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植民船・殖民船・開拓船・移民船・移住船・建設船・設営船(SF)

植民船・殖民船・開拓船・移民船・移住船 Colony / Ark Ship

現代の世界ではボートピープル(小舟)くらいしか登場しないが、宇宙モノSF・ストラテジーでは、人口が飽和して環境破壊が進みきった母星から辺境の植民候補地(開拓星)に向けて国を挙げて組織的に脱出・展開すべく、居住環境や設備機材(一式)を完備して亜空間光速航行を図るこれらの船種が登場する。

その一隻だけでもとりあえずは社会を形成できるだけの数の生命体(母星の動植物環境を含むことも多い)を活かしたまま、長時間・長距離運ぶという設定なので、船体サイズは戦闘艦艇・貨物船などと比べると桁違いに巨大なものとなる。

SFではこれらの船で地球脱出して最寄の星系に行くまでの間にも数百年(数世代)かかるため、その間に船内で世代交代しながら引き籠り生活をする秩序に慣れてしてしまい、いざ開拓星を見つけて不時着しても怖いので外に出ず、相変わらず船内引き籠り生活を続けてしまうといったプロットはよくある。

しかしストラテジーでは、無人の居住可能惑星に降りた場合は判定なしで植民完了。引き篭もりなどはない。もし先住民(原住民)がいるの居住可能惑星に降りた場合は抵抗・叛乱などの判定付きとなり、植民成否が判断される。

核融合エンジンによる重力場構成システムは、長さ千メートル。三十万重量トンの船体を光速のほぼ二分の一のスピードで推進していった。八隻の宇宙船が船腹に満載しているのは、膨大な量の設営器材だった。それは地球上の中程度の規模を持つ都市ならばごく短時間に造り出すことができる量だった。一隻の宇宙船は、未知の惑星上に、精錬所を建設するための資材を積んでいた。

建設船・設営船 Construction Ship

惑星上に都市建設する植民船等とは異なり、こちらはロボット等で自動化されており、主には宇宙空間で基地などの建設・設営に特化した船となっている。工作艦のように修理ができる設定のものもある。

一般に基地を建設・設営するには、大量の資材を消費する。