Daz など他のモデリングツールで既に付与されたリグや表情モーフのキーを参照しながら CC4 標準の AccuRIG に移行する再リグ手順。自分は後続作業に iClone 8 を使ってはいないので、あまり使い道はなさそうだが。
Character Creator 4 Tutorial - Re-Rigging, Repurpose, Reduction with Advanced AccuRIG
DAZ のモデルを人物 Character としてインポートするので、前回用意した DAZ Genesis 9 の白目・禿モデルを流用した。しかし途中で CC4 自体 Gen9 には未対応らしいと分かったので Genesis 8 モデルに切り替えた。
人物 Character としてインポートする
元の FBX 形式ファイルは同じだがインポートするさいに Prop ではなく Character を選択する。チュートリアルとは違う画面が表示されたので戸惑った。
「- Characterization」ボタンを押せばこの画面は閉じることができた。
骨格 Bone を参照すると、確かに Daz の骨の名前で取り込まれていることが分かる。
AccuRIG で目安を生成 Create Guide したが、単に作り直しになっただけ
チュートリアルでは既存の骨格に合わせて目安を生成するか、新たに生成し直すか選択ダイアログで訊かれている。しかし私がやったときには別段何も訊かれなかった。
生成し直すと全部 CC4 の骨格に差し替わっただけで、手指の骨も存在しない。
もしかすると Genesis 9 ではダメなのかもしれない。
人物モデルを Genesis 8 で作り直すことにした
DAZ Studio で Genesis 8 Male を素体として、Gen 8 の素材を一揃い付けて作り直した。
癖があってちょっとハマったが、一応モデルは制作できた。
- 2つある Base MAT All Maps のうち左側の方を適用すると、何故か白目になる
- シャツ T_Shirt だけは何故か色や柄を変更できず黒のみ
これを CC4 にインポートすると、チュートリアルと同じように、元の DAZ モデルの世代を選択するダイアログが表示された。プルダウンには Gen 3/8 しかないので、それ以外は受け付けないと思われる。
やはりちょっとおかしいところはある
チュートリアルでは Aポーズのままインポートされているが、私がやったときには Tポーズになった。DAZ では Aポーズに見えているのだが。
そのためTシャツが身体に合っていない。
この状態から CC4 側で A-Pose にポーズを変えることはできるのだが、Tシャツだけでなくボクサーの方も皮膚にめり込んでしまうので妥当ではなかった。
目玉のほうは、白目のような、そうでないような微妙の眼球となっている。
これも Daz の方では普通に黒目が入っているのだが、CC4 では白い。
AccuRIG で目安を生成 Create Guide するさいの選択肢が表示された
チュートリアルと同じように、続行することができそうだ。
衣服や髪が完全におかしいが、身体の動きはまとも
もともとズレているからか、髪メッシュにウェイトが付かず、置き去りになった。
少なくとも肌を関連付け Bind Skin する前に、髪や衣服のメッシュを正しくしておく必要はあるようだ。
Daz の表情プロファイル Daz Facial Profile を取り込む
Daz Genesis 2~8 までの表情プロファイルが用意されている。
それはありがたいのだが、動画で示されたフォルダの場所が深くて分かりづらかった。
E:\Program Files\Reallusion\Character Creator 4\Program\Assets\ExternalFiles\DazResource\FacialProfile\Genesis8_Male
Eye_Blink_L/R スライダを動かすと両目を閉じたので、何らか動作する状態にはなっているようだが、詳しくは別の学習動画を視聴せよとのことだった。
モデルの軽量化はチュートリアルどおりには実施できず
Optimaize & Decimate ボタンがグレイアウトしており、押せなかった。
DAZ & POSERトランスフォーマーを使えば済む話だったと判明
公式サイトでキャラクター素体 CC3+ Base の説明文を読んでいたら、キャラクターパイプラインの機能として、Daz G3 & G8 のトランスフォーマーがあることに気付いた。
インポート直後ですでに異常だった件については、FBX 形式でインポートするのではなくて、Daz 専用のトランスフォーマーを使えば済む話だと分かった。早く言ってよ!
シーン Scene で人物 Character の構成を確認すると4つのメッシュとなっていた。
- 髪 Armani_20393_Shape
- Tシャツ T_Shirt_20728_Shape
- ボクサー Boxers_8984_Shape
- 素体 CC3_Base_Plus
Aポーズで取り込まれて、衣服の追従も概ね問題はなかったが、Tシャツの脇に少し穴が開いているかのような肌色部分があった。
髪は正面から見ると問題はなかったが、背後から見ると論外だった。
公式サイトの説明を熟読すると、Daz からのインポートに関しては、昔からけっこう力を入れているようだった。
であり、
Daz Studio キャラクターの形状、衣装、髪型、靴、マテリアルプリセットを Character Creator アセットとして保存
とのこと。