そういう、モデルなんです。

ビジネスモデル、設計図、模型などの現状と動向を考察、関連書籍の紹介

船員・海員・職員・部員

複数ある海事関連のどの法律かには、船員・海員・職員・部員の定義がある。

概念的には海員・船員が船の運用にかかわる広めの用語で、職員・部員は甲板・機関・通信・事務など船員の構成の中での階級・資格を示している。

民間船舶

乗員の構成は外航(外国・国内)・内航(国内のみ)で異なり、船舶の大きさによって船員の資格や員数の要件も異なる。

船長 -  甲板職員・部員、機関職員・部員、通信長、事務部員

職員は海事技術者としての公的な資格を有する者でいわゆる責任者、部員は有しないものでいわゆる担当となっている。

旅客船・貨客船などで旅客として乗っている方々は、海員とはいわないが、乗員もしくは乗客という場合はある。

軍用艦艇

民間船舶で必要となる船員は当然必要であり、船長が艦長と呼ばれる以外、構成としてはおおむね同じ。さらには威嚇・臨検・戦闘・医療を行うための船員の配乗も必要となる。 

民間船舶と同等の役割

艦長(副長)- 航海長/航海士・航海科員、機関長/機関士・機関科員、船務長/船務士/電整士/通信士・船務科員

軍用艦艇固有の役割

衛生長・衛生科員、補給長・補給科員、砲雷長・砲雷科員、飛行長・飛行科員

司令

艦長以外に司令が座乗する場合もある。

参考文献

表紙はあっさりしているが中身は濃い。外航船の船内組織の表(P24)、外航(P134~)・内航(P142~)の業界研究などもあり参考になった。さすがは海文堂(成山堂もいいぜよ)

現役職員のインタビューがあり分かりやすかった。日本海事新聞社(編)

本稿では太平洋戦争のときからあった編成しか記述していないが、本書には海上自衛隊の艦内編成例(P202)があり第二次大戦当時には無かったであろう科員(ミサイル員とか)の種類などが分かる。

本稿の趣旨とは関係ないが、IJNにはないフリゲイトコルベットなどの艦種の説明はそれはそれで楽しく読んだ。