ステレオミキサー経由の音声認識がされない。
Youtube 動画や Geforce Experience 画面録画で再生した音声を Windows 10 のサウンドミキサーを経由して Google ドキュメントへ流し込み、自動的に文字起こしをさせるという手法を試していたのだが、なぜかサウンドミキサー経由の音声認識がされない。
USBヘッドセットのマイクで自分がしゃべった場合には、音声認識されて Google ドキュメントへの文字入力が正しく行われるのだが・・・
Realtek Audio Console の実体が神隠しに合っていた。
サウンド設定を色々調べている中で、Realtek Audio Console というアプリが Windows メニューにあったのに気付いたので、そこでサウンド周りの設定を変えてみようと思ったのだが、Windowsメニューにアイコンはあるのに、プログラム本体は消失しているか壊れているかしているらしくて、起動することができなかった。
そういえば数か月前は、ミニプラグにヘッドセットを接続するたびに、サウンド設定のアプリが立ち上がっていたが最近見ないな…
まあいい・・・見つからないなら再インストールずればすむこと…
Realtek Audio Console の検索ワードは Realtek Audio Control という謎
と思って Microsoft Store に「Realtek Audio Console」と入力してアプリを検索したが見つからない。Google検索で調べると、ふざけた情報が見つかった。
Microsoft Storeでは、「Realtek Audio Console」は「Realtek Audio Control」と表示されます。
Microsoft Storeから、「Realtek Audio Control」をダウンロードしたり、アップデートしたりしても、インストールされるのは、「Realtek Audio Console」です。
同じ名前を付けろよ…ありがとう富士通Q&A。
Realtek Audio Control はクソアプリとの痕跡多数
しかし「Realtek Audio Control」で検索しても、やはり見つからなかった。
ところが上記の富士通Q&Aに張り付けられていた「Microsoftから入手」画像をクリックすると、Windowsストアの当該ソフトウェアのページに直接行くことができた。
しかしファイルをダウンロードすることはできたが、その後エラーが出て、インストールはできなかった。
「この問題を報告する」で報告した後、下の方に書いてあったこのソフトの評判を見てみると、最悪の評判だった。
「ゴミ」「ブルースクリーン」「カス」、その他にもトラブル事例がゾロゾロ…
ジサクール : Realtek Audio Console(Control)が起動しない不具合と再インストール
その低品質故に、Realtek Audio Control は既に Windows Store 上で亡き者にされていたようだ。
Realtek Audio ドライバを最新化すると、いいらしいとのうわさが
Reddit で検索したら似たような障害報告事例があった。そこから辿っていって Lenovo のサイトを見ると、オーディオ・ドライバを更新したところ、Realtek Audio Control (Console) の障害が治ったという報告があった。日付は 2020/12/27 とのこと。
My model had a audio driver update; 12/27/2020. Fixed the issue.
自分の自作PCのドライバを調べてみたら、それよりも1年以上前のものだった。
デバイスマネジャーから「ドライバーの更新」を行おうとしたが、すでに最新だと言い張られて更新できなかった…
Realtek Audio ドライバの最新版はどこにあるのか?
それではドライバの最新版はどこからダウンロードすればいいのか?
さらに調べると
の3種類くらいのダウンロード先があるようだった。
Intel サイトからのダウンロードを試みたが、Realtek は更新されず…
自作PCなので、さすがに Lenovo サイトからのダウンロードは適合しないだろうと思われた。怪しいサイトも嫌なので Intel のサイトに行くと、そこには Intel のドライバー更新をするための専用ツール「ドライバーサポート・アシスタント」とかいうものがあった。
藁にもすがる気持ちで、ダウンロードして実行した。
インストールは完了した。
発売を押すと、自動的にマシン構成がチェックされ、最新化すべきドライバがリストアップされた。が、その中には Realtek (オーディオ)関連のドライバはなかった。
Intel のチップセットに関するドライバーしかカバーしていないらしい。
残念ながら、ハズしたようだ。
まあコレはコレで、せっかくなので更新しておくことにした。
Windows Update で Windows 10 ごと最新版に更新
本題に戻り、Realtek のドライバ探索の旅を続けることにした。
Windows Update から更新できないかと思ってやってみたが、Realtek のドライバは更新プログラムの候補に表示されなかった。
しかし、Windows 10 そのものがバージョン 20H2 に更新できる状況になっていた。
ちょうど2日前に、かなり古いタブレットPC の Windows 10 を手動で 20H2 で更新したのだが、このPCは比較的新しいので、自動的に更新対象に選ばれたらしい。
・・・OS 丸ごとやってみるか。だいぶ迷走してきたが。
ステレオミキサー経由の音声認識は相変わらずされない。
Windows 10 そのものを更新したが、もともとの問題は解決しなかった。
当たり前といえば当たり前だが。
Nahimic Mirroring Device ってなんだ?
サウンド設定をいじっていたら、Nahimic Mirroring Device というデバイスがあったので、Nahimic が何なのかを調べてみたら、これもマザーボード(MSI)のオーディオに関連するものらしい。
Nahimic3 をダウンロードしようとしたら Page not found だったが、Nahimic2 はダウンロードページが存在していた。
タスクバーの常駐プログラムの中に、Nahimic というものがあったので起動してみると、Nahmic is not installed (インストールされていない)とのことだった。
…もしかしてコレが原因か?
インストール Install を押すと、Microsoft Store に飛ばされてアプリがダウンロードされてインストールされた。
インストール直後には以下のようなエラー画面が表示されたが、再起動すれば治りそうな説明だったので、すぐさま再起動した。
Nahimic とかいうサウンド設定が色々出来るアプリが起動
再起動が終わると、Nahmic が起動できるようになった。
音声入力や出力を調整できるイコライザ的なソフトのようだ。
音声を明瞭にするなど調整ができるらしい。
これはこれで別の意味で使い道はありそうだ。しかし、今回の問題には関係なかった。
マザーボードのサポートページに最新ドライバがあった。
Nahimic のドライバやアプリは見つかったが、肝心の Realtek Audio のドライバやアプリは、まだ見つかっていない。
もしかしてチップの型番で検索すれば、何か見つかるかも?と思ってマザーボードの詳細仕様を見て、Realtek のどの型番のチップを搭載しているのか確認したところ、Realtek ALC1220 Codec とのことだった。
Realtek® ALC1220 Codec
- 7.1-Channel High Definition Audio
- Supports S/PDIF output
しかし Realtekのサイトをいくら探しても、ALC1220 用ドライバなどは見当たらなかった。見つかったものは 2017年が最新。どうやら、このサイトでのサポートは停止しているらしい。
・・・ということは、Realtek 自身ではなく、マザボ・PCメーカーなどがサポートすることになっているのでは?と思ってマザボのサポートページを覗いてみたら…
ありました。わずか2週間前 2021-02-04 の最新ドライバが。
そういえば MSI Live Update 6.0 が半年前に異常を起こして、アンインストールしたままになっていたな…そのせいでマザボ関連のドライバやソフトウェアは一切、更新されていなかったらしい。
とりえあず Realtek HD Universal Driver をダウンロード。
ついでに今後のために、Live Update 6.0 の代替物が提供されていないかも探してみたが、相変わらず見当たらなかった Not Found のでこちらは諦めた。
しかし 2021-02-04 に更新されたようには見えない・・・
デバイスマネジャーの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」の Realtek (R) Audio のドライバの日付は 2020/12/22 となっており、1年位新しいバージョンには差し変わったが、2021/02/04 にはならなかった。
サウンドミキサー経由の音声認識は相変わらずされない。
もしかして治ったかも・・・と思って、再びステレオミキサー経由での音声入力を試したが、やっぱり、もともとの問題は解決していなかった。
全世界で Realtek トラブルが発生している(いた)らしい。
色々調べてみると、ちょうど2週間ほど前くらいから、全世界で Realtek Audio Console が使えなくなった / 消えた / 再インストールもできない事件が起きていたらしい。
これは、解決するまで待っていたほうがよさそうだ。
もともとの問題と Realtek Audio Console には何の関係もなかった。
ドライバが原因ではないのではないかと思って、さらに色々調べてみた。
結論としては、音声出力を外付けの液晶モニタ(スピーカーが内蔵されているDisplayPort / HDMI /DVI モニタ)にしていたことが問題だった。
外付けの液晶モニタへ音声出力する場合、それは NVDIAのグラフィックボード経由で行われているので、Realtek のチップを経由していないためのではないかと推測している。
Realtek Audio Console のことは忘れることにした。
もともとの問題は解決したので、金輪際 Realtek Audio Console やドライバには係らないことにした。時間の無駄。
1年半後、ひそかに復活を遂げたようだ。
Windows 10 を再インストールした後、マザーボードのサポートサイトから Realtek HD Universal Driver をダウンロードしてインストールしたら復活していた。
ほとんど何の機能も有しないアプリ過ぎてワロタ。