さまざまなスケールの模型について作成手順を解説。点景アイテム関連が詳細。
地形や建物の模型などは他書と同等レベルだが、車、鉄道車両、人物、樹木などの点景アイテムや、家具など什器アイテムの作成手順は他所よりも詳細な印象。
車、鉄道車両などはスケール別に違う作成手順になっており実用的。
3Dプリンタなどは使わず、従来手法で手作りする手順。
2章 地域・都市・まちづくり模型
点景を作る(1/1000)
- 樹木を作る(豆マップピン+スポンジのパターン)
材料:豆マップピン、ランドスポンジ極細1202(明るい緑)とランドスポンジ極細1210(濃い緑)の2色を使う。
枯れ草(ドライフラワー)を使うパターンは、縮尺1/200で紹介される。
- 屋上緑化(色紙+パウダーのパターン)
材料:緑地色の紙(キャンソン・ミ・タント480)、両面テープ、緑のカラーパウダー
- 鉄道車両を作る
硬質スタイロフォームの角棒をスプレーで黒塗りした後、面にNTラシャを張って窓(銀)、屋根や屋上機器(グレー)、台車や床下機器(黒)を表現する。
スタイロフォームを2.5mm角に切れとあるが角棒買ってきたほうが楽では...
紙通販ダイゲン NTラシャ <100> 4切判/4枚 グレー40 031660_08
- 出版社/メーカー: 紙通販ダイゲン
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
- 線路
材料:敷地色の紙(キャンソン・ミ・タント429)、歩道色の紙(NTラシャ/グレー)
カーブのうまい作り方の説明あり。
- 駅
材料:歩道色の紙(NTラシャ/グレー)5枚重ね
- 自動車を作る
スチレンボード、NTラシャ/黒で大量生産。
バス、トラック、乗用車の寸法の目安が分かる立体図あり。 - 戸建住宅群
{切妻屋根、寄棟屋根、方形屋根}3パターン×{4寸勾配、6寸勾配}2パターン×{温室付き、下屋付き、越し屋根、なし}4パターンの24パターンを作り、彩色も2パターンにして48通りの住宅を作り並べるマトリックス法。
バルコニーやウッドデッキはスチレンボードに木床色の紙を貼って作る。
らくだ色ってあるの?と思っていたら、普通にあった。
紙通販ダイゲン レザック66 <100> A4/50枚 らくだ 032010_34
- 出版社/メーカー: 紙通販ダイゲン
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
- 花壇
木工ボンドを塗ったところへパステルを削って振りかけ、仕上げは緑のカラーパウダー。これはまあ普通か。
3章 建築模型
点景を作る(1/200)
- 樹木(高木)を作る(ドライフラワー+スポンジのパターン)
ベースはおなじみカスミソウです。切って着色したあと、スプレーのりかけて、ランドスポンジを振りかけます。
- 樹木(低木)を作る
1/1000の樹木作成とほぼ同じです。
カラービーズを活用すると果樹や野菜も作れるらしいが、縮尺にあうサイズのをのはなかなか面倒...カラー粘土の方が楽かも。
点景を作る(1/200、1/100、1/50)
- 自動車を作る
1/200は1/1000と大差ありませんが、1/100はタイヤを作り込んだり色塗ったり、だいぶ加工が増えた説明になっています。 - 人物を作る
色紙を重ねて作る方法が紹介されています。ベースは肌色(ベージュ)とし、服の色の色紙を張ったのを切り抜く方法の説明。なるほどと思います。
- 石垣を作る
材料:シーナリーストーン 灰 (荒目)、緑のカラーパウダーで簡単に作れる手法の図解。 - 生垣を作る
材料:屋上緑化とほぼ同じ。 - 戸建住宅
リアルな屋根の作り方、バーゴラやルーバーについて詳細な説明が...パネェ