そういう、モデルなんです。

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e-tax、2021年3月も環境トラブルからスタート

コロナで期限が1か月延びたが、そろそろ確定申告やらねば。

昨年もトラブルからスタートしたが、今年もさっそくトラブル発生。

tombi-aburage.hatenablog.jp

いつもどおり、

  • カードリーダのNFCポートのエラー

が発生したが、慣れているので即座にソニー Sony のサイトから TypeB ドライバをダウンロードして、これはすぐに解決した。

勘違いして e-tax (Web版)をインストールした

Windows 版を発見できず、適当にインストールしたら Web版だった。
Chrome アドオンが盛大にクラッシュしたが、ブラウザを再起動したら一応使える状態にはなった。幸先がよい。

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しかしながら Web 版では昨年度のデータ .data が取り込めないので、Windows 版の e-taxソフトを探し直してインストールした。

e-Taxソフト が新しいソフトウェアのインストールを構成中です。という画面のままインストールが終了しない。

令和も3年になるのに、相変わらず半角カナ文字の素敵な「キャンセル」ボタンを押しても終了しない。右上のバツボタンもグレイアウトしていて押せない。 

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タスクマネジャーで強制終了したいが、インストーラのプログラム名すら見つからない。どこまでクソなんだ!このソフト。

仕方ないので Windows ごと再起動するしかなかった。

再起動したらデスクトップにアイコンが出来ていたが動作はしない

アイコンをダブルクリック。
するとバージョン情報を取得しています。と告げられ、だいぶ待たされた。

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「プログラムの応答を待ちます」を選んで、しばらく我慢していたら完了。
その後、国税庁からの長い長いお知らせが表示された。

しかしその後、以下のとおり

バージョン確認オプションの変更に失敗しました。(レジストリ取得エラー)

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バージョン確認:SC00J080 の画面が表示された。

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「バージョンアップ」「追加インストール」のボタンがあったので、「バージョンアップ」ボタンを押したら、追加インストールの方に誘導された。分かっているなら、最初から自動判定してくれよ。

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その後もエラーが出て「共通プログラムをバージョンアップ」せよとのご指導があったが、到底信用できるものではなかったので、e-tax ソフトを完全に削除してダウンロードからやり直すことにした。

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e-Tax と名の付くアプリを2つとも削除

Windows のアプリと機能からアプリを削除する。まずはこれ。

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Web版はインストールに成功しており動作確認もとれていたが、いったん削除。

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既障害らしく、いちおう国税のサイトに対処方法らしきものがあった。

その後、ぐぐったら国税庁のサイトにFAQがあり、この事象について記載があった。
もうアンインストールしたので、とりあえず関係はないのだが。

www.e-tax.nta.go.jp

対処方法の内容が、これまた酷い。

レジストリキーの削除?隠しファイルを表示させて消せ?正気か!?

去年もやったハズだが省略せず、前から順に全てやっていく。

e-Taxソフト以外にも、初期設定を支援するプログラムが2本ある。

www.e-tax.nta.go.jp

先程は省略した下記の初期設定手順を今回は実施し、特に問題はなかった。

  • ルート証明書等のインストール
  • 信頼済みサイト及びポップアップブロックの許可サイトへの登録

 続いて再び、

  • e-Taxソフトのダウンロード

を行って再インストールを試みた。

振り出しに戻った orz

もうこの辺で、フラストレーション Max。

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互換性モードでインストールしたが、当方では解決せず

結局のところ、国税の指図どおり、レジストリキーの削除、隠しファイルを表示させ削除など、一連のリカバリ手順を全てをやったが、それでも治ることはなかった。

同じようなトラブルに遭遇した方のサイトを参照したが、当方の環境では、残念ながら解決に至らなかった。

ameblo.jp

去年のデータは使えないのが痛いが、Web版でやるしかない...

アンインストールした e-Tax (Web版)を再インストールした。
こちらは特に問題なく動作する。

会計監査院は、この e-taxソフトの発注・検収の国側責任者を確認の上、このソフトの開発に無駄に費やされた国費についても責任を追及すべきだ。

確定申告用の e-taxe-tax ソフト(WEB版)は別のものらしい?

何とかして昨年のデータ .data を読み込ませる方法はないものかと思って、あらためて e-tax のやり方をぐぐったところ、e-Tax (Web版)ではなく、去年も使った確定申告の サイトに行き着いた。
www.e-tax.nta.go.jp

こちらのサイトは数年来、使い慣れた見覚えのある画面だし、去年のデータも使えるように見えるので、e-Tax  (Web版) を使うのは止めてこちらで進める。

そもそも e-Tax  (Web版)は、あらゆる税目が選べるようになっており、確定申告のためのものではないように思えた。

去年と同じ確定申告書等作成コーナーから「令和2年分事前セットアップ」という、去年と年度だけが変わった事前準備セットアップをダウンロード

見覚えがあるぞ、この感じ。正しいのは、こちらだったのか!

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途中でChrome 拡張機能アドオンを2つインストール するように要請された。

このうち、マイナポータルAPについては既にChrome拡張機能が登録済みだったのでスキップしたら、準備セットアップの最後に、マイナポータルAPは古いからバージョンアップしなさいと指導された。

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更新ボタンを押したら以下のページに誘導された。
マイナポータルAP拡張機能をいったん削除した後、再び追加し直した。

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サイトの説明をさらによく読むと、実は拡張機能以外に、マイナポータルAPインストーラで何かをインストールすることが必要だったらしい。

いったい幾つダウンロードさせるんだよ。まとめとけよ。
インストーラの作り方、知らないのかよ。

マイナポータルAPをインストールした後、Chrome 再起動したらOKに

やっとマイナンバーカードによる認証ができるようになった。

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去年と同じ画面で、去年のデータも読み込めた。

去年も一昨年も使った「確定申告書等作成コーナー」の画面で、去年のデータ .data を読み込ませることができた。

どうやら e-tax (Web版)というやつは、単なる罠だったようだ。紛らわしい。

操作を進めていくと、生命保険料や住宅借入金の証明書を取り込める(ように見える)画面が表示された。おぅ、気が利くじゃないか。

さすが電子行政!これぞ e-政府の神髄!

しかし面倒なことに、マイナポータルからデータを取得することに、逐一、本人確認が必要であるらしい。

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同意して本人確認をする操作を行ったのだが、

マイナポータルの利用者フォルダが開設されていないため、控除証明書等を取得できません。
利用者フォルダの開設は、 別画面 こちら から設定してください。
(RT00201E - FCSM00200-0010-0415)

同意もしたし本人確認もしたんだから、一緒に開設してくれればいいのに…

別画面「こちら」をクリックしてマイナポータルサイトに行き、利用者登録を行った。

戻ってきた後、もう一度、全く同じ操作をやり直した。さきほど同意して本人確認を済ませたのに、もう完全に忘却されたらしく、全ての操作をやり直し。

いったい何回、マイナンバーカードの認証をさせるつもりか。イラつく。

そして今度は、また別のエラーとなった。

控除証明書等の選択
控除証明書等一覧(令和 2 年分)
マイナポータルが民間送達サービスと連携されていないため、控除証明書等(民間情報)を取得できません。
民間送達サービスとの連携は、 別画面 こちら から設定してください。

マイナポータルから取得可能な控除証明書等がありません。控除証明書等の発行者に、控除証明書等がマイナポータル又は民間送達サービスへ格納されているか、ご確認ください。
控除証明書等の発行者の一覧は、別画面こちらから参照可能です。

 「マイナポータルが民間送達サービスと連携されていない」って何だよ!

同意もしたし本人確認もしたんだから、一緒に連携も設定してくれればいいのに…

別画面「こちら」をクリックして、マイナポータルサイトに行った。
しかし、いったい何をすれば民間送達サービスと連携させることができるのか、まるで分からなかった。

ぐぐったところ、以下のような説明が見つかった。

  • 3 マイナポータルと民間送達サービスの連携
     マイナポータルから、「もっとつながる」機能を利用して、民間送達サービスのアカウントを開設します(〔Q8〕参照)。

はっきり書いとけよ! 「もっとつながる」機能を使えと!

マイナポータルの「もっとつながる」をクリックしたら、繋ぐ画面が出てきた。

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こいつらのどれ1つとして「民間」ではないと思うけど、そのあたり如何?

一番上の「国税電子申告・納税システム (e-Tax)」だけ繋いでおいた。

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これでいけるだろう。

でも何故かうまくいかず、データを取り込めないままループした

同意と本人確認を何十回となく行った。
何度も。何度も。でも取得できないと言い張られ、全く同じエラー。

控除証明書等の選択
控除証明書等一覧(令和 2 年分)
マイナポータルが民間送達サービスと連携されていないため、控除証明書等(民間情報)を取得できません。
民間送達サービスとの連携は、 別画面 こちら から設定してください。

マイナポータルから取得可能な控除証明書等がありません。控除証明書等の発行者に、控除証明書等がマイナポータル又は民間送達サービスへ格納されているか、ご確認ください。
控除証明書等の発行者の一覧は、別画面こちらから参照可能です。

「マイナポータルと連携しない」を選ぶ外なかった...

この様子だと、全く解決のめどが立たない。
昨年までと同様、源泉徴収票に書いてある数字をベタで書き写すことにした。

本当に酷い。ありとあらゆるUXが最悪だ。

多くの国民が無駄な時間を使わされたことだろう。

来年に続く

tombi-aburage.hatenablog.jp

追記:翌年2022年になっても、無駄な時間を使わされた。

上記の記事は2021年の話だが、2022年になっても大して改善されていなかった。
源泉徴収票からの転記の方がまだマシである。

tombi-aburage.hatenablog.jp