そういう、モデルなんです。

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CC4チュートリアル Re-Rigging で DAZ Genesis 9 には未対応と気づく

Daz など他のモデリングツールで既に付与されたリグや表情モーフのキーを参照しながら CC4 標準の AccuRIG に移行する再リグ手順。自分は後続作業に iClone 8 を使ってはいないので、あまり使い道はなさそうだが。

トランスフォーマー Transformer - CC3+ 使えば完璧だったわ

Character Creator 4 Tutorial - Re-Rigging, Repurpose, Reduction with Advanced AccuRIG

DAZ のモデルを人物 Character としてインポートするので、前回用意した DAZ Genesis 9 の白目・禿モデルを流用した。しかし途中で CC4 自体 Gen9 には未対応らしいと分かったので Genesis 8 モデルに切り替えた。


www.youtube.com

人物 Character としてインポートする

元の FBX 形式ファイルは同じだがインポートするさいに Prop ではなく Character を選択する。チュートリアルとは違う画面が表示されたので戸惑った。

「- Characterization」ボタンを押せばこの画面は閉じることができた。

骨格 Bone を参照すると、確かに Daz の骨の名前で取り込まれていることが分かる。

AccuRIG で目安を生成 Create Guide したが、単に作り直しになっただけ

チュートリアルでは既存の骨格に合わせて目安を生成するか、新たに生成し直すか選択ダイアログで訊かれている。しかし私がやったときには別段何も訊かれなかった。

生成し直すと全部 CC4 の骨格に差し替わっただけで、手指の骨も存在しない。
もしかすると Genesis 9 ではダメなのかもしれない。

人物モデルを Genesis 8 で作り直すことにした

DAZ Studio で Genesis 8 Male を素体として、Gen 8 の素材を一揃い付けて作り直した。

癖があってちょっとハマったが、一応モデルは制作できた。

  • 2つある Base MAT All Maps のうち左側の方を適用すると、何故か白目になる
  • シャツ T_Shirt だけは何故か色や柄を変更できず黒のみ

これを CC4 にインポートすると、チュートリアルと同じように、元の DAZ モデルの世代を選択するダイアログが表示された。プルダウンには Gen 3/8 しかないので、それ以外は受け付けないと思われる。

対応している DAZ の世代は Genesis 8/3 であるらしい

やはりちょっとおかしいところはある

チュートリアルでは Aポーズのままインポートされているが、私がやったときには Tポーズになった。DAZ では Aポーズに見えているのだが。

そのためTシャツが身体に合っていない。

なぜかAポーズになっていない

この状態から CC4 側で A-Pose にポーズを変えることはできるのだが、Tシャツだけでなくボクサーの方も皮膚にめり込んでしまうので妥当ではなかった。

背後から見ると、もはや論外といってよいレベル

目玉のほうは、白目のような、そうでないような微妙の眼球となっている。
これも Daz の方では普通に黒目が入っているのだが、CC4 では白い。

データー?

AccuRIG で目安を生成 Create Guide するさいの選択肢が表示された

チュートリアルと同じように、続行することができそうだ。

衣服や髪が完全におかしいが、身体の動きはまとも

もともとズレているからか、髪メッシュにウェイトが付かず、置き去りになった。

少なくとも肌を関連付け Bind Skin する前に、髪や衣服のメッシュを正しくしておく必要はあるようだ。

Daz の表情プロファイル Daz Facial Profile を取り込む

Daz Genesis 2~8 までの表情プロファイルが用意されている。
それはありがたいのだが、動画で示されたフォルダの場所が深くて分かりづらかった。

E:\Program Files\Reallusion\Character Creator 4\Program\Assets\ExternalFiles\DazResource\FacialProfile\Genesis8_Male

取り込んだ表情プロファイル Daz Facial Profile で目を閉じた

Eye_Blink_L/R スライダを動かすと両目を閉じたので、何らか動作する状態にはなっているようだが、詳しくは別の学習動画を視聴せよとのことだった。

モデルの軽量化はチュートリアルどおりには実施できず

Optimaize & Decimate ボタンがグレイアウトしており、押せなかった。

DAZ & POSERトランスフォーマーを使えば済む話だったと判明

公式サイトでキャラクター素体 CC3+ Base の説明文を読んでいたら、キャラクターパイプラインの機能として、Daz G3 & G8 のトランスフォーマーがあることに気付いた。

インポート直後ですでに異常だった件については、FBX 形式でインポートするのではなくて、Daz 専用のトランスフォーマーを使えば済む話だと分かった。早く言ってよ!

トランスフォーマー Transformer - CC3+ 使えば完璧だったわ

シーン Scene で人物 Character の構成を確認すると4つのメッシュとなっていた。

  • 髪 Armani_20393_Shape
  • Tシャツ T_Shirt_20728_Shape
  • ボクサー Boxers_8984_Shape
  • 素体 CC3_Base_Plus

Aポーズで取り込まれて、衣服の追従も概ね問題はなかったが、Tシャツの脇に少し穴が開いているかのような肌色部分があった。

Tシャツの脇に少し穴があるように見える

髪は正面から見ると問題はなかったが、背後から見ると論外だった。

但し、後頭部は除く…

公式サイトの説明を熟読すると、Daz からのインポートに関しては、昔からけっこう力を入れているようだった。

www.reallusion.com

Daz Genesis と M4、V4 のキャラクターアセットを高速にインポートするスマートなトランスフォーマー

であり、

Daz Studio キャラクターの形状、衣装、髪型、靴、マテリアルプリセットを Character Creator アセットとして保存

とのこと。