提督、将軍、大臣、顧問といった能力ブーストの観念はない。
つまり星系や艦隊に将官を配置したり育成するマイクロマネジメント作業もない。

とりあえず何をすればよいか?

人間のように、人口や幸福度が勝利条件になっている種族では、おおむね下記のような進め方となる。

基本方針

  1. 1.星図上にある未開の星系を偵察艇(またはその他の艦)で探索して、人が住めそうならば片っ端から殖民していく。
    1つの星系を2種族で分け合うことはないので早い者勝ち。征服などの結果として2種族以上、混在することはあるが持ち主はどちらか一方。近隣に未開の星系がなくなるまではひたすら殖民を優先する。
  2. いったん殖民した後も、人口増加を自然に任せると遅いので、人口の多い星系(本星など)から輸送船で住民を運び出して合流させる必要がある。
左下のFinder検索(虫眼鏡)を使うと便利

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未居住の星の居住性や豊かさを調べるには、左から5番目の「U」を使うとよい。左図のように、居住性や豊かさの特徴ごとにいくつ該当する星系があるか表示される。クリックすると星系の一覧が表示されるので、そこで簡単に特徴や場所をチェックできる。

探索するまでは分からない

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太陽系が同じような黄色の恒星があり理想的な星系である可能性が高いが、偵察艇で探索するか、いきなり殖民するかしないと正体は分からない。
なお殖民してから暫くして判明する特徴もある

殖民

  1. 居住性が高い星に、真っ先に殖民する。収入の大半は人口に比例するため。
  2. とても豊か Very Rich、豊か Rich な星に殖民する。生産効率に比例するため。
  3. 一番遠い星に殖民する。自分が進出(偵察)できる範囲を広げるため。
  4. 他種族との最前線に殖民する。他種族が進出(偵察)できる範囲を広げさせないため。

見えている範囲で居住性が理想的 Ideal の星系を優先して殖民し、埋め尽くす。

移民

  • 自然増に任せると成長が遅い。
    殖民した星系に、母星から輸送船で移民を送り込んで人口を殖やす必要がある。
  • 輸送船を初期で5隻持っているので、最初の移民は一番近くの居住性が一番高い星系に行う。
    2回目以降の移民は母星から見て一番遠い星系に行うとよい。
  • 輸送船による移民を自動に設定することもできる。
  • 人口10になると殖民船も建造可能になり、母星以外から発進できるようになり便利。
    最前線の星系の税率は下げ、移民を送り込むとよい。

艦隊の建造

  1. 母星では、しばらくは殖民船 Arc Ship を作り続ける。
    他種族と接触した場合、1ターンでも早く殖民したほうが有利になるため。
  2. 居住に適した未開の星系がある限り、殖民船を作り続ける。
    最初に見えている周辺宙域に居住に適した未開の星系が見当たらなくなったら、偵察艇 Scout ship を1隻追加する。
    初期の1隻の正反対方面を中心に、各星系の詳細な特徴を偵察させるため。
  3. 各方面で他種族と接触し、殖民スピード競争が終わったころから輸送船を追加する。
    初期に5隻持っているので、しばらくはそれで持たせる。

施設の建設

  1. とても豊か Very Rich、豊か Rich、普通 Normal の星系には鉱山 Mine を作る。序盤は手元資金不足なので、すぐに作らなくてもよい。貧しい Poor の星系には何も作らない。
  2. 版図が拡大するにつれ、母星から移民船を出立させることが時間的に不利になってくるので、最前線に近く居住性の高い星系に造船所 Shipyard を追加する必要がある。
    母星以外は人口を7まで殖やさないと施設を追加できず、10まで殖やさないと移民船を建造できないので、輸送船をすぐに2回送って人口10以上を達成すること。最初のターンに移民船と同時に輸送船も送っておくとよい。
  3. よほど好戦的な種族でもない限り、しばらく戦争はないので、他に何も作る必要はないが、稀に、研究開発を加速する属性をもつ星系を発見することがある。この場合には、輸送船を送り込んで人口を殖やして軽工業 Light Industry や研究所 Research を建設していく。

研究

  1. 初期では土木建築研究 Construction Research の技術工業団地 Technology Complex が選ばれているが、しばらくこれを建設することはないので、高度な採鉱 Advanced Mining にでも替えておく。
  2. 研究開発の効率を向上させる特徴をもつ星系がしばしば発見される。
    その星系には特化した研究所を建設していく。
    例えば、多様な生態系 Biodiversity の星系には、バイオ研究所 Bio Rearch Lab 
  3. 研究効率が良くない分野の技術は、脅迫、和平条件を含む取引で入手する。
    種族によって苦手分野がある。またほしい特徴を持つ星系が見つからないことがある。
    なお海賊基地でどこにでも移動でき、人口が勝利得点にほとんど関係せず戦利品Booty 次第である海賊 Unn の場合には、上記とはまったく異なる戦略になる。
    同様に、普通は住めない寒冷な星系 Icy Planet を好むマンモス君 The Cryokon Federation や配当金が勝利得点になる銭ゲバ君 The Silq Combine の場合も多少異なる戦略になる。

好ましい星系の特徴

居住性は8で、理想的 Ideal

ごく一部の種族を除いて殖民に最適。他の種族に殖民される可能性がある場合には、資源が貧しい(Poor)場合でも殖民して埋めておくことが多い。
この図では、未探査なので詳細は分からないが、貧しい(Poor)だとはわかっているので、他種族に接触していないなら殖民を急ぐ必要はない。

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居住性は5で、まあまあ Habitable

殖民に適するが、貧しい(Poor)場合には殖民してもしなくてもよい。
この図では、未探査なので豊かさは分からない。オールトの雲はないが、小惑星帯はある。際立った星系の特徴が2つある

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壮大なる大自然 Amazing Wildfire

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際立った星系の特徴の一例。観光資源として観光客を引き寄せる。
マニュアルを見ると観光資源で儲けるためには旅客用宇宙港を作る必要があるらしいことがわかるが、その説明も画面に書いておいてほしい。
なお際立った特徴は他にも色々あるが、星系に殖民した後、しばらくして判明するものもある。

  • 豊穣 Fertile
    人口増加が早くなる。
  • 静謐 Serenity
    幸福度があがる。
  • 公害に強い Pollution Resistance
    工場などを立てても公害になりにくい。
  • 多様な生態系 Biodiversity、防衛何とか Defence XXX 、異星人のコンピュータ Alien Computer
    それぞれ特定分野の研究開発が早くなる。詳しくは説明を読むこと。
  • 自然遺産 Natural Wonders
    観光資源がある。

好ましくない星系の特徴

惑星ナシ No Planets

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序盤は殖民も採掘も出来ない。
探索して際立った特徴が見つかったとしても、居住できないのでありがたみは薄い。
初期の技術で作れる殖民船では殖民できないことが赤字で説明されている。

恒星系 Irradiated Planets

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居住性はゼロなので序盤においては無用の長物。
とても豊かでオールトの雲があり、自然遺産もあるので、技術開発が進めば役に立つが

金星型 Venusian Planets

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多くの場合、惑星改造が容易 Easy Terraforming という際立った特徴を持つが、居住性はゼロであり序盤では無用の長物

  • 航行危険地帯 Navigation Hazard
    星系に近づくのが低速になるようだ。出ていく方は関係ないようだ。
  • フレア Flare
    フレアが発生すると、星系から出ていけなくなるようだ。
    施設が破損することも多いので基本的に有害。
  • 原住民 Natives
    襲ってきて施設が破損するなど有害。何かいいことあってもよさそうだが。

交易について

輸出できる資源 Resource が星系にあって商業宇宙港 Commercial Space Port を建設済みであり、輸入側にも陸揚港 Landing Station が建設済みであれば、近所(23マス以内)の星系との間に交易路が確立する。

交易路の確立

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収入は輸出先の人口に応じて変わるが、輸出側の星系の Details > Income > Exports で確認できる。

なお他国との交易の場合には、外交で交易拠点を設置する必要があり、反物質とニュートロニウムの場合には輸出規制も解除しておく必要がある。

まず、星系にある資源を確認する。

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星系ごとに確認する場合には、たんに星系の画面で確認する。まとめて確認したい場合には、画面右下 Show Finder > Show Resourses より確認する。

  • 珍しい遺物 Alien Relics
    文明の遺物 Past Civilization の特徴をもつ星系にある交易資源。観光資源でもある。収入は輸入側の人口に比例する。
  • 貴重な宝石 Precious Gems
    格別な宝石 Exceptional Gems の特徴をもつ星系にある交易資源。
    収入は輸入側の人口に比例する。
    なぜ英語の表現が統一されていないのかは分からない。
  • レアメタル Rare Minerals
    同名の特徴をもつ星系にある交易資源。
    収入は輸入側の工業施設の水準に比例する。
  • 反物質 Anti-matter
    天然の反物質 Natural Anti-matter の特徴をもつ星系にある交易資源。
    収入は輸入側の防衛施設の水準に比例する。
    高度な武器の開発に必要な戦略物資なので、既定ではNeutroniumと同様に輸出規制されている。
  • 文化財 Cultural Goods
    画面に表示はされないが、他種族の住民が居住している星系から輸出できる交易資源。収入は輸入側の人口に比例する。

次に、資源のある星系に交易宇宙港を建設する。

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まず、植民地作業所 Colonist Workshop を軽工業 Light Industry に格上げする。
次に、陸揚港  Landing Station を建設し、商業宇宙港 Commercial Space Port に格上げする。

同時に、近所の星系には陸揚港を建設する。

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陸揚港を建設するまでの手順は輸出側と同じだが、商業宇宙港 Commercial Space Port に格上げする必要はない。

艦艇

駆逐艦のほうが攻撃力で巡洋艦より強いなど、しばしば直観に反する艦種名だったりするが、格別に種類が多いわけでもないので、覚えるのは難しくない。
病原菌を撒く船とか、非人道的な艦艇もいくつかある。また移動要塞のようなものもある。

偵察艇 Scout

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移動力6と高速で、宇宙塵航行 Dust Navigation Lv1、調査 Survey Lv1、2マスまでの偵察 Scan 能力がある。毎ターン動き回っている稼働率の高い艦種。
星系の居住性、外観上明らかな特徴、他国が殖民済みの星系の情報は他の艦種でも判別できるが、それ以外の特徴は偵察艇や調査船 Survey Ship でないと詳細には分からない。
なお戦闘の役には立たない。

殖民船 Ark Ship

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移動力4、殖民 Found Colony 可能。
誰もいない星系に殖民できる。初期の殖民船では居住性が高い星系にしか殖民できないが、技術開発を進めれば居住性がゼロの星系でも殖民できるようになる。

海賊基地船 Pirate Base Ship

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移動力4、基地船 Base Ship 機能あり。
海賊 Unn は最初から3隻持っており、この船の周囲の十数マスは殖民済み恒星と同様に航行が可能になる。他の種族でプレイ時にコイツ(および付属の艦艇)が居座られるとかなり目障り。
コルベット9隻でも撃破できない。

施設

軽工業、重工業と格上げしていくと、建設できる施設の種類が増える。
維持費がかかるので、星系の特徴を踏まえて最適なものだけを建設し、星系間で分業させる。
分業の結果、不要になった施設は撤去して維持費を浮かし、維持費と公害を減らすこと。

幸福度 Happiness を増やす施設

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幸福度が勝利条件になっている種族は多い。鉱業技術を開発すると、幸福度を高めることができる施設 Weather Controller を建設できるようになる。

  • 軽工業 Light Industry:公害は幸福度を低下させるが、軽工業までは公害はなく幸福度を高める施設(気候操作系、交易系)や研究所の条件にもなっているので建てておくのが基本。
  • 重工業 Heavy Industry:公害は発生するが、理想的な居住性の星系であればマイナスにはならない。人口が多くなると空き地ができるので専門研究所を4棟建てたくなるが、そのさいに重工業を建てる。その上の技術工業団地 Technology Complex は技術開発が必要だが、公害面では変わらない上、専門研究所の更なる格上げや娯楽施設の建設も可能となるので、重工業を建てたところは可能になったところで格上げしたほうがよい。
  • 研究所 Research :財政状態がよく金あまりになってきたら、専門研究所をガンガン建てる。
  • 造船所 Shipyard :豊か Rich 以上の星系のみに建てる。貧しい Poor 星系に初期に建てたものは用済みになったら撤去する。
  • 陸揚港 Landing Station :自国の星系のどこかで輸出が可能になったら、その周辺から優先して建てていく。輸出側の収入が増える。格別な宝石 Exceptional Gemsの輸入側は幸福度も+1されるようだ。

技術研究開発

際立った星系の特徴の中には、研究開発を40%加速するものがある。
このような星系には優先して移民を行い、早く4棟の専門研究所を建てられるようにすること。
初期は、鉱山技術が最優先(ただし、これには研究開発を加速する特徴はない)。
なお外交での入手に集中して、一切研究しないという戦略もあり。