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e-tax、2022年2月は環境トラブルはなくスタート

今年も確定申告の季節がやってきた。

毎年必ず環境トラブルを起こしてきた e-Tax ソフトの代わりに、e-Taxソフト(WEB版)というものが登場していた。

www.e-tax.nta.go.jp

例年通り e-Tax でググって国税庁所管の e-Tax サイトに来たのだが、マイナポータルに登録済みなのであれば、そこからマイナンバーカードと公的認証でログインできるとのことなので、4回くらい画面遷移した後、デジタル庁所管のマイナポータルに着いた。

myna.go.jp

確か去年か一昨年かに、マイナポータルと e-Tax を連携させる設定まではやってあったハズなので、ここから行けるハズだ。

だが油断は禁物なので、一応昨年の記録を確認しておく。

tombi-aburage.hatenablog.jp

はっきりしないが、マイナポータルで控除証明書の連携を試していたので、多分、設定してあると思う。

すっかり忘れていたが、実は去年から e-Taxソフト(WEB版)は存在していたようだ。

Web 版では昨年度のデータ .data が取り込めない

というのが去年2021年3月の状態だったようだ。今年は、この問題が解消されていることを祈る。

マイナポータルの画面に戻る。ログインの選択肢は、

  • ICカードリーダライタでログイン
  • 2次元バーコードでログイン

となっている。

ICカードリーダライタでログインしようとしたら、Chrome のアドオンが古かったらしく、更新するように促されたので更新した。

ログインは、なんと1回で成功した。

パチパチパチ。これまでに無い偉業である。

「もっとつながる」というメニューを開くと、つながっているウェブサイトに

が表示されていた。リンクをクリックすると、e-Taxソフト(WEB版)に誘導された。

事前環境セットアップ

WEB版なのだが、やはり事前準備セットアップは必要なようだ。110.2MBとなかなかのサイズである。PDFのマニュアルもあったので、ダウンロードしている間に読む。

油断は禁物だからな。

e-Tax ソフト(WEB 版)事前準備セットアップを行うことで上記の準備が整います。

とのことなので逐一設定する必要はないようだ。

インストールするにあたり、全てのブラウザを終了しないといけないようなので、このブログも一旦ここで保存して全て終了させる。

油断は禁物だからな。

e-Tax ソフト(WEB 版)

去年インストールした時の残骸があったようで、修正インストールとなった。

JPKI

去年か一昨年だかにインストールしたものを上書きした。

インストール完了後、そのまま e-Taxソフト(WEB版)を起動するよう促されたので起動すると、サイトに遷移して環境チェックが行われた。Chrome拡張機能がインストールされていないらしい。親切にもリンクが張ってあったので、クリックした。

e-Tax AP アドオンを有効に戻す

存在していたが、無効にしてあったらしい。
そういえば自分で無効にしたわ。一年に1回しか使わないから。

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有効にしたが、環境チェックの再試行が自動的には行われなかったので、念のためブラウザを終了させて、再びマイナポータルの方から入りなおすことにした。

油断は禁物だからな。

JPKIを更新したにもかかわらず、問題なくマイナンバーカードの認証は成功した。
珍しいことだ。

特に環境チェックのエラー画面は出す、メインメニューに着いた。

さっそく申告・申請・納税を始める

見せてもらおうか、 e-Taxソフト(WEB版) の実力とやらを!

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(中略)

f:id:tombi-aburage:20220213092511p:plain

利用者情報は、すでに登録されているようだったので、すぐに申告・申請・納税を始めてよいようだった。

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作成済みデータの利用

というのがあるが、どうやらこれは、昨年度の作成済みデータを流用するという意味ではなく、保存したデータを再提出するという意味のようだった。

流用新規は

新規作成

からするのだろう。クリックしてみたら、確定申告以外の納税メニューが大量に出てきた。確定申告がどれなのか分からないが、一番上のものが怪しい。

税務署を選択した後、作成方法の選択が表示された。

2. 作成済みの申告・申請等を参照して納付情報登録依頼を作成する

というのがあるので、これを選択して昨年度のデータを指定する。

昨年度のデータは拡張子が .xtx ではなく .data だったので、指定できなかった。マジ糞。

いや、そもそもこのメニューではなかったのかもしれない。

訳の分からない他の国税ではなく、確定申告だけを行えるサイトがあるはずだ。

実は真上に確定申告書等作成コーナーに行けるボタンがあった。

後日気づいたのだが...

つい e-Taxソフト(WEB版) にばかり目が行っていただけで、実は真上に専用コーナーがあった。

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国税庁 令和3年分 確定申告書等作成コーナー

とりあえず、e-Taxソフト(WEB版)の画面はそのままにしておいて、同じブラウザの新しいタブを開いて、確定申告書等作成コーナーのサイトをググって調べて開いた。

【確定申告書等作成コーナー】-作成コーナートップ

見覚えのある画面で、

  • 保存データを利用して作成
  • 途中で保存したデータ(拡張子が[.data])を読み込んで、作成を再開
  • 過去の申告書データを利用して作成

があるので、これを押す。

このサイトと e-Taxソフト(WEB版) の関係がよくわからないが、多分同じところにいずれ行き着くのだろう。油断は禁物だが。

税務署への提出方法を選択してください。

というメニューで、e-Tax に合流しそうな予感がしてきた。

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ここで NEW を選ぶ奴は素人だ。キラキラしているけど逆に怪しい。

今現在、自分の環境で確実に動作しているマイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)の一択である。操作を進めると「マイナポータルと連携する」という巨大な深緑のボタンに到達した。

マイナポータルの利用者登録や「もっとつながる」等の事前設定を完了している方が対象です。

やってありますとも。去年。

ボタンかと思ったら、巨大なチェックボックスだった。

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右下の「次へ進む」ボタンを押さないと次には進まない。押した。

マイナポータルアプリは更新しないで良さそうだ。

まだアプリが必要なのか?

クリックするとダウンロードされたが、ファイル名に (3) が付与されたので、過去にダウンロードしたことがあるようだ。

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2021/11/20 の日付のものと、バージョン 19.1.0 が同じなので、再インストールは必要なさそうだ。

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マイナポータルに画面遷移した。

マイナンバーカードとICカードリーダでの認証を通過すると

マイナポータル及びe-Taxへの認証が完了しました。
『次へ』ボタンをクリックすると、確定申告書等作成コーナーへ移動します。

となった。

次に、e-Taxの登録状況を確認します

となり、おそらく昨年登録された登録情報が表示された。別に問題はない。

所得税の過去の年分の確定申告書データを読み込みます

前置きが長かったが、やっと去年のファイルを指定できる画面になった。

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マイナポータルから情報を取得するかどうか訊かれた。もちろん否やは無い。
さっさと取得してこい。

取得できるものとして

- 確定申告書作成に必要な控除証明書等情報
- 医療費通知情報

とのことだった。そんなものマイナポータルに入っているのか?
まあ入っていれば持ってくるという程度の期待値で考えておけば落胆することも無いだろう。クリック。

「医療費通知情報」を

    保険診療審査支払機関

から取得できたようだ。もし医療費の明細が入っているなら、これはありがたい。
毎年100枚以上、家族全員分を手入力しているからな…

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続いて家族分(被代理人)の情報を取得しますか。

とまで出た。しかし

マイナポータルで家族分(被代理人)の情報を取得する設定をしていますか。

と出るので、家族分を取り込むためには、先に設定しないといけないらしい。

ヘルプを見ると

配偶者や子など親族の控除証明書等をマイナポータル連携で取得する方法について

とあり、代理人設定をするヘルプに到達した。二度とこのヘルプに到達できないと困るから張り付けておく。

代理人 / 代理人を設定する / 代理人を新規登録する | 使い方

マイナンバーカードさえ手許にあれば、家族分を自分が登録することができるらしい。
代理人本人が登録する手順だったら死んでいたな…

マイナポータルで代理人登録を行おうとしたが、できない。

確定申告書コーナーの画面はそのままにしておいて、代理人登録を行う。
タイムアウトする前に終わらせたい。まずはマイナンバーカード全員分をかき集める。

パスワード(4桁の数字)は委任者のものを入力してください

とあるので、つまり自分(代理人)のパスワードではなく家族のパスワードが必要となる。とりあえず子供分のマイナンバーカードを乗せて続行してみた。

委任者確認に失敗しました。委任者になる方のマイナポータルの利用者登録が必要です。トップページよりマイナポータルの利用者登録を行った後、再度委任者の登録をしてください。(エラー番号:ED6520)

電子証明書による委任者確認に失敗しました。何度も発生する場合はお手数ですがお問い合わせください。(エラー番号:ED6515)

家族全員、マイナポータル利用申請している状態にしないと、ダメみたいだ。

確定申告のタイムアウトが怖いので、取り込まずに続行することにする。

ぶじ収入金額・所得金額の入力画面に到達した。

源泉徴収票xmlデータがあれば、それで取り込めるらしい。
しかし紙の源泉徴収票しかないのが現実っ....!

これがデジタルトランスフォーメションの敗者の現実っ....! 動かしようもない事実っ!

ということで例年通り、手入力と相成った。

ふるさと納税のデータ取り込みは、すぐにはできない。

例年は、

寄附先等から交付された証明書等の入力

から寄付証明書を手入力していたが、今年からは、ふるさと納税サイトからのデータ連携ができることになっていたハズだ。

ふるさとチョイスからの xmlデータがあれば、取り込める。

www.furusato-tax.jp

を確認すると、データ提供の申し込みをした後、

1~2営業日後に電子ポスト画面からダウンロードする

という手順らしかった。このまま継続できないので、いったんデータを保存して、確定申告は中断する。

ふるさと納税のデータ提供依頼を行っておく。

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マイページ>チョイススマート確定申告をクリック。

して依頼するとメールが届くので、「チョイススマート確定申告ページ」

1~2営業日後に電子ポスト画面からダウンロードする

とのこと。

数日後、データが準備できた旨のメールが来た

支出した寄附金のデータを xml 形式でダウンロードすることができた。

 

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ファイル指定して入力するだけで、明細すべてが自動取り込みされる。これは楽だ。

いちおう郵送されてきた寄付金受領証明書との突合せを行い、漏れはなかった。
しかしその過程で、昨年度の寄付金受領証明書(おそらく申告漏れ)が数枚発見されたのは残念だった。

家族のマイナポータル利用登録を行っておく。

そもそも電子証明書が入っているのかどうかも不明だったが、マイナンバーカードでのログインはできたので、大丈夫なようだった。

ついでなので、代理人を登録しておく

家族の登録を行ったので、ついでに、家族の画面の方から、自分に対して代理人登録を行っておく。今度はエラーも出ずに成功した。

医療費情報一覧、対象期間が2021年9月以降のものしかないらしいぞ

自分の医療費通知情報については、さきほど自動連係されたのだが、マイナポータルの画面では、2021年9月以降の明細しか確認できない。

確認する診療年月を入力してください。(最大3年11か月)

開始年月は2021年9月以降を指定してください。
毎月11日頃に前々月に診療した情報を追加更新します。

つまり、8月以前の明細はマイナポータルにはないようだった。

とてもミスリーディング。

8月以前の領収書は手打ちしないといけないかもしれない。

e-Tax の入力方法の選択(医療費控除)画面で確認すると、

書面の医療費通知を利用して入力する
※ 「xmlデータ」と「書面」の医療費通知を両方利用される場合は、先に「xmlデータ」を読み込んでください。

という選択肢がある。これを選択すると、

医療費通知の利用について既に【医療費通知データを読み込んで入力する】にて入力が行われています。
入力内容を全て削除して、【書面の医療費通知を利用して入力する】の内容により上書きしてよろしいですか?
(TA-W756a02)

となり、綺麗に削除される仕様らしかった。

どのみちデータ自体が信頼できないし、世帯全員のデータですらないので、昨年と同様、全て手入力とする。医療費自動取り込みは設定だけしておいて来年からにしよう。

医療費の領収書から入力して、明細書を作成する

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はぁぁぁぁぁぁ!領収書100枚手打ち!あたたたたったたたたたた