Windows 11 の Insta360 Studio 2023 に Insta360 ONE X2 のデータを取り込もうとしたが、USB 接続しても認識されている様子がなく、取り込めなかった。切り分けた結果、低スペックな USB-C to A ケーブルが原因だった。
USBモードをデスクトップモードへ設定しておく
PC にデータを移送するさいの最低限の設定。
下へスワイプした後、左にスワイプして、歯車アイコンの共通設定を起動した。
USBモードの一覧から、デスクトップモードをタップして設定した。
指との相性が良くないのか、スワイプが効きにくいが、何回か操作したら画面遷移してくれた。
USB C to A ケーブルをポートに挿し込む
ケーブル袋から USB C to USB A ケーブルをほじくりだした。
USB A ポートのコネクタ色が青ではなくて白なので、たぶん見た目だけは USB C だけれども、伝送速度はさして高くもない野良犬糞野郎ケーブルだと思われる。
挿し込んだぞ、といわんばかりにジャン!という音が ONE X2 方からはした。
でも、PC 側には何の反応もない。
PC 側の USB A ポートは多分10か所くらいあるので、違う場所に変えてみた。
またしても ONE X2 からはジャン!という音がしたが、やはり PC 側には何の反応もない。
普通は Windows にカメラを接続すると、USB ドライブ扱いで認識されて、DCIM フォルダが開くのだが…
どうやらカメラ側は認識しているけれど、Windows 11 側は認識していない状態のようだ。
やり方を公式のチュートリアル動画で確認
別に間違ってはいないようだ。
USB C to C ケーブルをポートに挿し込む
もしかして、野良犬糞野郎ケーブルの問題なのか?
今となっては純正ケーブルがどれだったか分からないが、現状、家にある USB C ケーブルの中で唯一仕様がラベルに貼ってあって、身元(仕様)がはっきりしている
- USB TYPE C TO TYPE C With E-Mark Cable 1.5M GEN1 5A JH REV.:A0
を使ってみた。
現在最高峰のGEN2ではないのだが、
二番手のGEN1ではあるので、
色なしの野良 USB C2A ケーブル(多分 USB 3ですらなく USB 2)よりマシなはずだ。
PC側の貴重な USB Type C ポートと、X2 カメラを、この USB C ケーブルで接続する。
こんどはあっさり Dドライブとして認識した。
ケーブルが原因だったらしい。そんなシビアな仕様なのか?
USB C になってから、コネクタ形状だけでは仕様が判別しづらくなったので、見事にはまってしまった。
データ移行できたので、USBデバイスを取り外した。
デバイスの名前は A9 Platform という大そうご立派な名前だった。
お値段もこなれてきたので、そろそろ Gen 2 ケーブルに全交換するか...
- USB PD 対応だけども 15W までのケーブル
- 100円ショップなどで安かったので買ったけど、見た目だけ USB C だけど実際は USB 2.0 の伝送速度しかないケーブル
などが残っており、こういったトラブルの火種になりそうだ。
USB 2 仕様だが USB C コネクタ形状のケーブルは、紛らわしいので、いくつかはすでに封印してある(仕様が分かるよう購入時の袋をとってあるのでそこに戻した)。
しかし、スマホやデジカメの購入時などに親切のつもりなのか時折添付されている、実際の詳細仕様が見た目で分からない野良ケーブルは野放しになっており、今回のような事故の発生源になりがちだ。
USB Gen1/2 ケーブルは、一昔前は3,000円位だったが、いまは半値位になっているので、そろそろ安全な Gen2 に交換しておこうかと思う(次のアマゾンの買い物のついでにでも)。